救急超音波診〜救急診療にエコーを活用する
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救急超音波診

救急診療にエコーを活用する

  • 森村尚登/監,本多英喜/編,J-POCKEYS開発ワーキングチーム/著
  • 定価 4,600円+税
  • 2016年11月24日発行
  • B5判
  • 176ページ
  • ISBN 978-4-7581-1799-9
  • 販売状況: 注文可能(在庫あり)
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エコーで全身を診察し,迅速に判断を下すための必須ポイント・考え方がわかる!緊急度・重症度の評価・診断やマイナーエマージェンシー,穿刺補助,モニタリング…等,救急医が押さえたい各場面での活かし方を1冊にギュッと凝縮!

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目次

序【森村尚登】

救急超音波トレーニングコース(J-POCKEYSコース)の始動にあたって【本多英喜】

1章 総論:救急超音波診

1.救急診療の類型化と救急超音波診【森村尚登】

2.救急超音波診のアルゴリズム【髙橋耕平】

3.救急超音波診とその4つの軸〜救急医が実施するPoint of Care Ultrasound 【谷口隼人,本多英喜】

4.ショックにおける救急超音波診【内山宗人】

2章 診療場面に応じた救急超音波診を実施する

1.救急外来(ER)【髙橋耕平】

① 胸痛
② 腹痛

2.Critical Care(蘇生処置)【祐森章幸】

① ショック患者の初期対応

3.集中治療室(ICU)【酒井拓磨】

① volume評価
② 心機能評価
③ 肺エコーと呼吸機能評価(気胸,肺水腫,無気肺を同定する)
④ 頭蓋内圧評価(ONSD)
⑤ 深部静脈塞栓症(DVT) 評価
⑥ チューブ位置確認(挿管チューブ)

3章 マイナーエマージェンシーと救急超音波診

1.マイナーエマージェンシー領域で救急超音波診を行うにあたって【森 浩介】

2.筋骨格系【森 浩介】

① 骨折:橈骨遠位端骨折
② 足関節:前距腓靱帯損傷
③ アキレス腱断裂
④ 下腿三頭筋断裂
⑤ 膝関節:関節水腫
⑥ 膝関節:Baker 囊胞
⑦ 股関節:limping child(小児股関節痛)
⑧ 肩関節:腱板(棘上筋腱)断裂
⑨ 肩関節:石灰沈着性腱板炎
⑩ 肩関節:三角筋下滑液包炎

3.皮膚軟部組織【豊田 洋,森 浩介】

① 蜂窩織炎
② 感染性粉瘤
③ 皮下異物

4.眼科領域【内倉淑男,森 浩介】

⃝ 眼球エコーを行う前に〜眼球エコーで生じる合併症に気をつける
① 頭蓋内圧亢進
② 網膜剥離,後部硝子体剥離
③ 網膜中心動脈閉塞症
④ 眼球破裂
⑤ 水晶体脱臼
⑥ 硝子体出血
⑦ 眼内異物

5.耳鼻咽喉科領域【森 浩介】

① 副鼻腔炎(上顎洞炎)
② 唾石症と顎下腺炎
③ 扁桃周囲膿瘍

6.泌尿器科領域【森 浩介】

① 尿管結石・水腎症
② 神経因性膀胱:残尿量測定
③ 精巣捻転(急性陰囊痛)
④ 精巣上体炎・精巣炎
⑤ 精巣垂捻転
⑥ 精巣破裂・挫傷(陰囊外傷)
⑦ 虚血性/ 非虚血性持続陰茎勃起症

7.産婦人科領域【森 浩介】

① 異所性妊娠破裂
② 卵巣茎捻転

4章 侵襲的処置の補助的検査としての救急超音波診【大井康史】

1.内頸静脈穿刺  

2.鎖骨下静脈穿刺  

3.大腿静脈穿刺  

4.肘静脈穿刺  

5.大腿動脈穿刺  

6.橈骨動脈穿刺  

7.もっとエコーが使える場所を知ろう!

腰椎穿刺
気管挿管/輪状甲状間膜穿刺
心囊穿刺
胸腔穿刺
腹腔穿刺

5章 超音波検査の基本的知識とリスクマネジメント【本多英喜】

おわりに:救急超音波診の普及と今後の展望【谷口隼人,本多英喜】

『2章 診療場面に応じた救急超音波診を実施する 1.救急外来(ER)』より抜粋

救急超音波診 立ち読み1 救急超音波診 立ち読み2

−後略−

書評・感想
  • 救急患者の診察にあたる際には,問診をして,身体診察を行って,鑑別診断を考えるうえで必要な検査をオーダーして診断を確定する.緊急度が高い場合には,必要な検査結果が揃う前に患者の状態が悪化することがあるため,つい多くの検査をオーダーしてしまう.治療経過を振り返ると必ずしも必要な検査であったのか,患者に不必要な侵襲を与えているのではないか,と議論することが往々にしてあるが,超音波検査は侵襲の少ない検査法として重用されている.

    本書の監修と編集にあたった森村先生と本多先生は,書中で超音波を検査でなく“超音波診”として,問診,視診,聴診,打診,触診に続く身体診察の一法に位置づけている.なるほど最近の超音波検査機器はサイズも小さく機能も優れており,超音波検査をオーダーして専門の技師や医師に行ってもらう必要がなければ,ベッドサイドで身体診察の一環として行うことが可能なのである.

    ベッドサイドでのスクリーニング的な超音波診として,すでに外傷患者の初療に行うFAST(focused assessment with sonography for trauma)が一般的である.しかし内因性の救急搬送患者にスクリーニングとして超音波診を行うことは一般的とはなっていない.なぜならFAST のF にあたる,急性期に何に焦点を当てるか,が理解されておらず時間をかけ過ぎることが原因と思われる.

    本書では救急患者の“身体診察”として行う超音波診と,その後の確定診断に有用なマイナーエマージェンシーに対する超音波診について丁寧に解説されており,本書を通読すればER 診療に使える武器が増えることは間違いない.研修医はもちろん,救急現場で働く看護師や救急救命士にも読んでもらいたい内容である.本書は“J-POCKEYS(Japan Point of Care & Know-How for Emergency Sonography)”という美味しそうな名前のセミナーを書籍化したものであり,多くの研修医や看護師に教育してきたノウハウを積み重ねたことがうかがわれる.

    さっそく当院でも研修医たちの教育にとり入れるとしよう.だがその前に,超音波検査機器の台数が少なくとても重くて,十分にその教育を受けてこなかった自分たちが,こっそりと復習することも忘れずに….

    本書は,経験年数や職種に限らず,救急医療にかかわる医療従事者に間違いなく有用である.

    杉田 学(順天堂大学医学部附属練馬病院 救急・集中治療科 教授)

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