理学療法のための

筋力トレーニングと運動学習

動作分析から始める根拠にもとづく運動療法

  • 畠中泰彦/編
  • 2018年10月26日発行
  • B5判
  • 183ページ
  • 付録:WEB動画
  • ISBN 978-4-7581-0237-7
  • 定価:4,950円(本体4,500円+税)
  • 在庫:あり
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最新のエビデンスにもとづいて効果的な筋力トレーニングと運動学習を解説.動作分析から「なぜ動けないのか?」を見極め,「こうしたら動ける」を考えるための基礎理論が身につく1冊.ケーススタディと動画付き.

目次

第1章 動作分析から主要問題点を導き出す【畠中泰彦】

1.主要問題点を判定するのは治療者だが,それは患者の希望や欲求に大きく影響を受ける

2.観察からわかること

3.観察から分析へ.介入から再分析へ

4.主要問題点に影響をおよぼす筋

(1)姿勢保持とバランス
(2)寝返り
(3)起き上がり
(4)椅座位からの立ち上がり
(5)歩行
(6)段差,階段昇降

5.運動機能障害の量的側面と質的側面

6.運動療法の効果(即時効果,短期効果,長期効果)と治療計画

(1)即時効果
(2)短期効果
(3)長期効果
(4)3カ月以降の治療計画

第2章 筋力トレーニングに活用すべき生理学,運動学の知識,臨床での実践方法【畠中泰彦】

1.筋力増強のメカニズム

(1)筋収縮の力学的特性
(2)トレーニングの原理
(3)トレーニングの一般原則

2.トレーニングのプログラムにおいて決定すべき項目

(1)強度(intensity)
(2)反復回数(repetition)
(3)休息時間(interval)
(4)頻度(frequency)

3.動作特異性と筋収縮の形態

(1)等張性収縮(isotonic contraction)
(2)等尺性収縮(isometric contraction)
(3)等速性収縮(isokinetic contraction)

4.筋持久力増強のメカニズム

(1)筋内部のエネルギー源
(2)筋への酸素運搬能力
(3)筋の酸素摂取能力
(4)神経系の機能

5.筋パワー増強のメカニズム

6.筋力トレーニングの方法および特性

(1)筋力トレーニングの方法
(2)トレーニング方法の特性
(3)筋力のトレーニング効果

7.栄養,休養

(1)栄養
(2)休養

8.ウォームアップとクールダウン

(1)ウォームアップ
(2)クールダウン

9.部位別筋力トレーニングの方法

(1)コアトレーニング
(2)深層筋と表層筋のトレーニング

第3章 運動学習に活用すべき神経生理学,運動学の知識,臨床での実践方法【齋藤恒一,伊藤和寛,前川遼太】

1.運動学習とは

(1)運動技術と運動スキル(技能)の定義
(2)パフォーマンスとは
(3)運動学習の定義
(4)潜在学習と顕在学習

2.運動学習に活用すべき神経機構の知識

(1)運動の出現における階層性
(2)運動制御理論における並列性処理システム
(3)中枢神経系における階層的・並列的な機能構造
(4)刺激入力から認知における感覚システム
(5)運動目的生成とプログラミング過程
(6)運動の記憶
(7)運動学習に伴う神経可塑性
(8)シナプス可塑性(synaptic plasticity)
(9)Hebbの法則
(10)大脳皮質における可塑性

3.運動学習効果の評価方法

(1)トランスファーデザイン
(2)神経機能の計測
(3)パフォーマンスの計測

4.運動学習効果を高める方法

(1)モチベーション(動機づけ)
(2)リハビリテーションにおける教示と口頭指示
(3)運動イメージ
(4)フィードバック
(5)転移
(6)注意と記憶
(7)練習条件
(8)ロボットによる歩行練習支援

5.課題の難易度設定

(1)具体的な学習目標を設定するためには
(2)Challenge Point Frameworkとは
(3)課題難易度の調整方法

第4章 ケーススタディ

1.脊柱管狭窄症【齋藤恒一】

(1)症例提示
(2)歩行分析
  • 1 時間距離因子
  • 2 下肢の関節角度
  • 3 下肢の関節モーメント
(3)異常メカニズムの考察
(4)治療のポイント

2.変形性膝関節症【畠中泰彦】

(1)症例提示
(2)歩行分析
  • 1 時間距離因子
  • 2 下肢の関節角度
  • 3 下肢の関節モーメント
(3)異常メカニズムの考察
(4)治療のポイント

3.脳卒中片麻痺【伊藤和寛】

(1)症例提示
(2)歩行分析
  • 1 全体像
  • 2 時間距離因子
  • 3 麻痺側下肢の関節角度
  • 4 麻痺側下肢の関節モーメント
(3)異常メカニズムの考察
(4)治療のポイント
  • 1 随意的な足関節背屈筋の活動が不足している点についての治療戦略
  • 2 感覚障害による代償的な足先からの初期接地についての治療戦略
  • 3 股関節伸展筋,膝関節伸展筋の活動不足についての治療戦略
  • 4 立脚中期から遊脚初期における治療戦略
  • 5 遊脚初期から立脚初期における治療戦略
  • 6 部分練習から全体練習へ

4.パーキンソン病【前川遼太】

(1)症例提示
(2)理学療法評価
  • 1 全体像
  • 2 日常生活動作
  • 3 ニード
(3)動作分析
  • 1 片脚立位
  • 2 立位での左右重心移動
  • 3 立位での姿勢評価
  • 4 背臥位での姿勢評価
  • 5 歩行観察(観測肢は右下肢)
  • 6 関節モーメント
(4)異常メカニズムの考察
  • 1 初期接地と荷重応答期
  • 2 立脚期
  • 3 踵離地と遊脚期
(5)治療のポイント
  • 1 ストレッチによる可動域制限への介入
  • 2 運動学習による質的側面への介入
  • 3 まとめ

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  • 【本書名】理学療法のための 筋力トレーニングと運動学習〜動作分析から始める根拠にもとづく運動療法
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