• レジデントノート:がん診療の考え方・進め方〜患者と向き合うための基礎知識
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レジデントノート 2010年10月号 Vol.12 No.9

がん診療の考え方・進め方

患者と向き合うための基礎知識

  • 堀之内秀仁,奥坂拓志/編
  • 定価 2,000円+税
  • 2010年9月 発行
  • B5判
  • 156ページ
  • ISBN 978-4-7581-0504-0
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各がん種の標準的な治療戦略と経過に加え,患者・家族とのコミュニケーションや痛みへの対応,抗がん剤の作用機序についても丁寧に解説.複雑で難しいと考えられがちな“がん診療”の全体像がつかめる内容です!

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序文  (一部抜粋)

 「common disease」というと,高血圧(国民の5割弱),糖尿病(国民の1割以上),などが念頭にあがります.一方,「34万4,000人」,この数字は心疾患(17万9,000人),脳血管疾患(12万1,000人)をはるかに超える,悪性新生物の年間死亡者数です.平成21年の人口動態統計によれば,総死亡数は114万4,000人とされており,国民の3割ががんという病名で亡くなる時代が到来しています.

 実際,がんの専門施設でなくとも,病棟には少なからずがんと診断され治療を行っている患者さんが入院しています.感冒,高血圧,糖尿病といった疾患が一般人口での頻度の通りに訪れる外来診療とは異なり,入院診療ではそれらの疾患は影をひそめ,むしろがんを「common disease」として意識せざるを得ない状況になっています.

 今回の特集では,国立がん研究センターで日夜がん患者の診療にあたっている医師を執筆陣に迎えました.まずはがん診療の基本ともなる患者とのコミュニケーションや疼痛緩和,そして抗がん剤の作用機序について学びます.そのうえで各論では,各種のがんについて治療の全体像(病期分類,標準治療,治療成績,予後)をつかむことができるように解説しました.これまで臨床腫瘍学をまとまって勉強する機会に恵まれなかった方,あるいは,入院の際に担当するだけでは患者さんの治療経過全体がつかみにくいと思っている方,まずは今回の特集を一読してみてください.読み終えるころには,病棟で担当するひとりひとりのがん患者さんの診療に必要な「コモン・センス」が身についているはずです.そして,がん診療の魅力を感じてさらに勉強したいと思われたら,専門病院での研修に挑戦してみてください.

特集

がん診療の
考え方・進め方
患者と向き合うための基礎知識

編集/堀之内 秀仁,奥坂拓志
特集にあたって【堀之内 秀仁/奥坂拓志】

【総論-まず知っておきたいこと】

1. がん医療における患者・家族とのコミュニケーション【山田 祐/清水 研】
2. 痛みへの対応を知ろう【前田隆司/的場元弘】
3. 抗がん剤の種類と作用機序を整理しよう【堀之内 秀仁】

【各論-各がん種への対応を学ぶ】

1. 肺がん患者を診る【堀之内 秀仁】
2. 乳がん患者を診る【小野 麻紀子/勝俣範之】
3. 消化器がん患者を診る 食道がん,胃がん,大腸がん【河野晶子/中島貴子】
4. 肝がん,膵がん患者を診る【森実千種】
5. 小児がん患者を診る【牧本 敦】
6. 血液がん患者を診る【棟方 理/丸山 大】

コラム

求められる腫瘍内科医!【近藤俊輔】

連載

実践!画像診断Q&A-このサインを見落とすな

2日前から右上腹部痛を訴える70歳代男性【森下博之】
前胸部痛を主訴とする47歳男性【山口哲生】

なるほどわかった! 日常診療のズバリ基本講座 Part 2

第34回  研修医のための 知っておきたい医療制度のはなし【金井伸行】

スナップ診断で切り抜ける!救急外来

第7回 腹 痛【横江正道】

よく使う日常治療薬の正しい使い方

病態に応じた膵炎治療薬の使い方【花田敬士/飯星知博】

脳と心と眠りのプライマリケア

第2回 不眠症 -眠れません-【三上章良】
コラム 「睡眠」を真に理解した「脳」のプライマリケア【堀 有行】

Step Beyond Resident

第99回 甘いのはお好き? Part4 -高血糖緊急のcontroversy-【林 寛之】

<エッセイ> 対岸の火事、他山の石

第109回 余命1カ月の花嫁【中島 伸】

ただいま後期研修中!

『総合診療科 in 川崎 -東京と横浜の狭間で-』(川崎市立川崎病院内科 総合診療科)【荻野 尭】
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