手術動画とシェーマでわかる 外傷外科手術スタンダード
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手術動画とシェーマでわかる

外傷外科手術スタンダード

  • 日本Acute Care Surgery学会/編,真弓俊彦,大友康裕,北野光秀,益子邦洋,山下裕一/編集委員
  • 2012年11月14日発行
  • A4判
  • 291ページ
  • 付録:DVD
  • ISBN 978-4-7581-1727-2
  • 定価:15,400円(本体14,000円+税)
  • 在庫:あり
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救急医,外科医必携!外傷外科手術の戦略と手技がわかるテキスト.カラー写真約180点,シェーマ約200点,手術動画約180分,他に類を見ない充実したビジュアル決定版で,手術手技がしっかり理解できる!

目次

1章 外傷外科治療総論

1.外傷外科の治療概念【益子邦洋】

  • 外傷外科の特徴
  • 外傷患者のプレホスピタルケア
  • 多発外傷の特徴と優先順位
  • Damage control 戦略とdamage control resuscitation
  • おわりに

2.周術期管理【齋藤伸行/真弓俊彦】

  • 重症外傷患者の病態生理
  • 救急室における治療戦略
  • 周術期管理の実践

3.出血性ショック時の大動脈遮断手技【松本 尚】

  • 緊急開胸と大動脈遮断
  • IABO
  • おわりに

2章 外傷ごとの戦略と手術手技

A.頸部

1.頸部損傷【角山泰一朗/藤田 尚】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点

B.胸部

1.開胸時のcritical decision,ダメージコントロール【溝端康光】
  • 適応と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • その後の管理
2.大血管損傷【本竹秀光】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • 周術期管理
3.心損傷,心膜開窓術【飛永 覚/明石英俊/坂本照夫/田中啓之】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術のアプローチ
  • 手術手技
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
4.肺・肺血管損傷,肺門部遮断【平 泰彦】
  • 診断と戦略
  • 開胸手術の適応
  • 緊急時の気道確保
  • 手術体位と開胸における皮膚切開
  • 肺損傷に対する手術術式
  • 肺門部処理,肺門部遮断
5.気管・気管支損傷【栗本義彦/渡辺 敦】
  • 診断と戦略
  • 保存治療選択の可能性
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
6.食道損傷【田中寿明/藤田博正】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
7.横隔膜損傷【疋田茂樹/坂本照夫/森 眞二郎/高松学文/高須 修/山下典雄】
  • 診断と戦略
  • 手術手技
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
  • おわりに
8.胸郭損傷【加地正人】
  • 診断と戦略
  • 手術手技
  • IVR のポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点

C.腹部

1.開腹時のcritical decision【大友康裕】
  • 術前のcritical decision
  • 開腹時のcritical decision
  • おわりに
2.ダメージコントロール 久志本成樹
  • 重症外傷に対する外科治療:定型的術式からdamage control surgery への転換
  • Damage control surgery の実際
  • Open abdomen management
  • Abdominal compartment syndrome
3.肝損傷【北川喜己/梛野正人】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
4.膵損傷【栗栖 茂】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR・内視鏡治療のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
5.十二指腸損傷【袴田健一】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
6.脾損傷【村尾佳則/横山恵一/松島知秀/丸山克之/坂田育弘】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点
7.胃・腸管・腸間膜損傷【北野光秀】
  • 診断と戦略
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
8.腎・尿管・膀胱損傷【金子直之】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技と管理
9.血管損傷【横田順一朗】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • IVR のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点

D.骨盤部

1.骨盤骨折【小林誠人】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • 手術手技
  • TAE のコツとポイント
  • 周術期管理のポイント
  • 長期的な注意点

E.末梢血管

1.四肢の主幹動脈損傷【岡本雅雄】
  • 診断と戦略
  • 手術のタイミング
  • IVR のコツとポイント
  • 手術手技
  • 周術期のポイント
  • 長期的なポイント

3章 外傷外科手術に必要なその他の手技・トピックス

1.救急室での開胸術と開腹術【阪本雄一郎】

  • 初療室における緊急手術の適応
  • 救急室開腹術
  • 救急室開胸術
  • 重症肺損傷に対する救急室における緊急処置の概略と注意点

2.外傷における内視鏡手術の応用【山下裕一】

  • 適応
  • 内視鏡ビデオカメラ装置とエネルギーデバイス
  • 胸部外傷
  • 腹部外傷
  • 小児
  • まとめ

3.外傷外科におけるIVR のポイントとコツ【船曵知弘】

  • 外傷におけるIVR の種類
  • TAE(経カテーテル的動脈塞栓術)
  • 血管形成術

4.デブリードマン,植皮【河野元嗣】

  • デブリードマン
  • 植皮術
  • デブリードマン,植皮に関連した最近の進歩

5.外傷外科手術のチームアプローチ 渡部広明

  • 外傷外科(外傷診療)におけるチームの重要性
  • チームワークとその構築
  • おわりに

6.外傷外科トレーニングコース【久志本成樹/山内 聡/佐藤格夫】

  • はじめに
  • 各コースの概要紹介(背景,目的とコース内容)

付 録〈 日本外傷学会臓器損傷分類2008 〉

第2章-C-3 肝損傷 より

3 手術手技

1. まず一時的な出血コントロール

1)吸引

効率的な吸引は肝の手術では生命線といっても過言ではない.肝外傷の手術ではまず腹腔内に溜まった凝血塊は手で掻き出し,かつ大きな乾タオルや2本の吸引管を用いて血液を吸引除去し,いかに早くドライな術野を確保して直視下に肝の損傷の状態と出血点を明らかにするかが重要である.

2)用手的圧迫止血

開腹後,肝が損傷し出血している部位がわかれば,まずは大ガーゼもしくはタオルを用いて直接損傷部位を用手的に圧迫止血する.裂傷が大きい場合には,両手で裂傷を閉じるように圧迫するとよい(図5).用手的圧迫止血でも一時的な止血が得られないときは,再度体勢を整えて同様に施行するか,もしくは圧迫している部位以外の,例えば肝静脈損傷,肝後面下大静脈損傷などの合併を考慮し,圧迫部を背側や中心側に持ってくるとコントロールできることがある.裂傷が比較的小さい場合は両手の指で肝断端をはさんで持ち,圧迫止血する(図6).

  • ※この立ち読みでは,図の画像データを掲載しておりません.予めご了承ください
  • ※下記動画にはBGMがございますのでご注意ください
  • ※下記動画では,上記立ち読み以降の本文に該当する以下の部分もご覧いただけます
  1. 肝露出,授動
  2. 止血のための手術手技
  3. 肝切除
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