重症患者に対する栄養治療を始めるなら,まず読んでおきたい一冊!経腸栄養と経静脈栄養の始め方・考え方,病態ごとの栄養療法,refeeding syndromeの対処,栄養評価,synbiotic therapyなどの必須事項について,最新のエビデンスと現場での経験を合わせてわかりやすく解説.どんな病態にも悩むことなく,“及第点”以上の対応ができる知識と判断力が身につきます!
目次
はじめに
第0講 栄養治療に配慮した輸液療法の考え方
1. はじめに/2. 輸液の考え方/3. まとめ
Case study 栄養治療を用いた集中治療の例:高血糖症候群
第1講 栄養治療を始めるために:経腸栄養と経静脈栄養の考え方
1. はじめに:Eは栄養のE/2. 栄養治療を行うために必要な知識/3. 入院患者の栄養管理は科を問わずに必要である/4. 食物熱量の基本/5. 重症病態の栄養治療は多職種連携と早期ENが大事/6. NOMI(非閉塞性腸間膜虚血)/7. いつからENを開始するか/8. どのくらい熱量を投与するか/9. PNは急性期に行わない/10. EN,PNは各施設で使いやすい表をつくりましょう/11. 病態特化型栄養製剤の考え方/12. 医薬品と食品のどちらでENを開始するか/13. 急性期PNの考え方/14. 急性期栄養療法:当施設の方針/15. まとめ
Case study 症例ドリル
第2講 重症病態における電解質異常: Refeeding syndrome と周辺症候群
1. はじめに/2. 重症病態の栄養療法/3. RFSとは何か/4. RFSの病態/5. RFSの周辺症候群/6. RFSの診断時の注意/7. RFSの発症契機/8. RFSの対処/9. permissive underfeedingとは何か
Case study RFSと考えられた症例
第3講 循環動態不安定時の栄養療法
1. はじめに/2. ショック状態の栄養経路/3. ショック状態の早期ENは行うべきでないのか?/4. ENの禁忌,要注意症例/5. 循環動態不安定時の栄養剤選択/6. 早期EN時に気をつけること
第4講 腎障害時,腎代替療法施行時の栄養療法
1. はじめに/2. 血清クレアチニン値が高いから蛋白質投与量を制限する,は正しいのか/3. 蛋白質投与量は多ければ多いほどいいのか?/4. AKIに蛋白質を投与する利点/5. AKIの栄養投与目標/6. 投与経路/7. 蛋白質投与量を決定するために知っておきたいこと/8. 栄養評価/9. 窒素バランス測定/10. RTPを栄養評価に用いることの妥当性/11. 腎障害時の栄養治療の今後
Case study 飢餓に伴うBUN上昇の例
第5講 耐糖能異常時の栄養療法
1. はじめに/2. ブドウ糖代謝/3. 低血糖/4. 高血糖/5. 血糖値スライディングスケールの考え方/6. インスリン吸着による効果減弱/7. インスリンの働き/8. 高血糖に対する強化インスリン療法/9. 血糖異常の対処/10. インスリンの具体的な管理/11. 熱量制限のジレンマ/12. はじめにの答え/13. 高血糖症候群と早期EN
Case study 耐糖能悪化が示すもの
第6講 重症患者の栄養評価
1. はじめに/2. 毎週の栄養評価:血液検査を中心とした,あまり手間のかからない検査をもとに行う/3. 毎月の栄養評価:通常の診療では見つけられない病態を,手間暇をかけて見つける/4. 重症病態の栄養・病態評価/5. Feedbackの重要性/6. 栄養治療の今後
Note 血液検査の解釈
第7講 Synbiotic therapy
1. はじめに/2. Probioticsに期待される効果/3. Probioticsを用いる際の困難/4. Probioticsに関連する有害事象/5. 日本版重症患者の栄養療法ガイドラインにおけるprobiotics/6. Synbiotic therapyの実際/7. Synbiotic therapyの応用/8. 肝硬変,肝性脳症と腸内細菌叢/9. BCAA補充の実際
Case study 若年男性の意識障害,高アンモニア血症
第8講 心肺機能低下時の栄養療法
1. はじめに/2. 心機能低下時の栄養管理/3. 塩分量の制限/4. 水分量の制限/5. ビタミンKは制限すべきか/6. 肺機能低下に対する考え方/7. 肺機能低下時の栄養治療/8. 呼吸・循環機能低下時の栄養のまとめ
第9講 消化機能障害時の対応 :下痢,便秘,蠕動不全
1. はじめに/2. 消化管の構造/3. 重症病態での消化機能障害/4. 下痢/5. 下痢の原因,治療・対策/6. 便秘/7. 腸管虚血と腸管気腫/8. 無石胆嚢炎/9. 重症急性膵炎/10. 排便管理システム(fecal management system: FMS)/11. まとめ
Case study 消化管以外の原因による下痢症例/抗菌薬関連腸炎による下痢
第10講 ADL 低下時の栄養療法
1. はじめに/2. ICUにおける終末期・療養期患者対応の現状と課題/3. 栄養治療の方針/4. 栄養目標の設定/5. DNAR:Do not attempt resuscitationの対応/6. 緩和医療としての栄養療法/7. 具体的な症状の対策:終末像を具体的にイメージしましょう/8. 経鼻胃管の留置/9. 栄養治療はチーム医療を推進し,緩和医療にも活かすことができる/10. 緩和医療と延命治療/11. 医療スタッフの役割/12. 療養期に行う医療の難しさ:どこまで治療を行うか/13. WithdrawとWithhold/14. 緩和医療のはらむリスク/15. さいごに
Case study 遷延性呼吸不全に対して緩和的栄養療法を行った2例
第11講 腹部X線写真の見方
1. はじめに/2. 腹部X線写真の系統的読影/3. 実際の腹部X線を読影してみましょう/4. もっと腹部X線写真を撮りましょう/5. Limitation この読影法の限界/6. 腹部X線検査を用いた便秘対策
Case study 重症ではないが対処に悩む急性腹症例/腹部X線検査が有効であった例/腹部X線写真での診断が困難な例
第12講 経腸栄養療法
1. はじめに/2. EN禁忌/3. EN開始時期/4. EN速度の決め方/5. EN剤の選択
Case study 栄養治療を始めましょう
第13講 経静脈栄養
1. はじめに/2. いつからPNを始めるか:各国の推奨/3. PNの特徴/4. 施設で用いるPN製剤を表にする/5. PN施行時の注意点/6. 脂肪乳剤/7. 腎障害時のPN/8. PN製剤に薬剤を混注しない/9. 末梢静脈栄養剤持続投与によるBacillus菌血症
Case study PNによる典型的な臓器障害
索引
著者プロフィール
Topic
アルブミンとは何か/当施設の栄養治療の効果/CRRT中の窒素喪失量はBUNと相関がある/重症病態の消費熱量計測/刺激性下剤中毒/ICUにおける外科的な問題/水分皮下投与法/幽門後へのチューブ留置/NOMI(非閉塞性腸間膜虚血)の画像所見
My Opinion(著者の私見)
施設で経験したRFSを含む電解質異常症候群/エビデンスだけでは語れない栄養治療を広めるために/経鼻胃管自己抜去インシデントの検討/重症熱傷40例のEN開始時間とCONUT scoreの関係
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- 【本書名】即実践!ICUのこれだけ栄養療法〜どんな重症病態にも対応するための基礎知識と判断力が身につく14講
- 【出版社名】羊土社
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