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第2章 疾患別の関節エコー
1 関節エコーでリウマチ性疾患を診るための「スリーステップ」
リウマチ性疾患を関節エコーで評価すると,実に多様な所見が観察され,疾患が異なっていても類似したエコー所見を示すことが少なくありません.そのため,「どの所見があれば,どの疾患を疑うのか」といった整理が直感的に行いにくいという課題が関節エコー検査にはあります.
これより当院では,リウマチ性疾患における関節エコー所見の特徴を「スリーステップ」という考え方で整理しています.
スリーステップとは以下の3点から疾患ごとに体系的に整理することで,関節エコー画像から「その疾患らしさ」を効率よく,かつ再現性高く捉えることを目的とした考え方です.
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当院では図1に示す各リウマチ性疾患のスリーステップに沿って,それらの疾患を整理し,診断・評価,そしてレポート作成に反映させています.もちろん,このスリーステップだけで病態をすべて網羅できるわけではありませんが,撮像されたエコー画像を評価する者が最低限押さえておくべきポイントとして位置づけられ,本章で解説する各疾患のエコー所見を理解するうえで,重要な骨格となります.本章では,このスリーステップに沿って各疾患の病態を整理しながら,理解するべき特徴的なエコー所見を詳述します.
図1 関節エコーでリウマチ性疾患を診るためのスリーステップ
