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2005年7-8月号
> 産学連携時代の共同研究術
(6月20日発行)
2005年7-8月号
(Vol.5 No.4)
定価 2,625円(税込)
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産学連携時代の共同研究術
坂口謙吾
第3回 共同研究から見たイノベーションの概念と特許
私は,いろいろな機会を通じて,最近のバイオビジネスを論じてきた.その過程で,さまざまな質問に答えている間に奇妙なことに気がついた.バイオビジネスとは,バイオで新たに開発された新技術を元に新商品を創り出し発売することである.ところが参加された人達はすべて理科系の技術に疎い,文系の人達ばかりであったことである.しかも彼らは真剣に産学連携のバイオ商品開発に興味をもっていた.エンジニアリングとは商品創出のもとであり,そのためには巨大な開発資金が必要で最終的には工場を建設し大量生産がいる.投資そのものであり,その資金を動かすのは金融系のプロである.新領域のバイオプロジェクトの産学連携を進めるとき,そのエンジニアリングとファイナンシングのプロとの間に大きな淵がある.
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