脳画像に書き込みながら身につける!読み方とリハでの活かし方

脳画像に書き込みながら身につける!読み方とリハでの活かし方

  • 手塚純一/著
  • 2025年10月24日発行
  • A5判
  • 205ページ
  • ISBN 978-4-7581-1008-2
  • 3,960(本体3,600円+税)
  • 在庫:あり
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第2章 脳画像の見かた

4 モンロー孔レベル

手塚純一

先輩PT:次はモンロー孔レベルのスライスを見ていこう。このレベルでは頭頂葉がほぼ見えなくなって、代わりに側頭葉が見えてくるよ。大脳皮質以外にも、基底核や間脳といった重要な部位がたくさん見えるのが特徴的だね。

1モンロー孔レベルのランドマーク

学生PT:このスライスはよく見たことがあります! 運動麻痺で有名な内包があるスライスですよね。
先輩PT:そうだね。でもいきなり内包を探しに行ってはいけないよ。まずはいつも通りランドマークになる脳溝や部位に線を引いていこう(図1)。
先輩PT:まずは大脳縦裂(①)だね。中央部分には間脳があるから、前方部分と後方部分に分けて線を引いてね。次は大脳皮質の外側の脳溝だけど、これまで見えていた中心溝はこのレベルでは見えなくなっていることが多いんだ。頭頂葉の代わりに側頭葉が見えるようになっているので、前頭葉と側頭葉の境目にあたる…。
学生PT:シルビウス裂ですね!
先輩PT:そう、シルビウス裂(②)に線を引こう。とても太い隙間だから見つけやすいね。
若手PT:あと側頭葉と後頭葉の境目は、後方内側面にある頭頂後頭溝(③)で側脳室レベルと一緒ね。
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文献

  • 「臨床神経解剖学 機能的アプローチ」(MJT FitzGerald,J Folan-Curran/著,井出千束,他/ 訳),西村書店,2006
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脳画像に書き込みながら身につける!読み方とリハでの活かし方

脳画像に書き込みながら身につける!読み方とリハでの活かし方

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