ABC of 医療プロフェッショナリズム
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ABC of 医療プロフェッショナリズム

  • 宮田靖志/翻訳,Nicola Cooper,Anna Frain,John Frain/編
  • 2020年02月20日発行
  • B5判
  • 151ページ
  • ISBN 978-4-7581-1869-9
  • 定価:3,600円+税
  • 在庫:あり
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私たちは,皆,人間である.人間としてのあり方は,皆,同じである.すなわち,私たちは苦しみ,間違いを犯し,理想からかけ離れてしまうことがある.同様に,私たちは皆,偉大で優れた能力をもち,他人のニーズを自分自身より優先させることができる.私たち一人ひとりは唯一無二の存在であり,無視されることや奪い去られることが決してない価値がある.人生において私たちは,単に自分たちの時間をつぶすだけではなく,社会に参加して,自分に満足感をもたらす役割を果たすべきである.古代ギリシア人は,真の幸福を,卓越性に従い,自身の能力を十分に発揮することである,と定義していた(Box 1-1参照).これらの概念は,古代から支持されてきた.…

John Frain(University of Nottingham UK)

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信頼される医師とは?必要なのはスキルと知識だけではない!患者中心のケア,守秘義務,チーム医療,またSNSやバーンアウトなど現代ならではの問題からプロフェッショナリズムを学べる!医学部教育や臨床研修に!

目次

原書の序【Nicola Cooper, Anna Frain, John Frain】

監訳のことば【宮田靖志】

Chapter1 なぜ医療プロフェッショナリズムが重要なのか【John Frain】

1.はじめに

2.専門職集団の形成とケアの義務

3.それでは,「医療プロフェッショナリズム」とは何か?

4.公衆の視点

5.学生は?

6.ロールモデリング

7.プロフェッショナリズムからの逸脱

8.医療の文化

9.職業上のバーンアウトと自殺

10.おわりに

Chapter2 専門家としての価値観の獲得と形成【Sue Murphy, Alison Greig, Anna Frain】

1.はじめに

2.コンピテンシーとしてのプロフェッショナリズム

3.専門家としてのアイデンティティの形成

4.専門家としての価値観形成の障壁

5.省察と専門的能力の形成

6.多職種連携とプロフェッショナリズム

7.プロフェッショナリズムの維持におけるセルフケア

8.おわりに

Chapter3 患者中心のケア【Anna Frain,Andy Wearn】

1.臨床医中心のケア

2.患者中心のケアの進展

3.コミュニケーションスキル

4.検査・治療への同意

5.省察的実践

6.価値に基づく診療(values based practice:VBP)

7.患者中心のケアの涵養

8.意思決定の共有

9.おわりに

Chapter4 バーンアウト(燃え尽き症候群)とレジリエンス(回復力)【Clare Gerada】

1.バーンアウトの定義

2.レジリエンス

3.レジリエンスとメンタルヘルス障害

4.医学生とバーンアウト

5.専門家の苦悩

6.バーンアウトが患者に及ぼす影響

7.疲労困憊の原因

8.支援メカニズム

9.おわりに

Chapter5 守秘義務とソーシャルメディア【John Spandorfer】

1.守秘義務 ― 背景

2.ソーシャルメディア ― 背景

3.臨床医がソーシャルメディアを利用する利点とリスク

4.ソーシャルメディアでの守秘義務違反の蔓延

5.ソーシャルメディアでの守秘義務違反の例

6.守秘義務の違反 ― 法的,職業的,および倫理的考慮事項

7.ソーシャルメディアへの適切な投稿

8.専門機関による勧告

9.ソーシャルメディアサイトへの投稿に関する最も重要なヒント

10.おわりに

Chapter6 ヘルスケアの文化【Charlotte E. Rees,Lynn V. Monrouxe】

1.はじめに

2.文化とは何か?

3.ヘルスケアにおけるヒエラルキーと権力についてはどうか?

4.ヘルスケア文化をどのように経験するのか?

5.どうすればヘルスケア文化を改善できるか?

6.おわりに

Chapter7 患者安全の確保【Nicola Cooper】

1.はじめに

2.“患者安全”とは何か?

3.なぜ問題が発生するのかを理解する

4.報告・学習システム

5.正義(公正)の文化(just culture)と非難の文化(blame culture)との対比

6.プロフェッショナリズムと患者安全

7.おわりに

Chapter8 リーダーシップと協働【Judy McKimm,Jill Thistlethwaite】

1.はじめに

2.協働して仕事を行う

3.協働してリーダーシップをとる

4.自己認識と自己洞察

5.コミュニケーション

6.機能不全の協働

7.協働,変化,複雑さ

Chapter9 プロフェッショナリズムの倫理的および法的側面【Andrew Papanikitas】

1.はじめに

2.法律と職業ガイドラインに規定されているように行動できていてもなぜ倫理を気にする必要があるのか?

3.医療に適用される法律の認識

4.倫理と職業上の境界線

5.専門職種間倫理

6.「誠実さ」とプロフェッショナリズム―これは何を意味するのか?

Chapter10 プロフェッショナリズムの教育と評価【John C. McLachlan,Kathryn A. Robertson】

1.はじめに

2.専門家になるということ

3.カリキュラム

4.学習の障壁

5.評価

6.選抜

Chapter11 医療専門家に対する規制【John Alcolado,Clare Sutherland】

1.はじめに

2.規制の枠組み

3.診療適性の定義

4.苦情の源と数

5.権力の分離

6.調査プロセス

7.再検証

8.国際的要因

推薦書籍・論文・ウェブサイト

付録 日本における医療プロフェッショナリズムと本書の活かし方【宮田靖志】

索引

『付録 日本における医療プロフェッショナリズムと本書の活かし方』より抜粋

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書評・感想
  • 本書は2018年に英国で発行された同名の書籍を宮田先生の監訳で発行されたものである.一言でいえば素晴らしい本であり,学生・研修医・実践家・教育者などさまざまな立場の方にぜひお勧めしたい.本書冒頭の監訳のことばで「われわれ臨床家が自身の健康をケアしたうえでプロフェッショナリズムを維持して患者中心の医療を提供していくためにどうすればよいのか,このような重要な現実的な課題に示唆を与えてくれるでしょう」という一文があるが,まさにこの文章が本書の特筆すべき内容を端的に表していると考える.本書では「専門家としての価値観の獲得と形成」「患者中心のケア」を主軸としながら,バーンアウトとレジリエンス,守秘義務とソーシャルメディア,ヘルスケアの文化,といった今日的な内容についても詳細な記載がなされている.また,患者安全,リーダーシップ,倫理的および法的側面,教育と評価など非常に実践的な内容が網羅されている.深い内容ながらも理解しやすいと感じるのは「事例」が多く紹介されていることも要因であろう.さらに,それらの事例をケースディスカッションとして用いることも勧められており,本書の活用範囲は広い.また,本書は「医療」プロフェッショナリズムの名の通り,医師以外の医療従事者にとっても有用な内容となっており,職種を超えたプロフェッショナリズムの共通基盤を構築し,協働するためにも重要な役割を果たすだろう.

    そして,巻末に付録として宮田先生がまとめられた“日本における医療プロフェッショナリズムと本書の活かし方”が秀逸である.日本の医学教育の現状に加えて2020年から改定される卒後医師臨床研修の到達目標なども整理してあり,学生・研修医・実践家・教育者への本書の臨床での活かし方も指南してある.このチャプターを読むことで本書全体をどのように現場に生かすか,というヒントを得ることができ,生涯をかけて歩む「プロフェッショナリズム涵養の道」を本書が照らしてくれる気持ちになる.

    片岡仁美(岡山大学病院ダイバーシティ推進センター)

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