科研費獲得の方法とコツ
研究種目別「申請書の構成案」

科研費申請書において,どのようにスペースを配分して,どのようなことを書いていけばいいのか,悩む読者もいると思う.このコーナーでは令和3年度の申請書を用いて,研究種目ごとにその例を紹介する.もちろん実際には,申請者の研究内容に応じて自由にスペースを配分してもらえたらと思う.申請者がオリジナルなアイデアを出して,審査委員に読みやすい,わかりやすい申請書を作成していけばよい.なお各項目のより具体的な書き方については本書を参照されたい.(児島将康)

挑戦的研究(萌芽)の申請書の構成案(2020.9.18掲載)

ここにある申請書は挑戦的研究(萌芽)の「本審査用」のフォーマットである.
挑戦的研究(萌芽)の申請書(研究計画調書)は,「事前選考用」(2ページ,「概要版」という名前)と「本審査用」(4ページ)の2つのフォーマットがある.概要版は本審査用の部分が書けたら,内容や分量にそれほど悩むことはないと思う.そのため,ここでは本審査用の3ページの部分について紹介する(具体的に,概要版と本審査用の部分の書き分けを知りたい方は本書を参照されたい).

挑戦的研究(萌芽)全体の注意点として,

  • 「基盤研究」や「若手研究」とは明確に性格が異なる研究種目であること
  • 「挑戦的研究」であるが,応募者の研究遂行能力を含めて,研究の実行可能性を明確に示すこと
  • 研究計画調書の概要版はあくまでも応募件数が多いときの事前選考(プレスクリーニング)のために使うものであって,本審査(書面審査および合議審査)では概要版は参照しないので注意すること
  • そのため「本審査用」申請書の前半3ページ(「1 研究目的及び研究方法、応募者の研究遂行能力」と「2 挑戦的研究としての意義(本研究種目に応募する理由)」)をまず作成して,そこから「概要版」(2ページ)をまとめること

があげられる.

挑戦的研究(萌芽)の申請書の構成案01 挑戦的研究(萌芽)の申請書の構成案02 挑戦的研究(萌芽)の申請書の構成案03

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