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研修医になる皆さんへ
私が医師になったばかりの頃、「現場で使い物にならない自分自身」に落ち込み、悩みました。あれほど真面目に国試の勉強をして、ようやく医師になったのに―。そんな思いに苦しんだのを覚えています。医療現場には、医学部で学んだ知識だけでは乗り越えられない壁がたくさんあるのです。
本書「医師1年目になる君たちへ」では、学生時代には身に付けることのできない「現場で役立つ知識や技術」、円滑な診療のための「患者や医療スタッフとのかかわり方」、さらには「マネープランやキャリア」など、研修医に役立つ情報を幅広くまとめました。
私が研修医時代に味わった多くの苦労や挫折を、後輩たちがもう一度味わう必要はありません。ぜひ本書を読み、快調にスタートを切ってほしいと思います。
研修医生活は大変ですが、その先には確実に成長した自分がいます。本書はきっと皆さんの助けになり、安心して前進するための羅針盤になるはずです。
頑張る研修医の皆さんへ、心からのエールを送ります!
著者プロフィール
山本健人(やまもと たけひと)
2010年京都大学医学部卒業。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医(大腸)、ロボット支援手術認定プロクター(大腸)、感染症専門医、がん治療認定医など。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。
運営する医療情報サイト「外科医の視点」は累計1,300万超のPVを記録。SNSでも積極的に情報発信し、Xフォロワー数は10万人超。19万部突破のベストセラー『すばらしい人体〜あなたの体をめぐる知的冒険』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。
