スマホで読める実験医学
550円

多発性硬化症・視神経脊髄炎のバイオマーカーと治療標的の探索

Exploratory study for identification of biomarkers and therapeutic targets in multiple sclerosis and neuromyelitis optica
山村 隆
Takashi Yamamura:Department of Immunology, National Institute of Neuroscience, NCNP(国立精神経・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部)
10.18958/6941-00001-0000006-00

ヒト免疫学(Human Immunology)は,健康の維持や疾病の予防・治療に直結している.研究目標を達成するには,健常者・患者検体および臨床情報を用いた解析が必須であるが,これこそがヒト免疫学の推進力になっている.多発性硬化症(multiple sclerosis,MS)の研究では,ヒトT細胞研究が1980年代後半にはじまり,さまざまな試行や臨床試験によって多数の治療薬が開発された.その多くがヒト免疫学の成果であり,他のさまざまな領域の進展に寄与している.本稿では,MSや視神経脊髄炎におけるバイオマーカーと治療標的の探索に関するわれわれの研究成果を紹介し,未解決の問題や研究手法などについて問題提起を行う.

精密医療,バイオマーカー,多発性硬化症,視神経脊髄炎

この記事は有料記事です

(残り約7,300文字)

  • 【スマホで読める実験医学】多発性硬化症・視神経脊髄炎のバイオマーカーと治療標的の探索
    550円