心腎相関の病態理解と診療
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心腎相関の病態理解と診療

  • 磯部光章,佐々木 成/編
  • 2008年02月01日発行
  • B5判
  • 292ページ
  • ISBN 978-4-7581-0642-9
  • 定価:6,380円(本体5,800円+税)
  • 注文不可
    在庫:なし
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心血管病や透析患者の増加を背景に注目の「心腎相関(心腎連関)」.高血圧,CKD,メタボリック症候群,糖尿病など,生活習慣病の診療にも役立つ知識と戦略を第一人者が解説.専門医から一般医家,若手医師までお勧めです.

目次
発刊に当たって【磯部光章,佐々木 成】

第1章 今,なぜ心腎相関か

1.心腎相関:パラダイムシフト 【磯部光章】
2.注目を集める慢性腎臓病CKD【佐々木 成】

第2章 病態の探究と課題

1.腎循環における血流調節【伊藤貞嘉】
2.心機能低下による腎機能障害【平田恭信】
3.慢性腎臓病における心血管疾患
1)心不全【絹川真太郎,筒井裕之】
2)動脈硬化 【磯部光章】
3)血管石灰化 【清水岳久,田中 亨,倉林正彦】
4)脳卒中 【永田雅治,二宮利治,清原 裕】
4.急性冠症候群と心腎相関 【清野精彦】
5.透析患者の心血管疾患 【庄司哲雄,西沢良記】
6.貧血 【渡辺 誠,保坂 望,秋澤忠男】
7.腎機能と脂質代謝 【安藤亮一】
8.高血圧における心腎合併症 【八田 告,木村健二郎】
9.糖尿病性腎症と心血管疾患 【井上謙太郎,和田 淳,槇野博史】
10.心腎相関におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の役割【野堀 潔,伊藤 宏】

第3章 心腎機能の評価

1.GFR測定法と推算式【今井圓裕,堀尾 勝】
2.腎機能の血清学的評価と尿所見【内田俊也】
3.慢性腎臓病患者における心機能の血清学的診断【蔦本尚慶,堀江 稔】
4.冠動脈硬化の評価【原 和弘】

第4章 心腎保護を意識した診療戦略

1.心腎保護の大規模臨床試験 【山本貴信,磯部光章】
2.造影剤腎症 〜機序,予防,治療など〜 【芳賀貴章,磯部光章】
3.慢性腎臓病患者に対する経皮的冠動脈インターベンション 【伊苅裕二】
4.腎血管性高血圧の診断と治療 【藤野貴行,長谷部直幸】
5.心腎保護を目指した薬物療法
1)高血圧治療 【山野 繁,斎藤能彦】
2)糖尿病性腎症治療 【佐中 孜,山中智恵,佐藤まどか,伊田陽一,米田雅美】
3)利尿薬 【鈴木章古,木村玄次郎】
4)ACE-I/ARB 【内田信一】
5)抗アルドステロン薬 【吉村道博】
6)β遮断薬 【宮城島賢二,平光伸也,木村 央,上田友哉】
7)カルペリチド 【安村良男】
8)HMGCoA還元酵素阻害薬 〜スタチン〜 【浦 信行】
索引
書評・感想

腎疾患患者においては心血管イベントが多く,一方,心血管疾患患者が腎疾患を合併すると予後が加速度的に悪くなる.近年,心血管疾患と腎疾患の連鎖,すなわち心腎相関という概念が注目されるようになってきた.実際,循環器の日常診療では,腎機能が低下した患者においては心不全の管理が困難で,さらに透析に至った患者では冠動脈をはじめ全身に高度の動脈硬化性病変が形成され,治療に難渋する.一方,適切な血圧のコントロールを行うことにより,心保護とともに腎保護も可能であることも示されている.このように循環器内科医にとっては,これまで以上に腎疾患の病態の理解が必要となっており,臨床の視点から総合的に解説したテキストがあればと常々考えていた.

今回,それに応えてくれるテキスト「心腎相関の病態理解と診療」が東京医科歯科大学の磯部教授と佐々木教授の編集により出版された.早速手元に置き,利用させてもらっている.まず,本テキストは豊富な図表により大変読みやすいレイアウトになっている.さらに,日常診療で我々が知りたいと思うテーマが取り上げられ,その領域の第一人者により臨床に役立つように解説されている.日頃から臨床を重視されている両教授の姿勢がよく表れている.本テキストは循環器内科医や腎臓内科医のみならず,実地医家や研修医にも役立つ内容となっており,私共の病棟にも本書を1冊備えた.

(評者)教授 池田宇一(信州大学大学院循環器病態学)

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