科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック

  • 児島将康/著
  • 2016年08月29日発行
  • A5判
  • 327ページ
  • ISBN 978-4-7581-2069-2
  • 定価:3,600円+税
  • 在庫:あり
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実例をもとにした78caseを通して,審査委員の受取り方と改良の仕方を丁寧に解説.悩み・あるあるに対し,経験豊富な児島先生がアドバイスを贈ります.“申請書の書き方”に特化・充実した,ベストセラーの姉妹書

目次

はじめに

本書の構成・利用法

1章 総論

case01 これで完成!? 文章が下手で申請書の内容が頭に入ってこない

case02 「目的」がわかりにくい

case03 図がわかりにくい

case04 箇条書き表記の種類が多すぎてわかりにくい

case05 概要と本文で研究項目の数が揃っていない

case06 美しくない申請書は読む気になれない(1)

case07 美しくない申請書は読む気になれない(2)

2章 研究目的(概要)

case08 必要な内容が十分に書かれておらずわかりにくい(1)

case09 概要とはいえ中身に乏しく具体的でない(1)

case10 「背景」の記述が十分でなく解決すべき課題をつかみにくい

case11 「目的」「背景」が分断されてわかりにくい(1)

case12 唐突なはじまりで読みにくい

case13 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(1)

case14 一文が長くて読みにくい

case15 概要を概要として書けておらず読みにくい(1)

case16 概要を概要として書けておらず読みにくい(2)

case17 「目的」が埋もれていて見つけにくい

case18 科研費の目的としてふさわしいか(1)

3章 研究目的

case19 「①研究の学術的背景」の解説が長すぎてわかりにくい

case20 「①研究の学術的背景」に一般的な情報がなくわかりにくい

case21 「②何をどこまで明らかにするのか」がわかりにくい

case22 「③当該分野における本研究の〜」がわかりにくい

case23 研究能力がアピールされていない

case24 「検証する」「開発する」だけでは目的としては不十分

case25 具体的に何を指しているかがわからない

case26 指示代名詞が何を指しているのかわかりにくい

case27 強調したい部分が目立たない

case28 「目的」「背景」が分断されてわかりにくい(2)

case29 簡潔に書かれすぎて内容がわかりにくい

case30 研究項目が多すぎて何をしたいかが散漫に見える

case31 この研究ならではの特色がわかりにくい(1)

case32 「独創的」という表現を安直に使っている

case33 表現が控えめすぎて実現できるのか不安

case34 科研費の目的としてふさわしいか(2)

case35 科研費の目的としてふさわしいか(3)

4章 研究計画・方法(概要)

case36 必要な内容が十分に書かれておらずわかりにくい(2)

case37 方法論は具体的なのにわかりにくい

case38 概要とはいえ中身に乏しく具体的でない(2)

case39 概要を概要として書けておらず読みにくい(3)

case40 概要なのに内容が多すぎる

case41 概要なのに余分なスペースがある

5章 研究計画・方法

case42 内容が少なすぎる

case43 年度ごとに計画の詳細しか書かれていない

case44 研究項目ごとに計画の詳細しか書かれていない

case45 回りくどい表現,なくてもよい表現がある(1)

case46 具体的に何を指しているかがわからない(理系の例)

case47 具体的に何を指しているかがわからない(文系の例)

case48 アンケート調査やプログラム作成の内容がないのでイメージできない

case49 データ分析が種類だけで内容がないのでイメージできない

case50 論文発表・学会発表・本の刊行は研究計画や方法としてふさわしいか

case51 たくさんの項目を文章だけで説明しようとしていてわかりにくい

case52 この研究ならではの特色がわかりにくい(2)

case53 研究項目ごとの「予想される結果と意義」がなく概要がつかみにくい

case54 なぜ海外調査が必要なのかがあいまい

case55 締めの言葉がなく内容が印象に残らない

case56 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(2)

case57 前欄に戻らないと記号や略語の意味を確認できない

case58 計画通りに進まないときの対応を考えていない印象を受ける

case59 誰に相談するかがあいまい

case60 (若手研究)「本研究を遂行するうえでの具体的な工夫」が書かれていない

6章その他

case61 「準備状況および発信する方法」で独りよがりな表現が目につく

case62 「研究経費」に必要性が書かれていない

case63 「人権の保護及び法律等の遵守への対応」が中身に乏しく具体的でない

case64 強調スタイルがいくつもありどこが重要かわからない

case65 図や画像が何を示しているのかわからない

case66 写真が不明瞭で意図がよくわからない

case67 図表の文字が小さくて読みにくい

case68 論文から流用された図は申請書ではわかりにくい

case69 回りくどい表現,なくてもよい表現がある(2)

case70 主観的な表現,刺激する表現が目につく

case71 略語の種類が多すぎて把握できない

case72 なぜ最新あるいは流行の機器を使うかがあいまい

case73 時事問題への配慮が足りない

case74 表記が異なっており同じものを指すか違うものを指すかがあいまい

case75 「関連性」「関係」をもつものは何かがあいまい

case76 「AとBを用いて,CとDを行う」はわかりにくい

case77 雑なレイアウトで整った感じがしない

case78 不適切な接続詞を使っている

補遺:「申請書を書く,添削する」基本

付録1:セルフチェックリスト

付録2:インデックス別アドバイス一覧

付録3:申請分野別関連case早引きリスト

索引

申請者のギモン

ひらがなと漢字

フォント

長い語句

外来語

模式図か計画表か

リバイス中,in press

図の配置 その1

図の配置 その2

行間

(続)行間

図の解像度

タイトル風

フォントの大きさ

(続)フォントの大きさ

見出しの工夫

図の情報の向き

成果の公開

学会参加

わかりやすい図に その1

わかりやすい図に その2

わかりやすい図に その3

わかりやすい図に その4

雇うという記述

成果の発信法

強調 その1

強調 その2

強調 その3

強調 その4

スペースがないとき

字下げ

書評・感想
  • 膨大な申請書の事例が集類され、審査委員に「読ませる」申請書を書くポイントを、わたくしたち読者に「読ませる書籍に仕上がっております。きっと、多くの研究者にとって、力強い味方になる書籍になると確信します。

    私大・教育学部・教員

執筆者プロフィール

児島 将康 先生(久留米大学 分子生命科学研究所)

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1988年宮崎医科大学大学院博士課程修了(医学博士).日本学術振興会特別研究員を経て,'93年国立循環器病センター研究所生化学部室員,'95年より同室長2001年より久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門教授.

「毎回のように採択されている人はどんな申請書を作っているのだろうか?」という疑問から,あらゆる研究者の申請書を調査し,書き方のノウハウを培ってきた.2009年に「実験医学」誌でコーナーした「科研費獲得の方法とコツ」のあまりの人気から翌年には書籍として発行.爆発的にヒットし,その読者は理系文系を問わない.全国の大学・研究機関からセミナーを依頼され,応募シーズン前後には20件近くをこなす.申請書の添削指導も行っており,指導された人の採択率は6〜7割にも.姉妹作として『科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック』を2016年刊行.

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