本コンテンツは実験医学別冊「トップサイエンティストの英語を聴く!-サーチュインに魅せられた研究者たち-」として単行本化いたしました(2011年12月16日発行).
David Sinclair先生(ハーバード大学)は2003年のNature誌で、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールが酵母のlifespanを延長する(Nature, 425:191-196, 2003)ことを示し、その後、サーチュインをターゲットにした創薬をめざしSirtris社を設立した(現在グラクソスミスクライン社傘下)。本インタビューでは、サーチュインの老化制御における重要性とその研究の現状および展望、さらにSTACs(SIRT1 activating compounds)を通した創薬のビジョンについて語っていただいた。
David A. Sinclair, Ph.D. ハーバード大学医学部病理学科教授.シドニーにあるニューサウスウェールズ大学で博士号取得.Leonard P. Guarente 教授のもとでポスドク後,ハーバード大学医学部においてラボを主催する.疾患,老化に対する身体の自然防御を促進する経路,薬理学的物質に関する研究を展開している. |
聞き手:蜂須賀修司(実験医学編集部)、佐藤千尋(ワシントン大学医学部)