Surviving ICUシリーズ:重症患者の治療の本質は栄養管理にあった!〜きちんと学びたいエビデンスと実践法
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Surviving ICUシリーズ

重症患者の治療の本質は栄養管理にあった!

きちんと学びたいエビデンスと実践法

  • 真弓俊彦/編
  • 2014年10月20日発行
  • B5判
  • 294ページ
  • ISBN 978-4-7581-1202-4
  • 定価:5,060円(本体4,600円+税)
  • 在庫:あり
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重症患者の治療で迷う「どんな栄養素を,どのくらい,いつから投与するか?」を各国のガイドラインやエビデンスをふまえて基本から解説.栄養管理の考え方が変わると,治療がもっとうまくいく!

目次

第1章 栄養での評価指標

1. 救急,重症患者での栄養評価【堤 理恵/西村匡司】

2. 推定式を用いたエネルギーの予測 activity factor, stress factor の利用法と栄養素の考え方【木下浩作】

3. 投与経路はどのように選択するのか?【伊佐泰樹/蒲地正幸】

4. 間接熱量測定法の基本原理【海塚安郎】

5. 間接熱量測定法はどのように使用すべきか【海塚安郎】

第2章 栄養剤の種類,特性

1. 経腸栄養剤の種類と選択【山口順子】

2. 静脈栄養製剤,アミノ酸製剤の種類と選択【石橋生哉】

3. 脂肪乳剤の種類と選択【福島亮治】

4. 微量栄養素 ビタミンと微量元素【永田 功】

Column 1 思わぬビタミンK欠乏症【岡本好司】

第3章 栄養療法の実際

1. 経腸栄養の開始基準と投与計画【井澤純一】

2. 静脈栄養の開始基準と投与計画【江木盛時】

3. 免疫調整栄養剤の使用方法 ~どの疾患で,どのように~【東別府直紀】

4. ICU 患者の腸内細菌叢・腸内環境の変化とプロ/プレ/シンバイオティクス療法【山田知輝/清水健太郎/小倉裕司】

5. 栄養ガイドラインの比較 各国ガイドラインの特徴と相違点【山田 勇/小谷穣治】

6. 侵襲下の栄養管理に不可欠な基礎知識【寺島秀夫】

第4章 特殊な栄養療法

1. ICU管理が不要な術後栄養管理の実際【寺島秀夫】

2. ICU管理が必要な術後栄養管理の実際【寺島秀夫】

3. 急性呼吸不全の栄養管理【志馬伸朗】

4. 急性腎不全の栄養管理【田口瑞希/植西憲達】

5. 糖尿病,耐糖能異常の栄養管理【井上茂亮】

6. 肝不全,肝機能障害の栄養管理【苛原隆之/佐藤格夫/邑田 悟/川嶋秀治】

7. 重症急性膵炎の栄養管理 重症急性膵炎の経腸栄養療法施行には既成概念の打破が必要である【染谷一貴/真弓俊彦】

8. 熱傷の栄養管理【白井邦博】

9. 栄養療法施行時の電解質異常の補正【柴田純平/西田 修】

10.【末梢からの中心静脈栄養 PICC の挿入法【井上善文】

第5章 「これは困った!」というときの対処法

1. 経腸栄養が胃内から排出されない,蠕動運動低下時の対処法【長田圭司/蒲地正幸】

2. 消化管出血時の対処法【巽 博臣/後藤京子/升田好樹】

3. 下痢のときの対処法【寺坂勇亮/真弓俊彦】

Column 2 refeeding syndromeではここに注意【大谷 順】

付録 栄養剤の分類および参考サイト情報【真弓俊彦】

第3章『1. 経腸栄養の開始基準と投与計画』より

重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み1 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み2 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み3 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み4 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み5 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み6 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった! 立ち読み7
書評・感想
  • この度,集中治療領域の若手医師のために,標準治療をわかりやすく伝えるSurviving ICU シリーズから栄養について産業医科大学の真弓先生の編集による名著が刊行されました.僭越ですが書評を書かせていただきます.古代ギリシアの医師ヒポクラテスの「汝の食事を薬とし,汝の薬は食事とせよ.」という格言や「医食同源」という言葉にあるように,医療における栄養の重要性については語っても語りすぎることはありません.特に集中治療領域においての栄養療法の重要性はよく知られているところです.
    集中治療での栄養ではASPENのガイドラインなどをまず学ぶことが多いかと思います.本書でも,集中治療領域の歴戦の勇者の先生方が何度も推敲を重ねられ,海外のガイドラインや最新のエビデンスを踏まえつつ,それぞれの経験を活かして執筆をされています.また,エビデンスについては,より正確な臨床現場での判断に役立つべく研究のデザイン・患者数・死亡率のアウトカムなども具体的に記載がされています.そして,議論のわかれる問題については「Pro」「Con」に分けての解説となっており,「筋」の入った構成となっています.
    エビデンスは非常に大事なのですが,実臨床ではガイドラインのカバーできるところに限界があることも多々あります.そのため,本書では前述のようにエビデンスを踏まえつつ
    「栄養の投与をいつ開始するか?」
    「どの栄養剤を,どの経路,どの量で投与するのか」
    「病態ごとの栄養管理では何をすべきか?」
    など具体的なところが記載され,知識と実践法を兼ね備えた内容になっています.そのため,一般論にとどめず,ベッドサイドで問題になることについて,「どうしたらいいのか」に具体的・現実的に答えてくれるとても嬉しい本です.
    まとめますと,本書は「重症患者の栄養管理について現場の臨床家の悩みを解決できる1冊である」ということです.研修医や若手の医師の先生にとって頼りになる実践的な意見をくれるコンサルタントとしてお読みになることをおすすめします.(志賀隆[東京ベイ・浦安市川医療センター救急科])

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  • 【本書名】Surviving ICUシリーズ:重症患者の治療の本質は栄養管理にあった!〜きちんと学びたいエビデンスと実践法
  • 【出版社名】羊土社

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