Dr.浅岡の本当にわかる漢方薬〜日常診療にどう活かすか?漢方薬の特徴,理解の仕方から実践まで解説. さまざまな疑問の答えがみつかる!
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Dr.浅岡の本当にわかる漢方薬

日常診療にどう活かすか?漢方薬の特徴,理解の仕方から実践まで解説. さまざまな疑問の答えがみつかる!

  • 浅岡俊之/著
  • 2013年03月27日発行
  • A5判
  • 197ページ
  • ISBN 978-4-7581-1732-6
  • 4,070(本体3,700円+税)
  • 在庫:あり
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「風邪には葛根湯,インフルエンザには麻黄湯」と暗記しても漢方は使いこなせない!漢方の講演で大人気の著者が,日常診療での漢方の正しい活用法を明快に伝授します.驚くほど良くわかる切れ味抜群の解説は必読!

目次

第1章 漢方薬を理解するための基本事項

1 漢方薬の起源から現在まで

  • 生い立ち
  • 薬としての成長
  • わが国への輸入
  • 明治以前,以後

2 漢方薬の構造

  • 漢方薬は生薬の複合剤
  • 漢方薬は生薬を用いた約束処方
  • 複合するということ
  • 複合する理由

3 漢方薬の多様性と理解の仕方

  • トッピングによるバリエーションの拡大
  • 漢方薬の理解の仕方

4 生薬の理解の仕方

  • 生薬には必ず自覚症状を改善する働きがある
  • 薬性
  • 守備範囲
  • 薬能,薬性,守備範囲の組み合わせ
  • 生薬はすでに混合物
  • 生薬のevidence
  • 帰納法と演繹法

第2章 東洋医学の尺度

1 診断

  • 漢方薬の適応は西洋医学の病名では表現できない
  • 東洋医学の診断
  • 状態を表現する用語は日常用語
  • 状態を表現する用語の基本
  • 状態を表現する用語の組み合わせ

2 治療

  • なぜ状態を表現しなければならないか
  • 状態で治療を行う利点
  • 東洋医学の治療概念
  • 状態が診断にあたるということ
  • 適応病名の謎

3 東洋医学に特有の概念

  • 気という概念とその異常
  • 血という概念とその異常
  • 水という概念とその異常

第3章 診療の手順

1 診察

  • 診察のとらえかた
  • 診察の方法と種類
  • 診察の順番
  • 所見採択の優先順位

2 診察と薬剤との関係

  • 約束処方を選ぶ工程
  • 舌診
  • 脈診
  • 診察の手順

第4章 主要な生薬と処方

1 甘草

2 桂枝

3 麻黄

4 附子

  • かぜの考え方

5 細辛

6 茯苓,蒼朮(白朮),沢瀉,猪苓

7 半夏

8 柴胡

9 黄連と黄芩

10 人参

11 桃仁と牡丹皮

12 当帰と川芎

13 地黄

14 大黄と芒硝

15 石膏

第5章 グループをなす処方群

1 建中湯類

2 補気剤

3 補血剤

4 補腎剤

  • 東洋医学と現代科学の関係

付録

付録1 保険収載処方一覧(本編掲載分を除く)

付録2 主な生薬の薬性と守備範囲

症例へのアプローチ

  • 筋肉のつり
  • 花粉症対応のいろいろ
  • 感染症における診断と治療の関係
  • 特発性浮腫
  • 麻黄+石膏の組み合わせ
  • 麻黄+薏苡仁の組み合わせ
  • 裏寒の治療
  • 下痢のいろいろ
  • 四肢の痛み
  • 鼻水
  • めまい
  • 全身倦怠感
  • 口の乾き
  • 食道神経症
  • 感染性胃腸炎
  • インフルエンザ後の不調
  • 精神的な要因がもたらす往来寒熱
  • 気鬱による腹部膨満感
  • かぜ
  • 心臓神経症
  • 感染性胃腸炎
  • ストレスと手足煩熱
  • 脱水
  • 便秘
  • 発作的な頭痛
  • 大腸憩室炎
  • 月経痛
  • 皮膚疾患
  • 便秘
  • 過敏性腸症候群
  • 脾虚の原因
  • 感染症後の食欲不振
  • 暑気あたり
  • 脾虚の1つ~泥状便
  • 癌に補剤を用いる根拠
  • 呼吸器症状に用いる生薬
  • 補血と清熱
  • 高齢者に多い手足のほてり
  • 下肢のしびれに牛車腎気丸?

臨床のヒント

  • 漢方薬の剤型
  • 陰陽
  • 表裏寒熱は主に感染症を扱う際に用いられる尺度
  • 証は変化する
  • 気と寒熱
  • 血の概念
  • 冷えの原因には4つある
  • 腹診について
  • 生薬を味で分類する方法
  • 構成生薬の数
  • 約束処方の使い方
  • 附子を選択する際の決まりごと
  • 熱薬の守備範囲
  • 利水の四品
  • 生姜と乾姜の違い
  • 処方全体の方向性を左右する半夏
  • 裏熱はどうやって確認するのか
  • 気鬱はなぜ裏熱をもたらすのか
  • 手足のほてり
  • 気の異常への対応方法
  • 気の不足は消化吸収機能の低下によってもたらされる
  • 全身倦怠感はいつも気虚と診断できるか?
  • 桃仁,牡丹皮は血流改善剤?
  • 不定愁訴とは
  • 散薬は香りが大切
  • 下腹部痛を主治する生薬には2通りある
  • 漢方薬は長く飲まないと効かない?
  • 大黄と芒硝が配合されるとなぜ承気湯と呼ばれるのか
  • 漠然とした気鬱
  • 気の異常は日常生活に原因あり
  • 処方名に付けられた大小の意味
  • 桂枝湯の構成生薬がもつ特性
  • 五臓の中心に脾あり
  • 腎虚はsyndrome

常套的組み合わせ

  • 桂枝+茯苓
  • 生姜+大棗+甘草
  • 半夏+生姜(乾姜)
  • 柴胡+黄芩
  • 黄連+黄芩
  • 人参+黄耆

生薬よもやま話

  • 多種多様なカレーは主婦の手で
  • 処方の名前と構成する生薬の数
  • 生薬の分類 上中下
  • 甘草の歴史
  • 小青竜湯の名の由来
  • 茯苓は茯霊
  • 蒼朮と白朮
  • 家 紋
  • 黄 柏
  • 人 参
  • 紅 花
  • 修 治
  • 仁のつく生薬
  • 君 子

Column

  • 中庸の意味
  • 病名と保険診療
  • 古代人がイメージした「気」
  • 滞り
  • 東洋医学の尺度の多様さ
  • 漢方治療はオーダーメイド治療?
  • 東洋医学と西洋医学の診断のずれが生むもの
  • 自然は優しい?
  • 心とお腹
  • 五臓について
  • バイオミミクリー

『第4章 主要な生薬と処方』より抜粋

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-後略-

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