よろずお助けQ&A:高齢者の薬よろずお助けQ&A100〜高齢者はここが違う!症例に合わせた薬の安全処方−使い分けとさじ加減
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よろずお助けQ&A

高齢者の薬よろずお助けQ&A100

高齢者はここが違う!症例に合わせた薬の安全処方−使い分けとさじ加減

  • 桑島 巖/編
  • 2012年06月11日発行
  • A5判
  • 276ページ
  • ISBN 978-4-7581-1724-1
  • 定価:4,180円(本体3,800円+税)
  • 在庫:あり
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高齢者への処方では,多剤併用,肝・腎機能,基礎疾患,さらに服薬アドヒアランスまで,多様な背景を考慮しなければならず,悩むことが多い!そんな悩みに,高齢者医療に熟練した著者らがお答えします!

目次

第1章 高齢者に多い疾患に対する薬の使い方

1)細菌感染症

Q1 ツ反が陽性,画像もあやしい…結核? 治療すべき?
  • 高齢者結核の予防と治療【小金丸 博】
Q2 「先生カゼひいたみたい.コウセイザイください」出してもいい?
  • 感冒に対する抗菌薬の適応【小金丸 博】
Q3 クラビット® って,いろいろ使えて便利!…え? だめ?
  • ニューキノロン系抗菌薬の適応【小金丸 博】
Q4 誤嚥,誤嚥,また誤嚥.しつこい敵に有効な方法は?
  • 繰り返す誤嚥性肺炎の治療戦略【小金丸 博】
Q5 腎機能低下症例に抗菌薬はどう使う?
  • 腎障害のある高齢者への抗菌薬治療の注意点【小金丸 博】
Q6 MRSA感染症にバンコマイシンを投与したら,全身に紅斑!
  • グリコペプチド系抗菌薬を投与する際の注意点【小金丸 博】
Q7 尿路感染にペントシリン® は使わない方がいいって本当?
  • ピペラシリン( ペントシリン® )の使い方【小金丸 博】
Q8 いつまで治療したらいいの?
  • 抗菌薬の中止・変更のタイミング【小金丸 博】

2)ウイルス感染

Q9 インフルエンザの薬は用法で選ぶ
  • 抗インフルエンザウイルス薬の使い方【稲松孝思】
Q10 高齢者の帯状疱疹はどう治療する?
  • 高齢者帯状疱疹治療の注意点【種井良二】

3)下痢

Q11 下痢の原因は? 治療は?
  • 感染性下痢への対応【稲松孝思】
Q12 抗菌薬で感染症治療中に下痢発症!
  • クロストリジウム・デフィシール感染の診断と治療【稲松孝思】

4)骨粗鬆症

Q13 椎体骨折が疑われる激しい腰痛! 痛みを抑えるにはどうする?
  • 椎体骨折の診断と薬物療法【細井孝之】
Q14 骨折予防の薬物療法を始める基準は?
  • 骨粗鬆症の薬物療法の開始基準【細井孝之】
Q15 ビスホスホネート製剤の副作用に注意
  • ビスホスホネート製剤の使い方【細井孝之】
Q16 骨粗鬆症治療薬の併用は効果ある?
  • 骨粗鬆症治療薬の併用【細井孝之】

5)認知症

Q17 抗認知症薬の使い分けはどうすれば?
  • 抗認知症薬4 種の特徴【古田 光】
Q18 もの忘れの訴えがあれば抗認知症薬を処方してもいいの?
  • 抗認知症薬の投与開始時期【古田 光】
Q19 抗認知症薬の副作用にどう対処する?
  • 抗認知症薬の副作用【古田 光】

6)COPD と気管支喘息

Q20 気管支喘息にはステロイド? β2刺激薬? それとも配合剤?
  • 高齢者気管支喘息の長期管理薬物療法【望月英明】
Q21 喘息の薬物治療では低カリウム血症に注意!
  • 高齢者喘息の治療薬による副作用【望月英明】
Q22 COPDの増悪で,呼吸困難が急激に悪化!
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増悪【望月英明】
Q23 COPDの増悪を予防する方法は?
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪の予防【望月英明】
Q24 COPDの薬物治療でなかなか治療効果が出ない
  • 高齢者COPD の薬物治療についての注意事項【望月英明】

7)不整脈

Q25 抗不整脈薬投与後に,新たな致死的不整脈出現
  • 高齢者不整脈治療の注意点【小松 隆】
Q26 抗不整脈薬投与したが,治療効果がなかなかでない!
  • 自律神経の関連性からみた薬剤選択法【小松 隆】

8)血栓症

Q27 新規経口抗凝固薬ってどんなの?
  • 心房細動の脳卒中予防【後藤信哉】
Q28 ダビガトランの前に腎機能,それでも難しい…
  • 高齢者へのダビガトラン(プラザキサ® )【後藤信哉】
Q29 脳梗塞予防もアスピリンでいいの?
  • 高齢者の脳梗塞再発予防における抗血小板薬の選択【後藤信哉】
Q30 複数の血管床に病変! 抗血小板薬を追加したいが…
  • 閉塞性動脈硬化症に対する抗血小板薬併用【後藤信哉】
Q31 肺血栓塞栓症予防に抗Xa薬投与したら出血!
  • 高齢者の肺血栓塞栓予防【後藤信哉】
Q32 手術なので抗血栓薬を中止していい?
  • 高齢者における抗血栓薬の中止【後藤信哉】

9)心不全,ショック

Q33 心不全にhANP投与したらCr急上昇!
  • 高齢者におけるhANP の適応と使い方【原田和昌】
Q34 ドブタミン増量で逆に血圧低下!
  • 心原性ショック時のドパミンとドブタミンの使い分け【原田和昌】
Q35 抗アルドステロン薬で血清カリウム値上昇!
  • 高齢者における抗アルドステロン薬の適応と使い方【原田和昌】
Q36 高齢者にβ遮断薬を20 mg処方したら著しい徐脈に!
  • 高齢者におけるβ遮断薬の適応と使い方【原田和昌】

10)虚血性心疾患

Q37 冠動脈インターベンション後に予防で硝酸薬使える?
  • 冠動脈インターベンション後冠動脈拡張薬の使用基準【藤本 肇】
Q38 ステント留置後に抗血小板薬はいつまで続ける?
  • 薬剤溶出性ステント留置後の抗血小板薬【藤本 肇】

11)甲状腺機能低下症

Q39 甲状腺機能低下症にチラーヂン®Sは何錠から?
  • 高齢者の甲状腺機能低下症へのホルモン補充【森 聖二郎】

12)めまい,立ちくらみ

Q40 急性期のめまいにメイロン®
  • 高齢者の急性期めまいに対する診療【木村百合香】
Q41 めまい,立ちくらみと失神- まず薬をチェック!
  • 薬剤によるめまい【桑島 巖】

第2章 生活習慣病に対する薬の使い方

1)高血圧

Q42 非常に高い血圧にアダラート® 投与したら,胸痛と冷や汗!
  • 高齢者への降圧治療のピットフォール【桑島 巖】
Q43 降圧不十分な高齢者に追加薬はACE阻害薬 or ARB?
  • 心筋梗塞後の降圧薬の選択【桑島 巖】
Q44 後期高齢者でも薬で降圧した方がいいの?
  • 後期高齢者に対する降圧薬の注意点【桑島 巖】
Q45 糖尿病で高血圧! どう降圧する?
  • 糖尿病を合併した高血圧症例の降圧【桑島 巖】
Q46 最近注目のナトリックス®,その注意点とは?
  • 降圧利尿薬の注意点【桑島 巖】

2)糖尿病

Q47 血糖コントロールにどの薬を最初に使うべき?
  • DPP-4 阻害薬とその他経口血糖降下薬の使い方【荒木 厚】
Q48 大量のSU薬使用は重症低血糖を起こす!
  • 高齢者の低血糖予防【荒木 厚】
Q49 糖尿病の治療中に物忘れが出てきたら?
  • 糖尿病と認知症【荒木 厚】
Q50 肥満型,やせ型で使う薬は違う?
  • 体型と経口血糖降下薬の使い方【荒木 厚】
Q51 ピオグリタゾンを使うベネフィットとリスクとは?
  • ピオグリタゾン(アクトス® )の使い方【荒木 厚】
Q52 高齢者でもビグアナイド薬は使える?
  • ビグアナイド薬の使い方【荒木 厚】
Q53 Ccr40以下となったらどの薬を使えばいい?
  • 腎機能障害を合併した糖尿病患者の経口薬の使い方【荒木 厚】
Q54 低血糖はどのように対処したらいい?
  • 軽症低血糖の対処法【荒木 厚】
Q55 低血糖による意識障害の対処法は?
  • 重症低血糖の治療【荒木 厚】
Q56 インスリンの安全な使い方を教えてください
  • 高齢者のインスリン療法【荒木 厚】

3)脂質異常症

Q57 フィブラート系薬剤使用中にCPKが上昇! 中止すべき?
  • フィブラート系薬剤と横紋筋融解症との関係【森 聖二郎】
Q58 LDL-コレステロールもトリグリセリドも高い! まずはスタチン?
  • スタチン薬とフィブラート系薬剤の併用【森 聖二郎】
Q59 高齢者や女性でも高LDL-コレステロール血症を治療すべき?
  • 高LDL- コレステロール血症のエビデンス【森 聖二郎】
Q60 LDL-コレステロールはどこまで下げるべき?
  • 高齢者でもthe lower, the better か【森 聖二郎】

第3章 知っておきたい重症疾患の治療法

Q61 脳梗塞は発症後3時間以内なら間に合う!
  • 高齢者(脳梗塞)における血栓溶解療法の注意点【小宮 正】
Q62 高齢者では,術後の輸液はどう考えればよいですか?
  • 術後輸液療法の基本と注意点【金澤伸郎】
Q63 敗血症からのDIC! 抗凝固薬はどれを使う?
  • 高齢者DIC 症例の治療方法【宮腰重三郎】
Q64 高齢者CMLへの分子標的薬の使い方や副作用は?
  • 高齢者CML の分子標的治療【宮腰重三郎】
Q65 リンパ腫の治療はどうするのがいいの?
  • 高齢者悪性リンパ腫の治療【宮腰重三郎】
Q66 腎性貧血かもと思ったら
  • 高齢者の腎性貧血について【秋元寛正】
Q67 高齢者関節リウマチで脱水傾向は要注意!
  • 高齢者関節リウマチに対する免疫抑制薬使用の注意点【杉原毅彦】
Q68 生物学的製剤投与中のCRPは当てになる?
  • 生物学的製剤投与中の高齢者関節リウマチの注意点【杉原毅彦】

第4章 高齢者で頻用される薬の使い方

1)睡眠薬

Q69 ベンザリン® で朝ふらつき転倒!
  • 高齢者への睡眠薬処方の原則【小山恵子】
Q70 増量,併用.それでも途中で目が覚めてしまう
  • 睡眠薬併用の際の指針【小山恵子】

2)抗不安薬,抗うつ薬

Q71 転倒骨折は抗不安薬のせい?
  • 高齢者への抗不安薬・抗うつ薬の処方【岡村 毅/粟田主一】

3)解熱鎮痛薬

Q72 関節痛で救急外来! NSAIDs処方し帰宅はOK ?
  • 高齢者に対する非ステロイド性抗炎症薬の選択【杉原毅彦】
Q73 腰痛を直して! でも狭心症の既往が…
  • NSAIDs の心血管イベントのリスク【杉原毅彦】
Q74 PL 顆粒とピリナジン® 処方したら吐き気,浮腫が出現
  • アセトアミノフェンの過量投与【杉原毅彦】

4)消化性潰瘍治療薬

Q75 胃潰瘍が見つかった! さて,選択薬は?
  • 高齢者の胃潰瘍,逆流性食道炎治療薬選択【千葉俊美】
Q76 NSAIDsで心窩部痛に貧血!
  • 高齢者のNSAIDs 潰瘍に対する予防薬【千葉俊美】
Q77 H2RAか? PPIか?
  • 安全なヒスタミンH2 受容体拮抗薬とプロトンポンプ阻害薬の使い分け【千葉俊美】

5)便秘治療薬

Q78 刺激性下剤で腹痛,排便困難,便失禁!
  • 高齢者に対する下剤使用の原則【味村俊樹】
Q79 下痢と便秘を行ったり来たり…
  • 下痢と便秘を繰り返す高齢者への対処法【味村俊樹】

6)頻尿,尿閉,尿失禁

Q80 抗コリン薬の投与で,尿失禁が悪化!
  • 抗コリン薬使用の注意点【岡村菊夫】
Q81 ハルナール®Dは効かなかったのに,フリバス® が効くことがある
  • 前立腺肥大症治療薬の選択と使用法【岡村菊夫】
Q82 抗コリン薬の効果がいまひとつ…
  • 腹圧性尿失禁の治療【岡村菊夫】

第5章 高齢者診療で重要な薬の使い方

1)抗けいれん薬

Q83 脳梗塞後の痙攣が止まらない!
  • 脳梗塞後の痙攣発作に対する対処法【金丸和富】

2)パーキンソン病治療薬

Q84 パーキンソン病の薬で幻視が悪化!
  • 高齢者における抗パーキンソン病薬の使い方【金丸和富】

3)せん妄

Q85 夜中に突然落ち着かなくなった!
  • 高齢者の夜間せん妄への対処【小宮 正】

4)経口ステロイド

Q86 関節痛にとりあえずプレドニン®
  • ステロイドのリスク:感染症以外【杉原毅彦】
Q87 高用量のステロイド療法開始1カ月後に肺炎合併
  • ステロイドのリスク:感染症【杉原毅彦】

5)電解質異常

Q88 ARB投与で血清カリウムが上昇! 投与中止すべき?
  • 腎機能低下に合併した高カリウム血症の補正法【内田俊也】
Q89 降圧利尿薬を投与したら血清カリウムが下がりすぎた!
  • 高齢者における低カリウム血症の原因と補正法【内田俊也】
Q90 低ナトリウム血症による意識障害で救急外来!
  • 高齢者における低ナトリウム血症の原因と治療法【内田俊也】
Q91 脱水症状に対し輸液したら,心不全!
  • 高齢者の脱水に対する輸液療法【内田俊也】

第6章 禁忌あるいは用量調整が必要な薬

Q92 腎障害のある高齢者で気を付ける薬を教えて!
  • 腎機能に応じて用量調整を要する薬剤【桑島 巖】
Q93 肝障害例で気を付ける薬を教えて!
  • 肝炎,肝硬変などへの禁忌薬【桑島 巖】
Q94 緑内障で気を付けるべき薬を教えて!
  • 緑内障例への禁忌薬【桑島 巖】
Q95 前立腺肥大症で気を付ける薬を教えて!
  • 前立腺肥大症例への禁忌薬【桑島 巖】
Q96 COPD,気管支喘息で気を付ける薬を教えて!
  • COPD,気管支喘息への禁忌薬【桑島 巖】
Q97 間質性肺障害の副作用が心配です
  • 薬剤性肺疾患を起こす可能性のある薬剤【桑島 巖】
Q98 服薬時間をずらして処方しなければならない薬剤について教えて!
  • 同時服用で吸収阻害の起こる薬剤【桑島 巖】
Q99 名前の似た薬の処方ミスに注意!
  • 類似名称薬【桑島 巖】
Q100 高齢者に不適切な薬剤とは?
  • 高齢者への処方のポイント【桑島 巖】

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