格段にうまくいくEVTの基本とコツ〜症例でわかるデバイスの選択・操作とトラブルシューティング
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格段にうまくいくEVTの基本とコツ

症例でわかるデバイスの選択・操作とトラブルシューティング

  • 横井宏佳/編
  • 2011年08月05日発行
  • B5判
  • 334ページ
  • ISBN 978-4-7581-0745-7
  • 定価:9,350円(本体8,500円+税)
  • 注文不可
    在庫:なし
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EVT初心者にも熟練者にもおすすめの入門&実践マニュアル.豊富な図や写真による手技の解説,デバイスの使い分け,症例ごとの戦略などが役立ちます.トラブルシューティング,PCIと比較したアドバイスもあり!

目次

第1章 下肢動脈

§1 基本

1.下肢動脈のカテーテル検査【横井良明】
  • 末梢血管造影装置
  • vascular access
2.下肢動脈の血管造影【横井良明】
  • 腸骨動脈領域
  • 大腿膝窩動脈領域
  • 膝窩動脈
  • 膝窩動脈以下の領域
3.血管内治療の適応【中村正人/宇都宮誠】
  • 観血的血行再建の適応
  • 跛行肢か重症虚血肢か
  • TASC Ⅱ
  • 大動脈腸骨動脈領域
  • 大腿膝窩動脈領域
  • 膝下動脈領域
4.バイパス手術の適応【三井信介】
  • 腹部大動脈・腸骨動脈領域
  • 大腿膝窩動脈領域
  • 下腿動脈領域
5.ガイドワイヤーの種類と選択【小林智子/中村 茂】
  • ワイヤーの構造
  • 病変とワイヤーの選択方法
6.EVT デバイスの種類と選択【井上直人/鈴木健之】
  • バルーンカテーテルの基礎知識
  • ステントの基礎知識
  • アテレクトミーデバイスの基礎知識
7.治療エンドポイントの決め方【中村正人/宇都宮誠】
  • 腸骨動脈領域
  • 大腿膝窩動脈領域
  • 膝下動脈病変
8.末梢動脈疾患(PAD)の薬物療法【横井宏佳】
  • 間欠性跛行
  • 重症下肢虚血
  • リスクファクターの管理
9.術後フォロー【宮下裕介】
  • 跛行症状
  • 重症虚血肢

§2 実践(単純病変)

1.腸骨動脈【宮本 明】
  • アプローチ部位(穿刺部位)
  • ガイドシースの基本操作
  • ガイドワイヤーの基本操作
  • EVT デバイスの操作方法
症例提示
  • 両側総腸骨動脈病変に対するEVT時に動脈解離を広汎に生じた一例
2.浅大腿動脈【飯田 修/岡本 慎】
  • 穿刺部の選択について
  • ワイヤーの選択
  • 治療デバイスの基本操作
  • 浅大腿動脈TASC Ⅱ A, B 病変に対する血管内治療
症例提示
  • 間欠性跛行を認める左浅大腿動脈狭窄への血管内治療
3.膝下動脈【中村正人/宇都宮誠】
  • 重症下肢虚血(CLI)の位置づけ
  • 適応と問題点
  • 穿刺部位
  • 膝下動脈の解剖
  • ガイディングシースの選び方
  • ガイドワイヤーの選び方とアプローチ法
  • バルーンカテーテルの挿入法
  • EVT が終わったら
症例提示
  • 炭酸ガス造影を用いた血管内治療
4.トラブルシューティング【曽我芳光】
  • 血管破裂
  • 末梢塞栓
  • ガイディングシースのクロスオーバー困難
  • バルーンカテーテル通過困難
  • ステント挿入困難例
  • 標的病変以外の血管穿孔
  • 止血デバイス使用後の動脈閉塞
  • 動静脈シャント
  • 造影剤腎症予防(等浸透圧造影剤)
  • ステント血栓症
症例提示
  • 外腸骨動脈の高度屈曲例にシース挿入後,血管破裂を生じた1例(67歳,男性)
  • ステント再閉塞例にバルーン拡張を行い末梢塞栓を生じた1例(69歳,男性)
  • 対側へのワイヤー挿入困難例
  • 高度石灰化によるバルーンカテーテル不通過例(66歳,透析患者)
  • マイクロカテーテルによる血管穿孔(79歳,女性)
  • 止血デバイス使用後の閉塞
  • 膝窩動脈穿刺後に動静脈シャントが形成された症例
  • 浅大腿動脈ステント留置後に急速閉塞を繰り返した1例(65歳女性)

§3 応用(複雑病変)

1.腸骨動脈慢性完全閉塞【舩津篤史/中村 茂】
  • アプローチ方法
  • 腸骨動脈慢性完全閉塞病変でのワイヤリング
  • 合併症に対する準備と対処
症例提示
  • 上腕動脈からの順行性アプローチと同側大腿動脈からの逆行性アプローチで治療を行った左外腸骨動脈慢性完全閉塞病変
2.大動脈慢性閉塞(Leriche症候群)【飯田 修/土肥智晴】
  • 両方向性アプローチ
  • ガイドワイヤーの操作
  • ステント留置および後拡張
3.浅大腿動脈慢性完全閉塞【平野敬典】
  • 順行性アプローチ
  • 両方向性(順行性+逆行性)アプローチ
症例提示
  • 膝窩動脈を穿刺(槍逃げ法)にて両方向性アプローチを行った症例
4.膝下動脈慢性完全閉塞【浦澤一史】
  • 順行性アプローチ
  • 経側副血行路アプローチ
  • 逆行性アプローチ(遠位部動脈直接穿刺)
症例提示
  • CLI の症例に対して複数回のEVT を行い救肢しえた1例【中村正人/宇都宮誠】
5.急性下肢動脈閉塞【曽我芳光】
症例提示
  • 巨大血栓による大動脈遠位端閉塞で発症した急性動脈閉塞例
6.大動脈・腸骨動脈分岐部病変【曽我芳光】
症例提示
  • ステント留置後にプラークシフトを認めた大動脈・腸骨動脈分岐部病変
7.腹部大動脈狭窄【曽我芳光】
症例提示
  • 両側間欠性跛行を主訴に来院された腹部大動脈狭窄
8.Non-stentingゾーン(膝窩動脈)【曽我芳光】
症例提示
  • 間欠性跛行を主訴に来院した膝窩動脈閉塞症
9.遺残坐骨動脈【曽我芳光】
症例提示
  • 重症下肢虚血により発症した遺残坐骨動脈を有するPAD患者
10.膝窩動脈外膜嚢腫【曽我芳光】
症例提示
  • 血管内治療を繰り返した後,診断に至った膝窩動脈外膜嚢腫

§4 画像診断の活用

1.IVUS活用法【川﨑大三】
  • IVUS の概略
  • 基本の手技方法
2.体表エコー活用法【宮本 明】
  • エコーガイド下EVTのセットアップ
  • エコーガイド下穿刺
  • エコーガイド下ワイヤリング
  • エコーガイド下ワイヤリングの実際
  • EVT治療効果の評価
  • EVT合併症に対するエコーの有用性
3.CTAの活用【川崎友裕】
  • CTA の特徴を知る
  • 治療におけるCTAの活用

§5 他科との連携

1.診療科の枠を超えた連携【横井宏佳】
  • 循環器科単独時代のPADに対するEVT
  • 血管外科開設後のPADに対するEVT
  • 下肢末梢血管チームの副次的効果
  • 新病院での血行再建センターの開設
  • 診療科の枠を超えた連携の意義
2.形成外科との連携【浦澤一史】
  • 当院におけるCLI症例の治療体制
  • 局所感染を伴うCLI症例の治療
  • 治療中の虚血再燃に対する対応

第2章 腎動脈

1.腎動脈のカテーテル検査【宮下裕介】
  • 腎動脈の位置を知る
  • 至適造影剤量
  • 造影のタイミング
2.腎動脈造影所見の読み方【宮下裕介】
  • 腎動脈造影検査のピットホール
  • 腎動脈の有意狭窄の必要条件
3.血管内治療の適応【宮下裕介】
  • 腎動脈形成術の問題点と適応
  • 現実的な適応の検討ライン
4.腎動脈のカテーテル治療【山下武廣/筒井裕之】
  • 術前管理
  • 穿刺部位とシースの選択
  • ガイディングカテーテルの選択・基本操作
  • ガイドワイヤーの選択・基本操作
  • ルーンカテーテルの基本操作,ステントの留置
  • 治療エンドポイントの決め方
  • 術後の抗血栓療法
  • 術後フォロー
症例提示
  • アンギオ像による腎動脈狭窄評価の限界を示す実例
5.トラブルシューティング【原田 敬】
  • 腎動脈穿孔
  • 末梢塞栓
症例提示
  • 外傷性腎損傷に対してカテーテル治療で止血を行った症例
  • ガイドカテーテル操作中に生じた末梢塞栓事例

第3章 鎖骨下動脈

1.鎖骨下動脈狭窄症に対するステント術【横井良明】
  • 血管造影
  • 血管内治療の適応
  • 鎖骨下動脈ステント留置術の適応(鎖骨下動脈狭窄に対する)
  • アプローチ
  • 手技の実際
  • 合併症
2.症例【横井良明】
症例提示
  • 冠動脈バイパス術後に発見された左鎖骨下動脈狭窄
  • 左上肢の労作時疼痛を主訴とした左鎖骨下動脈閉塞

第4章 頸動脈

1.脳血管動脈のカテーテル検査【伊苅裕二】
  • 脳血管動脈のカテーテル検査の基本事項
  • 正常造影所見の読み方
2.頸動脈のカテーテル治療【伊苅裕二】
  • 血管内治療の適応
  • 実施基準
  • 頸動脈のカテーテル治療
  • トラブルシューティング
症例提示
  • 冠動脈虚血を残したままCASを行った例

第5章 その他のインターベンション

1.下肢静脈インターベンション【近藤克洋】
  • 治療の概略
  • 実際の治療の手順
2.透析シャントのインターベンション(1)末梢血管シャント【堀田祐紀】
  • 上肢静脈の解剖を知る
  • 透析シャントの狭窄出現部位と原因
  • 透析シャントの血管内治療の目的
  • 透析シャント血管狭窄または閉塞病変評価の血管造影方法
  • 透析シャントのインターベンション治療の施行時期
  • 末梢部の透析シャント病変治療の基本手技
  • 特殊な病変または合併症への対応
3.透析シャントのインターベンション(2)中心静脈【堀田祐紀】
  • 透析シャントの中心静脈病変の病態と原因
  • 中心静脈病変に対する血管内治療の目的
  • 中心静脈病変の血管造影および評価方法
  • 中心静脈病変のインターベンションの適応と禁忌
  • 中心静脈病変治療の基本手技
  • 特殊な病変または合併症への対応
  • 中心静脈病変に対するステントの選択と薬剤
  • 中心静脈血管穿孔への対応
  • 再狭窄の早期発見
症例提示
  • バルーン拡張にて再狭窄を繰り返した右腕頭静脈の慢性完全閉塞症例
  • 右鎖骨下静脈慢性完全閉塞症例
  • 左腕頭静脈の慢性完全閉塞症例
  • 大動脈弓および右腕頭動脈からの圧排による左腕頭静脈狭窄症例
4.大動脈瘤に対するステントグラフト【前田剛志/太田裕貴/黒澤弘二/大木隆生】
  • 腹部大動脈瘤に対するステントグラフト(EVAR)の基本
  • 胸部大動脈瘤に対するステントグラフト(TEVAR)の基本

Tips & Tricks

  • サポート力をあげるマイクロカテーテルの選び方
  • 自己拡張型ステントでステント端に狭窄が生じた症例
  • 跛行症状治療のフォロー期間と項目
  • 重症虚血肢治療のフォロー期間と項目
  • 大腿動脈穿刺困難例に対する穿刺法
  • ガイドシースのクロスオーバー法
  • 膝窩動脈アプローチ
  • 屈曲部のExpress LD stent通過法
  • ステントシステムの先端造影によるステント留置部位の確認
  • 下行大動脈への誘導が難しい場合
  • ワイヤーが深大腿動脈に入ってしまう場合
  • きれいな造影のコツ
  • 自己拡張型ステント位置決めの注意点
  • IVUS ガイドテクニックの応用編
  • ワイヤー先端の位置が真腔か偽腔かの鑑別
  • 仮想VR像
  • 腎動脈カテーテル検査の基本条件
  • 造影剤量と必要な装置
  • 造影と造影剤注入のタイミング
  • 健側腎が代償性に拡大している症例
  • 腎穿孔を防ぐために注意すること
  • 末梢保護のTips
  • 穿刺しても逆血がない!?
  • 造影の際の穿刺の位置について
  • 徐圧の際の注意
  • 鋭角の動静脈吻合部のガイドワイヤー通過方法
  • no flow現象の際の解離部位の確認方法
  • 血管穿孔への対策・予防
  • ガイドワイヤーの挿入位置
  • 人工血管と静脈吻合部の高度硬化狭窄病変
  • IVUS による通過部位の確認
  • 内腸骨動脈コイル塞栓
  • 解剖学的deployment
  • pull through法

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