簡潔さを磨く 3級:解説1

推敲例

なぜよくないのか?

1つの文章が長すぎる.最初の一文は5行もある.

どのように改良すればよいか?

長すぎる一文は二文に分ける.最大でも2行くらいにするのが適当.「〜とともに」とあるときには,2つの内容が書かれていることが多く,そこで文章を切ることができる.

この例の場合,『目指すとともに』でカットして,文章を分ける.さらに言葉を付け加えて文章をわかりやすくし,全体を整える.

改善例

推敲力養成道場:目次

児島 将康

(久留米大学客員教授,ジーラント株式会社代表取締役)

書籍「科研費獲得の方法とコツ」「科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック」著者.毎年の科研費公募シーズン前後に20件近くの科研費セミナーで講演し,理系・文系を問わず申請書の添削指導を行っている.令和6年4月より研究者を支援するジーラント株式会社(https://g-rant.org/)を立ち上げ,活動している.

科研費に関する書籍・ウェビナーや制度の変更点など,科研費申請に役立つ情報を発信しております.
研究生活の役に立つ書籍なども少しご紹介しています.