よろずお助けQ&A:日常診療のよろずお助けQ&A 100〜救急・外来・当直で誰もが出会う「困った」に経験とエビデンスで答えます!
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よろずお助けQ&A

日常診療のよろずお助けQ&A 100

救急・外来・当直で誰もが出会う「困った」に経験とエビデンスで答えます!

  • 林 寛之/編著,菅野圭一,岩田充永/著
  • 2005年04月01日発行
  • A5判
  • 206ページ
  • ISBN 978-4-89706-695-0
  • 定価:3,300円+税
  • 在庫:あり
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小社HPの好評連載『よろずお助け相談室』が,項目数を倍増して単行本になりました.実例に基づく研修医の質問に,『レジデントノート』でおなじみの林寛之先生が丁寧に答えます.便利な付録カード『医療過誤を避けるTips』付き!

目次
1.救急診療・当直

Q01 くも膜下出血を見逃さないためには…
    SAHのピットフォール
Q02 「Kernigサインなし,Brudzinskiサインなし…髄膜炎はないか?」‥‥ウゥ〜ン?!
    髄膜炎の身体所見
Q03 細菌性? or ウイルス性? …それが問題だ
    髄膜炎 vs 髄液所見
Q04 脳梗塞かな? と思ったら
    脳梗塞ピットフォール
Q05 酸素のご利益は?
    脳梗塞に酸素は効かない?
Q06 「血をサラサラにする薬を飲んでいる」ってか…?
    アスピリン,ワーファリンR vs 頭部外傷
Q07 EF正常の心不全
    拡張障害型心不全
Q08 ACS:胸痛のコンサルト?
    急性冠症候群リスク
Q09 見逃したくない心筋梗塞!
    非典型的心筋梗塞
Q10 胸部大動脈解離とわかって焦った!
    胸部大動脈解離予測の3つのポイント

Q11 肺塞栓は難しい!?
    肺塞栓の診断
Q12 厄介な咳
    頑固な咳の裏技
Q13 Watch out! アスピリン喘息
    アスピリン喘息(既往のチェックと対処法)
Q14 肺炎はいつ入院させたらいいの?
    肺炎PORTスタディ
Q15 吐血患者危ない? 安心?
    吐血のリスク
Q16 鮮血の下血は安全なの?
    重篤な下部消化管出血
Q17 経過観察中の腹痛に痛み止めはいけない?
    激しい腹痛 vs 除痛
Q18 子供の急性虫垂炎,本当にCT必要?
    虫垂炎のアプローチ
Q19 急性腰痛だと思ったら悪性疾患だった!
    腰痛症のX線適応
Q20 X線もない当直で足の捻挫が来た!
    オタワ足関節ルール

Q21 初めての縫合がうまくいかなかった!
    創処置Tips
Q22 感染しやすい創とは?
    創感染のリスク
Q23 蛇咬症の吸い出しって効くんでしょうか?
    蛇咬症のMyth & Tips
Q24 舌圧子のもう1つの使い方
    下顎骨骨折の見分け方簡便法
Q25 副鼻腔炎の診断にX線は必要?
    副鼻腔炎の適切な抗生物質使用法
Q26 アルコールの落とし穴
    アルコール性ケトアシドーシスの鑑別
Q27 尿管結石?の落とし穴
    尿管結石と尿潜血の意外な関係
Q28 尿管結石の指圧療法!?
    尿管結石の非薬物除痛法
Q29 だるいんです,つらいんです…の高齢者
    高齢者の全身倦怠の鑑別ポイント
Q30 この高齢患者さん帰して大丈夫?
    高齢者の予後予測スクリーニング

Q31 高齢者を帰宅させたら転倒して骨折してしまった
    高齢者の転倒
Q32 泣く子供の診察に困った
    小児診察のコツ
Q33 Focus不明の熱発患児の採血タイミングは?
    発熱と菌血症
Q34 子供が元気なら脱水はないって本当?
    小児の脱水の有無の予測
Q35 子供が階段から落ちた
    小児虐待
Q36 若い女性の妊娠の可能性
    「そんなはずは…」の妊娠率
Q37 うつ病の見分け方
    うつ病診断基準
Q38 胃洗浄と活性炭
    薬物中毒への対処法
Q39 中毒患者がやってきた
    中毒の初期治療
Q40 蜂刺症の戦い方(アナフィラキシー)
    エピネフリンのタイミングと投与法

2.外来診療

Q41 TIA,紹介するかしないか? 抗血小板療法はどうする?
    TIAのリスク
Q42 頭痛があると血圧が高い?
    高血圧 vs 頭痛
Q43 2歳以下の頭部外傷って本当にCTを撮るべきなの?
    乳幼児の頭部外傷
Q44 Ca拮抗薬をほかの降圧薬に変更するときどれくらいの量から開始すればよい?
    降圧薬の変更 パート1
Q45 休薬して血圧が上がってきたらどうすればよい?
    降圧薬の変更 パート2
Q46 血管迷走神経反射による失神の予防薬は?
    血管迷走神経反射性失神
Q47 高齢者の風邪ってX線撮りまくればいいですか?
    高齢者肺炎の予測
Q48 風邪予防ならうがいと手洗い(だけ)?
    COPDの上気道炎症候群(風邪)の予防
Q49 インフルエンザの迅速診断は当てにならない?
    インフルエンザ診断のTips
Q50 ワクチン以外のインフルエンザ予防は?
    インフルエンザの発症予防

Q51 細菌性上気道炎の診断は身体所見で可能か?
    CDC criteria
Q52 小児の下痢にはどんな薬が必要?
    急性胃腸炎と薬剤
Q53 どんな下痢に抗生物質が必要?
    急性胃腸炎と抗生物質
Q54 肝硬変患者で食道静脈瘤の存在を予測するよい方法はありますか?
    食道静脈瘤の予測
Q55 造影剤と腎機能
    N-アセチルシステインによる腎機能低下予防
Q56 肋骨骨折の落とし穴
    肋骨骨折の入院適応
Q57 手根管症候群の診断に役立つのは?
    手根管症候群の診断
Q58 手根管症候群の治療は?
    ステロイドのエビデンス
Q59 指ブロックにエピネフリン入りの局所麻酔を使用してしまった
    エピネフリン入り局麻と指ブロック
Q60 洗浄液は生食 or 水道水?
    創傷処置

Q61 糖尿病薬の注意点
    糖尿病薬による合併症
Q62 SIADHによる低ナトリウム血症の治療は?
    SIADHの診断と治療
Q63 本当にボケたの?
    痴呆の簡単なスクリーニング
Q64 若年女性の倦怠感の治療は?
    鉄欠乏と倦怠感
Q65 いくら指導しても生活習慣が改まらない!
    生活習慣の指導
Q66 相性のよくない患者さんとのつきあい方
    患者教育のコツ

3.病棟診療

Q67 何とか減らそう動脈血ガス
    動脈血液ガス分析の是非
Q68 肺炎にステロイド!? 本当によいの?
    ステロイドのエビデンス
Q69 肺炎で入院,早期離床してもよい?
    早期離床のすすめ
Q70 腹膜炎の予後を予測する方法は?
    腹膜炎の死亡率
Q71 予防的な抗生物質投与なんて耐性菌を増やすだけでは?
    肝硬変と抗生物質
Q72 何で腎不全予防に利尿薬を使わないの?
    腎不全に対する利尿薬神話
Q73 褥瘡治療で看護師から怒られた
    褥瘡治療のエビデンス
Q74 扁桃摘出術後の出血で困った!
    エピネフリン吸入の裏技
Q75 高齢者がボケた?
    高齢者せん妄のポイント

4.薬

Q76 NSAIDs 気軽に使って大丈夫?
    NSAIDsの心不全リスク
Q77 こんなときはどんな痛み止めがよい?
    NSAIDsと消化管出血のリスク
Q78 抗生物質で下痢するんですけど
    乳酸菌のエビデンス
Q79 妊婦さんにはどんな薬が安全か?
    妊婦に投与可能な薬剤
Q80 たらこ唇になっちゃった!?
    ACE阻害薬と血管浮腫
Q81 キシロカインRアレルギーが…
    キシロカインRアレルギー
Q82 テレビで言ってたあのグレープフルーツって?
    グレープフルーツと薬物相互作用
Q83 点滴のおかずって本当!?
    止血薬のエビデンスは?
Q84 局麻の痛みを減らすには?
    患者に優しい局麻の十カ条
Q85 ワーファリンR過剰投与時のビタミンKは?
    安全なワーファリンR拮抗法

5.検査・手技

Q86 中心静脈カテーテルのコツ!
    鎖骨下静脈アプローチと内頸静脈アプローチ
Q87 胸腔ドレーンは引きすぎてもダメ!?
    気胸の脱気法
Q88 アミラーゼの憂鬱
    急性膵炎とアミラーゼの信頼度
Q89 経鼻胃管ってどれくらい役に立つの?
    上部消化管出血と経鼻胃管
Q90 診断のための胃内視鏡に鎮静薬は必要?
    胃内視鏡と鎮静のメリット・デメリット
Q91 造影剤性腎障害の予防には?
    メイロンによる腎障害予防
Q92 妊婦とX線−いったいどうやって説明したらいいの?
    胎児へのX線検査のリスク

6.その他

Q93 運動前のストレッチは意味がない?
    ストレッチ効果神話
Q94 腰痛にはやっぱり硬いマットレス?
    マットレスの硬さ
Q95 「靴がなくなった.金を払え!」と迫られた
    救急室のトラブル対処法 No tolerance policy
Q96 暴れる患者に殴られた
    暴れる患者対処法
Q97 ヤク,ヤク,ヤクをくれぇ〜〜!
    薬物依存を疑うヒント
Q98 困った患者の診断書は拒否できる?
    診断書作成のポイント
Q99 治療を拒否する患者はどうしたらいい?
    Against Medical Advice
Q100 路上で交通外傷に出会ったら?
    JPTECぐらい知っておこう
書評・感想

3人の著者たちがカバーしている守備範囲が広いことに驚かれることだろう.カナダの救急医療を学んできた救急総合医の林寛之先生がチームリーダーなのでオタワ足関節ルールからDAまで救急の急所がでてくる.赤城山麓の一般医で在宅,往診,マラソンランナーをこなす菅野圭一先生が太刀持ちなので小外科から蜂刺症まで外来のポイントをついている.老人医学の博士号をもつ救急医という変わり種の岩田充永先生が3人目だけど露払い役なので,ボケからグレープフルーツまで泣き所を攻めてくる.

評者も幅の広い,というかどうでもよい雑学には多少の自信があったが本書の100個の困り話にはまいった.打率でいうとマリナーズのイチロー選手と争うかもしれない.国試レベルなら不合格である.Q14PORTスタディ,Q37のSAD CAGES,Q51のCDC criteria,Q99のAMAぐらいはなんとか内野ゴロぐらいになるだろうが,全くボールにかすらないタマがいくつもあった.

そのひとつ.Q54 肝硬変で食道静脈瘤の存在を予測する因子として,血小板数(個/mm3)をエコーで計測した脾臓の長径(mm)で割った比というのがあるそうだ.この比が909を越えると尤度比無限大,つまり静脈瘤なし.一方909以下だと尤度比3.4とのこと.上部消化管出血できた患者で,アルコール性肝障害がある場合,内視鏡は予定するとして検査前確率20%は妥当だろう.血小板6万,脾長径80 mmだと比750となり,検査後確率は50%近くとなり強気で消化器内科医にコンサルトできよう.

それ以外にも空振りQuestionが一杯あったのだが,そもそも本書は「お助け」マンである.初めから評者のように問題集に臨むごとくひもとくものではない.日常診療のなかでふと気になる疑問を,王道でいく人はPECOをたてて,Up to DateをひいてEBMするはずのところを,親切な兄貴分たちが厳選してまとめてくれたものなのだ.「よろず」と銘うってあるところは「御法度」に通じるのでないかと勘の鋭い若者衆が警戒しているかもしれないので,あらかじめお触れを出しておこう.

「本書はマニュアル系ではない.医局のソファでゴロンとして読みとばすのにふさわしい.一度読み出したら,途中でやめられなく恐れがある.くれぐれも注意をするように.以上」

(評者)聖マリアンナ医科大学救急医学 箕輪良行

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