栄養科学イラストレイテッド:生化学 第4版
栄養科学イラストレイテッド

生化学 第4版

  • 薗田 勝/編
  • 2025年12月19日発行
  • B5判
  • 272ページ
  • ISBN 978-4-7581-1382-3
  • 3,300(本体3,000円+税)
  • 在庫:予約受付中
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多くの管理栄養士養成校で採用いただいている教科書がアップデート!改訂で国試出題箇所を中心に見直し,さらに学びやすくなりました.オールカラー・図表豊富な紙面で,栄養素の特徴から代謝のしくみまでが分子レベルで理解できます.姉妹版「生化学ノート」の併用もオススメ!

目次

第4版の序【薗田 勝】

第1章 細胞の構造【正木恭介】

1 細胞の基本構造

2 細胞質、細胞小器官、細胞骨格

A 細胞質 B 核 C リボソーム・ポリソーム D 小胞体 E ゴルジ体 F リソソーム G ミトコンドリア H 細胞骨格 I 中心体とペルオキシソーム

3 生体膜

A 生体膜の構造 B 生体膜の機能 C チャネルとポンプ D 受容体

4 細胞同士の結合

A 接着結合 B 密着結合 C ギャップ結合

[臨床栄養への入門] 細胞の特殊性と糖尿病合併症

第2章 糖質【薗田 勝】

1 糖質の基礎

A 単糖の鎖状構造 B 異性体 C 環状構造とアノマー D 主な糖誘導体

2 糖質の分類

A 主な二糖類 B 主な多糖類 C 複合糖質

[臨床栄養への入門] 糖質制限食と必須糖

第3章 脂質【前田宜昭】

1 脂質の基礎

2 脂質の分類

A 単純脂質 B 複合脂質 C 誘導脂質 D その他の(誘導)脂質

[臨床栄養への入門] 脂質検査の基準値

第4章 タンパク質とアミノ酸【鎌田弥生、武田 篤】

1 アミノ酸

A アミノ酸の構造と種類 B アミノ酸の性質

2 ペプチド

A ペプチド結合 B 生理活性ペプチド

3 タンパク質

A 分類 B 高次構造 C タンパク質の性質

[臨床栄養への入門] タンパク質およびアミノ酸による栄養学的予防と治療

第5 章 酵素【碓井之雄、清水雅富】

1 酵素の分類と性質

A 酵素の分類と名称 B アイソザイム C 補因子 D 逸脱酵素と疾患 E 酵素の性質

2 酵素反応速度論

A 酵素反応と基質濃度 B グルコキナーゼとヘキソキナーゼ C 阻害

3 酵素活性の調節

A チモーゲンの活性化 B アロステリックエフェクターによる調節 C 化学修飾による調節

[臨床栄養への入門] アスピリンの作用と酵素

第6章 核酸【穂苅 茂】

1 核酸の基礎

A 核酸とは B ヌクレオチドの構造 C ヌクレオチド鎖の構造

2 核酸の種類

A デオキシリボヌクレオチド B DNA(デオキシリボ核酸) C RNA(リボ核酸)

3 核酸と遺伝子

A 遺伝子の分布 B 遺伝子の構造 C 遺伝情報

[臨床栄養への入門] 血流に乗って旅するDNA

第7章 ビタミン【正木恭介】

1 ビタミンとは

2 脂溶性ビタミン

A ビタミンA(vitamin A) B ビタミンD(vitamin D) C ビタミンE(vitamin E) D ビタミンK(vitamin K)

3 水溶性ビタミン

A ビタミンB1(vitamin B1) B ビタミンB2(vitamin B2) C ナイアシン(niacin) D ビタミンB6(vitamin B6) E 葉酸(folic acid) F ビタミンB12(vitamin B12) G ビオチン(biotin) H パントテン酸(pantothenic acid) I ビタミンC(vitamin C)

[臨床栄養への入門] ビタミンAの輸送体と栄養評価

第8章 ミネラル【薗田 勝】

1 ミネラルとは

2 ミネラルの生理的意義

3 多量ミネラル

A ナトリウム(Na) B カリウム(K) C 塩素(クロール:Cl) D カルシウム(Ca) E マグネシウム(Mg) F リン(P) G 硫黄(S)

4 微量ミネラル

A 鉄(Fe) B 亜鉛(Zn) C 銅(Cu) D マンガン(Mn) E ヨウ素(I) F セレン(Se) G クロム(Cr) H モリブデン(Mo)

[臨床栄養への入門] マグネシウム欠乏と2型糖尿病

第9章 糖質の代謝【日比野康英、神内伸也】

1 糖質代謝の概要

2 糖質の消化と吸収

A 糖質の消化 B 細胞内への単糖の輸送

3 糖質代謝の主要な3経路

A 解糖系とクエン酸回路 B ペントースリン酸回路 C UDP-グルコースを経由する経路(グリコーゲン合成とグルクロン酸経路)

4 解糖系

A 解糖系の反応 B 解糖系の反応を調節するステップ C 解糖系でのATP生成 D グルコース以外の単糖の利用 E 解糖系からクエン酸回路への導入

5 クエン酸回路の全体像

A クエン酸回路の反応 B 還元当量の利用とATPの合成と運搬 C クエン酸回路の効率的利用

6 グルコースの完全酸化

A 還元当量の輸送 B ATP生成の収支

7 グリコーゲンの合成と分解

A グリコーゲンの合成 B グリコーゲンの分解

8 糖新生

A 糖新生の反応経路 B 糖新生の材料 C 糖新生のためのATP消費

9 糖の相互変換経路

A ペントースリン酸回路(五炭糖リン酸回路) B グルクロン酸経路

10 血糖値の調節

A グリコーゲンの合成と分解による調節 B 解糖系と糖新生系による調節 C インスリンの作用 D グルカゴン、アドレナリンなどの作用

11 糖質代謝の異常と疾病

A 糖尿病 B 糖質代謝にかかわる先天性代謝異常

[臨床栄養への入門] 解糖系と医療

第10章 脂質の代謝【島﨑弘幸】

1 脂質代謝の概要

2 脂肪酸の生合成

3 脂肪酸の酸化

4 ケトン体の生成

5 不飽和脂肪酸の代謝

6 エイコサノイドの代謝

7 トリアシルグリセロールとリン脂質の代謝

A トリアシルグリセロールの生合成 B リン脂質の生合成

8 脂質の輸送と蓄積

A リポタンパク質の基本構造 B 脂質の体内輸送 C 脂質の蓄積(脂肪組織)

9 コレステロールの生合成・輸送・蓄積

A コレステロールの生合成 B コレステロールの輸送 C コレステロールの蓄積

10 コレステロールの代謝産物

A 胆汁酸と腸肝循環 B ステロイドホルモン

11 脂質の代謝異常

A 脂質異常症と動脈硬化 B リピドーシス

[臨床栄養への入門] 肥満症

第11章 タンパク質の分解とアミノ酸代謝【薗田 勝】

1 タンパク質の分解とアミノ酸プール

A タンパク質の消化 B 窒素出納(N-バランス)と窒素平衡 C アミノ酸プール D アミノ酸の分解

2 アミノ酸の炭素骨格の代謝

A 糖原性アミノ酸 B ケト原性アミノ酸 C 糖原性とケト原性

3 アミノ酸の窒素の代謝

A アミノ基転移反応 B 酸化的脱アミノ反応(アンモニア生成) C オルニチン回路(尿素生成)

4 アミノ酸から合成される生体物質

A アミノ酸の脱炭酸反応(モノアミン生成) B その他のアミノ酸からの生体物質 C メチル基供与体としてのメチオニン D 非必須(可欠)アミノ酸の合成 E 特殊なアミノ酸の合成 F 異なる臓器間で血中を介したアミノ酸代謝

5 アミノ酸の代謝異常

A 先天性疾患 B 尿細管の異常

[臨床栄養への入門] 肝不全と分枝アミノ酸製剤

第12章 生体エネルギー学【薗田 勝】

1 高エネルギーリン酸化合物

A アデノシン三リン酸(ATP) B 基質レベルのリン酸化 C 異化と同化

2 生体酸化

A 酸化還元酵素(オキシドレダクターゼ) B 活性酸素

3 呼吸鎖と酸化的リン酸化

A 呼吸鎖 B ATP合成酵素 C 化学浸透圧説と脱共役タンパク質

4 基質レベルのリン酸化と酸化的リン酸化

[臨床栄養への入門] エネルギー不足とケトン体─ATPは貯蔵できない

第13章 中間代謝の概要【木元幸一】

1 糖質代謝と脂質代謝の相互関係

A クエン酸回路(TCA回路) B 糖質と脂質の異化経路 C 同化経路における糖質と脂質 D フルクトースの代謝 E ホルモンによる調節

2 糖質代謝とアミノ酸代謝

A アミノ酸の異化経路と同化経路 B 尿素回路とクエン酸回路 C 分枝(分岐鎖)アミノ酸 D グルコース-アラニン回路 E コリ回路 F 臓器間の代謝 G アミノ酸代謝のまとめ

[臨床栄養への入門] より深く理解すること

第14章 核酸の代謝【村上昌弘】

1 プリンヌクレオチドの生合成

A イノシン一リン酸(IMP)の生合成 B イノシン一リン酸(IMP)からATP、GTPの生合成 C サルベージ回路(プリン塩基の再利用)

2 ピリミジンヌクレオチドの生合成

A ウリジン一リン酸(UMP)の生合成経路 B ウリジン一リン酸(UMP)からUTP、CTPの生合成

3 デオキシリボヌクレオチドの生合成

4 核酸の分解

A プリンヌクレオチドの分解 B ピリミジンヌクレオチドの分解

[臨床栄養への入門] ATP(エネルギー)とIMP(うま味成分)と尿酸(痛風)

第15章 遺伝子発現とその制御【日比野康英、神内伸也】

1 生命の基本原理

A 遺伝情報と細胞周期 B セントラルドグマ C ゲノム

2 核酸の合成

A DNAの合成(複製) B RNAの合成(転写) C 転写単位 D RNAのプロセシング

3 タンパク質合成

A タンパク質の合成(翻訳) B 遺伝暗号 C アミノアシルtRNA D ポリペプチド鎖合成反応(真核生物) E ポリペプチド鎖から機能タンパク質への変換 F タンパク質の分解系

4 遺伝子発現の調節

A 転写レベルでの調節 B 翻訳レベルでの調節 C クロマチンレベルでの調節

5 DNAの損傷と修復

A 変異原と突然変異 B DNA損傷の種類と修復機構

6 遺伝子病

A 先天性代謝異常症 B その他の遺伝子病

7 栄養素と遺伝子

A 代謝調節と遺伝子発現 B 栄養素による遺伝子発現

8 遺伝子と多型

A 遺伝子多型 B 遺伝子多型と栄養

9 遺伝子工学

A 遺伝子組換え技術 B バイオテクノロジー

[臨床栄養への入門] タンパク質医薬と抗体医薬/ゲノムの個人差を問う

第16章 個体の調節機構とホメオスタシス【中島孝則】

1 ホメオスタシスとは

2 情報伝達の機序と役割

A 神経系の情報伝達 B 内分泌系の情報伝達 C 情報伝達物質

3 情報伝達物質と細胞応答

A シナプスにおける情報伝達 B 受容体と細胞内情報伝達系

4 ホルモンと生体調節

A 下垂体後葉ホルモンによる代謝調節 B 甲状腺ホルモンによる代謝調節 C ホルモンによるカルシウム代謝調節 D 消化管ホルモンによる消化管機能の調節 E 膵臓ホルモンによる血糖調節 F 副腎皮質ホルモンによる生体調節 G 副腎髄質ホルモンによる生体調節 H 性ホルモンによる生体調節 I 脂質代謝の調節 J 松果体ホルモンによる催眠作用 K オータコイドによる生体調節 L サイトカインによる生体調節

[臨床栄養への入門] 糖尿病とインスリン療法

第17章 生体防御機構【林 修】

1 免疫機構とその特徴

A 生体防御機構における免疫系の特徴 B 免疫とその器官 C B細胞とT細胞 D 体液性免疫と細胞性免疫 E 抗体の構造と働き F 粘膜局所免疫 G 感染と能動免疫、受動免疫

2 アレルギー

A アレルギー疾患の成因と分類 B 食物アレルギー C アレルギーの診断と治療、対処

3 自己免疫疾患と免疫不全症

A 自己免疫疾患 B 免疫不全症

[臨床栄養への入門] アレルギーと腸内細菌叢の関連

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