格段にうまくいく! 日常診療実践の手技とコツ〜総合的に診療を行う医師のための臨床テクニック
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格段にうまくいく!

日常診療実践の手技とコツ

総合的に診療を行う医師のための臨床テクニック

  • 名郷直樹/監
  • 2011年05月11日発行
  • B5判
  • 299ページ
  • ISBN 978-4-7581-1709-8
  • 定価:6,050円(本体5,500円+税)
  • 在庫:あり
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臨床力アップの秘訣が満載の診療マニュアル.総合的な診療に必須の手技を厳選し,実践に活かせるポイント・コツを解説.熟練された手技のポイントがつかめ,さらに診療マネジメント力を養えます!

目次

第1章 日常診療における実践手技とコツ

01. 胸腔穿刺【梅屋 崇】

  • 穿刺とドレナージの手技
  • 薬物注入

02. 腹腔穿刺【岡田 悟】

  • 腹腔穿刺の適応
  • 腹腔穿刺の禁忌
  • 腹腔穿刺の準備
  • 腹腔穿刺の手技

03. ダグラス窩穿刺【新井 昇】

  • 目的・適応
  • ダグラス窩穿刺の禁忌
  • ダグラス窩穿刺の準備
  • ダグラス窩穿刺の手技
  • 穿刺液からの診断
  • ダグラス窩穿刺の合併症

04. 腰椎穿刺【岡田 悟】

  • 腰椎穿刺の適応
  • 腰椎穿刺の禁忌
  • 腰椎穿刺の準備
  • 腰椎穿刺の手技
  • 腰椎穿刺の合併症

05. 骨髄穿刺【篠木敏彦】

  • 骨髄穿刺の適応と禁忌
  • 骨髄穿刺の準備
  • 骨髄穿刺の手順
  • 骨髄穿刺の合併症

06. 心嚢穿刺【児玉貴光/朝井靖彦/小谷和彦】

  • 心タンポナーデ
  • 心嚢穿刺の適応
  • 心嚢穿刺の禁忌
  • 心嚢穿刺の準備
  • 心嚢穿刺の手技
  • 心嚢穿刺の合併症

07. 中心静脈圧【越後谷良介】

  • 中心静脈圧モニタリングの適応
  • 中心静脈圧の測定法
  • 中心静脈圧測定時のエラー
  • 中心静脈圧の解釈

08. 救急でのエコー:FAST 【児玉貴光/朝井靖彦/小谷和彦】

  • 外傷におけるショック
  • ショックの診断手段
  • FASTの位置付け
  • FASTの手技
  • 腹腔内出血量の評価
  • FASTの精度と限界
  • FASTを利用した腹部外傷の治療戦略

09. 心肺蘇生・胸骨圧迫・AED 【福井 謙】

  • BLS総論
  • 心肺停止患者発見から胸骨圧迫,人工呼吸までの流れ
  • AEDについて

10. 血管穿刺がうまくいかない場合のトラブルシューティング~中心静脈穿刺【南郷栄秀】

  • Landmark法(変法)による内頸静脈穿刺でのトラブルシューティング
  • Landmark法(変法)による大腿静脈穿刺でのトラブルシューティング

11. 血管穿刺がうまくいかない場合のトラブルシューティング~末梢静脈穿刺・動脈採血【南郷栄秀】

  • 末梢静脈穿刺(採血,血管確保)
  • 動脈採血

12. ACLS 【田中 拓】

  • 手技
  • 心停止(VF/無脈性VT・PEA・心静止)
  • VF/無脈性VTの治療
  • 除細動の手順
  • PEA・心静止

13. 頸部保護【越後谷良介】

  • 疫学
  • 病院前救護における頸椎および脊椎保護
  • 脊椎・脊髄損傷を疑うべき受傷機転
  • 頸椎カラー装着のポイント

14. 気管挿管と人工呼吸管理【石川淳哉】

  • 気管挿管の方法
  • 気管挿管のための薬剤
  • 人工呼吸器管理

15. 摂食・嚥下障害と誤嚥の対応【梅屋 崇/古賀昭貴】

  • 摂食・嚥下のプロセス
  • 摂食・嚥下のスクリーニング
  • ベッドサイドでできる簡便な嚥下評価法
  • その他の嚥下機能評価法
  • 誤嚥を予防するための嚥下訓練法
  • 嚥下障害の患者に好ましい摂食体位

16. 吸引器の使い方【根本隆章/児玉貴光/松田隆秀】

  • はじめに
  • 吸引器による喀痰採取が必要な状況
  • 喀痰採取するときに準備するもの
  • 吸引器による喀痰採取の方法
  • 気管内吸引により起こりうる合併症

17. CSII 【西澤 誠】

  • CSllとは
  • CSIIの利点・欠点
  • CSIIの適応
  • CSIIの導入手順
  • インスリンポンプの装着
  • 導入後の管理
  • おわりに

18. 導尿・バルーンカテーテル挿入に基づく治療【田中 拓】

  • 適応・禁忌
  • 準備
  • 手技
  • 合併症

19. 急性血液浄化療法:CHDF 【松井勝臣】

  • 持続血液濾過透析:CHDFとは?~原理・使用器具と設定条件~
  • CHDFは常に24時間行うものなの?~持続療法と間欠療法の違い~
  • 各種アラームと対処方法
  • おわりに

20. 慢性期透析療法:維持透析,吸着療法【松井勝臣】

  • 末期腎不全の透析療法
  • 吸着療法
  • おわりに

21. 胃管・イレウス管挿入と治療【高垣伸匡】

  • 適応
  • 挿入方法について
  • 治療について

22. S-Bチューブ挿入と治療【前田重信】

  • 食道静脈瘤破裂,胃噴門部静脈瘤破裂の治療
  • S-Bチューブの適応
  • SBチューブ挿入前の気管挿管
  • S-Bチューブの挿入方法
  • S-Bチューブの合併症と予防

23. 出血性胃潰瘍のマネジメント【高垣伸匡】

  • 内視鏡的止血術の習得について
  • レジデントに求められること
  • 出血性胃潰瘍~求められるスキル
  • 診断
  • 治療
  • NEJMのレビューより
  • リスクスコアから学ぼう
  • 内視鏡的止血手技

24. 外来小外科(創処置,小手術)【池田和隆】

  • 新鮮外傷の処置
  • 外来小手術

25. 局所麻酔(浸潤麻酔,伝達麻酔)【入江 仁】

  • 局所麻酔に用いる薬剤と特性
  • 浸潤麻酔の実際
  • 伝達麻酔

26. 救急外来小外科処置(縫合・止血) 【小倉憲一】

  • 縫合に使用する道具の知識
  • 縫合する部位の解剖学的理解
  • 創縫合

27. シーネ固定とギプス固定【片山 繁】

  • 四肢外傷疾患で,整形外科医にすぐ相談し,治療を依頼した方がよい症例
  • シーネ,ギプスを施行する前に行いたいこと
  • 固定材料
  • 骨折,捻挫の固定法~原則骨折した部分の上下2関節を固定する
  • シーネ,ギプスを施行後行うこと
  • シーネ,ギプス固定における合併症
  • おわりに

28. 鼻血への対応【石川浩太郎】

  • 解剖と原因部位
  • 疫学と原因
  • 症状と診断
  • 治療法
  • おわりに

29. 褥瘡の処置・スキンケア【中村敏弘】

  • 褥瘡治癒の過程と深達度の関係
  • 被覆材
  • 実施の処置
  • スキンケア
  • おわりに

第2 章 治療マネジメントの実際とコツ

01. 皮内反応と対応【大橋博樹】

  • 薬剤投与前に行うこと
  • 投与時に気をつけること
  • アナフィラキシー出現時の対応
  • 現在行われている皮膚反応試験

02. ショック時の全身管理【越後谷良介】

  • ショックの認知
  • ショックの分類
  • ショックの初期対応
  • 原因検索の鍵
  • 各ショックに対する対応

03. 輸液・輸注【吉田 徹/若竹春明/柴垣有吾】

  • 脱水の分類
  • 投与輸液による体内分布の違い
  • 輸液療法の実際
  • 敗血症における輸液療法(early gold direct therapy:EGDT)
  • 外傷症例での輸液療法

04. 酸素投与と用手換気(ジャクソンリース回路を中心に) 【石川淳哉】

  • 酸素投与
  • ジャクソンリース回路とバッグマスク(バッグバルブマスク:BVM)
  • ピークフロー(peak expiratory flow rate:PEFR)の測定

05. 在宅酸素療法【橋秀徳】

  • 在宅酸素療法の適応と臨床的意義
  • 在宅酸素療法導入の実際
  • 在宅酸素療法の継続管理

06. NPPV(非侵襲的陽圧換気療法) 【福井 謙】

  • NPPVの有用性
  • 侵襲的陽圧換気療法(気管挿管,気管切開)との比較
  • 一般的な適応,禁忌,合併症
  • 予後不良因子と許容限界
  • NPPVを導入する
  • NPPV治療器の設定を調整する
  • その後の経過とNPPVが効果的でない場合の検討項目
  • 実際の現場でどうか

07. 不安定な頻脈・徐脈【橘 直人/児玉貴光】

  • 不安定な症状・徴候とは
  • 不安定な頻脈に対するアプローチ
  • 不安定な徐脈に対するアプローチ

08. 急性薬物中毒と対応【新井 薫】

  • 急性期のマネジメント
  • 回復以後の対処

09. 感染管理【根本隆章/児玉貴光/松田隆秀】

  • 院内サーベイランス
  • 標準予防策
  • 消毒方法
  • 医療従事者に必要な予防接種について
  • 防護具について

10. 薬物血中濃度の決め方【吉村 章】

  • TDM(治療薬物モニタリング)の概要
  • TDMの適応
  • 採血における留意点
  • 薬物投与の実際(抗菌薬を例に)

11. ステロイド・パルス療法【中屋孝清】

  • ステロイド・パルス療法
  • 遷延するARDSに対するステロイド療法
  • 専門医から見た患者を紹介するタイミング
  • ステロイド・パルス療法で効果がない場合の次の一手
  • 症例

12. 抗癌剤治療(CVポートシステムを中心に) 【常塚宣男】

  • CVポートシステム
  • 留置後の使用方法,マネジメント
  • 合併症と対策

13. がん疼痛の評価と治療【山本 亮】

  • がん疼痛の評価
  • がん疼痛の治療
  • オピオイドの選択
  • オピオイドの開始方法とタイトレーション

14. 予防接種【北川貢嗣】

  • 予防接種の種類
  • ワクチン接種に向けて
  • ワクチン接種の実際
  • 現場のコツ
  • 副反応やミスが起きたら
  • ワクチンに対する質問に答える

15. 地域連携【伊東 剛】

  • プライマリ・ケア機能を担う診療所と高度専門医療を行う病院
  • 9分野(4疾患5事業)別の連携モデル
  • 地域連携クリニカルパス―がん地域連携パスの例―
  • 特に強調したい情報

16. クリニカルパスの作成と活用【藤原紳祐】

  • クリニカルパスとは
  • クリニカルパスの適応疾患
  • クリニカルパスの作成と運用
  • 地域連携クリニカルパスとは
  • クリニカルパス導入により期待される効果
  • クリニカルパス運用の中での注意点

17. チーム医療【高橋俊介】

  • チームとは
  • 効果的な蘇生チームダイナミクス
  • コンサルテーション
  • コミュニケーション
  • コーチングとティーチング
  • フィードバック
  • おわりに

18. 栄養指導【北川貢嗣】

  • 栄養療法および投与経路のアルゴリズム
  • 急性期の成人重症患者に対する栄養療法
  • 対象のカテゴリー別の栄養指導

19. 患者教育【小谷和彦】

  • はじめに
  • 基本的事項
  • 考慮すべきアプローチ技法
  • 考慮すべき教材や教室スタイルの工夫
  • 考慮すべきあれこれ
  • おわりに

20. EBMの活用~その場の1分,その日の5分【名郷直樹】

  • EBMの5つのステップ
  • その場の1分
  • その日の5分
  • EBM型抄読会
  • 実際の患者に

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