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2005年7-8月号
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(6月20日発行)
2005年7-8月号
(Vol.5 No.4)
定価 2,625円(税込)
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テクノ・トレンド
・3色発光ルシフェラーゼを用いた転写活性同時測定法
中島芳浩 菅田和法 近江谷克裕
ルシフェラーゼを用いたレポーターアッセイ系は,遺伝子の転写制御にかかわるプロモーター・シス配列・転写因子およびそれらの相互作用を細胞や個体レベルで解析する方法として広く用いられている.細胞内での複雑な転写調節機構を理解するには,複数の遺伝子発現を同時に解析することが重要であるが,従来のルシフェラーゼアッセイ系では1つの遺伝子の転写活性を相対的に評価するだけで,2つ以上の転写を同時にモニターすることは不可能であった.本稿では,発光色の異なる3色(緑・橙・赤)の甲虫由来ルシフェラーゼを用い,おのおのの発光スペクトルを光学フィルターで分割・定量化することにより,2つもしくは3つの転写活性を同時に測定する方法について紹介する.
・新たな癌治療法の開発〜腫瘍血管内皮細胞・腫瘍内マクロファージの選択的分離について
大梶祐頼 津野寛和 高橋孝喜 名川弘一
抗血管新生療法は,近年,新たな癌治療法として注目を集めており,臨床応用をめざして盛んに研究が行われている.最近では特に新生血管内皮細胞を標的とした免疫治療の開発が試みられるようになったが,汎用しうる簡便な内皮細胞の分離法は未だ確立していない.有用な治療法とするためには,腫瘍血管内皮細胞の形態学的および機能的特徴の詳細について検討することが重要と考え,腫瘍組織より内皮細胞をより選択的に分離する方法の開発を試みた.今回われわれは従来のAc-LDL標識に加えて,CD16ラベリングを組合わせるAc-LDL/CD16ラベリング法を用いたセルソーター分離により,腫瘍血管内皮細胞および腫瘍内マクロファージを選択的に得られる方法を開発した.
・遺伝子改変マウスの「迅速・簡便・安全」なジェノタイピング法
庫本高志
遺伝子改変マウスの作製や維持には,トランスジーンをもつマウスを選抜するための遺伝子型判定(ジェノタイピング)が必須である.遺伝子改変マウスの使用数の増加に伴い,ジェノタイピング数も増加する.また,大切な遺伝子改変マウスを微生物汚染から守ることも重要だ.研究を迅速に効率よく進めるには,採取サンプルからダイレクトにPCRが行え,かつ微生物汚染を防止できるジェノタイピング法が求められる.(株)島津製作所が開発したAmpdirect技術とワットマン社が開発したFTA技術を組合わせ,改良を加えることにより,「迅速・簡便・安全」なジェノタイピング法を確立した.
・NMD経路の抑制による新しい遺伝子トラップシステムの構築
重岡稔章 石田靖雅
本格的なポストシークエンス時代が到来し,ゲノム機能の効率的な解析が生命科学の最重要課題となっている.・・・(中略)・・・われわれは標的細胞での遺伝子発現の有無に関わらず,ランダムにマウスゲノム中の遺伝子を破壊することができる新しい遺伝子トラップの手法「UPATrap」を開発した.本稿では,UPATrapの原理と有用性について,従来の遺伝子トラップ法と比較しながら解説したい.
※「テクノ・トレンド」については
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