人工呼吸管理・NPPVの基本、ばっちり教えます:鎮痛・鎮静方法

  1. ① 人工呼吸管理中に鎮静薬を使う際の要点は「鎮静薬をいかに使わないか」である
  2. ② 常に苦痛の評価とその対応を優先する
  3. ③ 苦痛・不穏・せん妄のそれぞれに応じたツールを用いて評価を行う
  4. ④ ICU治療中とICUを退室したあとのQOLを高めることを見据えた鎮痛・鎮静管理が求められる

はじめに

人工呼吸器が装着されている患者さんがもぞもぞと動いており,なんとなく苦しそうです.このような場合,どのような対応が『正解』でしょうか? これはわれわれ医師が鎮痛薬,鎮静薬の使い方を勉強すれば解決する問題ではありません.実は人工呼吸管理中に鎮静薬を使う際の要点は「鎮静薬をいかに使わないか」というところにあります.そしてその目標を達成するには薬だけでなくほかの方法を組合わせ,医師だけでなく看護師や理学療法士,薬剤師など多職種で協力しながらチームとして取り組んでいく必要があるため,『正解』は各施設が置かれている環境ごとに異なります.

本稿では,最初に鎮痛・鎮静方法の基本となる考え方を学び,後半では症例をベースにしてより具体的な対応について考えていきたいと思います.

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