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概論:元祖1細胞解析のフローサイトメトリーに大転換が起こりつつある スペクトル方式とnanoFACS解析

A revolution is underway in flow cytometry, the original single-cell analysis technique. Spectral analysis and nanoFACS analysis
清田 純,山本拓也
Jun Seita1)/Takuya Yamamoto2):国立研究開発法人理化学研究所生命医科学研究センター統合ゲノミクス研究チーム1)/国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所難病・免疫ゲノム研究センター(CiDIG)プレシジョン免疫プロジェクト2)
10.18958/7737-00036-0006032-00

フローサイトメトリーは,1細胞解析の元祖として約50年前に誕生し,免疫・がん研究などに貢献してきた.近年,蛍光のスペクトル全体を測定することにより50色を超える同時解析を可能にするスペクトル型フローサイトメトリーや,細胞よりも小さいナノ粒子レベルでの解析を可能にするnanoFACSが登場し,細胞解析や創薬に革新をもたらしている.

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