必ずうまくいく!PICC〜末梢挿入型中心静脈カテーテルの挿入テクニックから管理まで
  • 内容見本0
  • 内容見本1
  • 内容見本2
  • 内容見本3

必ずうまくいく!PICC

末梢挿入型中心静脈カテーテルの挿入テクニックから管理まで

  • 徳嶺譲芳/監,金井理一郎/編,一般社団法人医療安全全国共同行動/他
  • 2017年11月27日発行
  • B5判
  • 133ページ
  • 付録:WEB動画
  • ISBN 978-4-7581-1818-7
  • 4,180(本体3,800円+税)
  • 在庫:あり

本書籍の特典のご案内

  • WEB動画

特典コードの入力は こちら

PDFダウンロード

超音波ガイド下でPICCを確実に挿入するコツや手技のトレーニング方法,合併症予防の知識をわかりやすく解説.初心者はもちろん,PICCを臨床でもっと活用したい医師・看護師にオススメです.web動画つき.

目次

第1章 PICCの基本

1 PICCとは何か?〜PICCの概説・歴史と展望

1.はじめに
2.PICCの歴史
3.PICCが指すもの
4.PICCのイメージの変化と混乱
5.今後の展望

2 PICCはどのような場合に使用するのか

1.はじめに
2.静脈留置カテーテルの種類
3.静脈ライン確保の目的
4.静脈カテーテル留置の合併症
5.PICCが適切な場合・不適切な場合
6.さいごに

3 PICCで用いるカテーテルの種類

1.はじめに
2.材質
3.カテーテルの形状
4.挿入方法
5.カテーテルの選択(4種類のPICC)
6.PICCを安全に使うために
7.さいごに

第2章 PICCの挿入

1 PICC挿入前の準備

1.はじめに
2.標的静脈の選択:どの静脈を選ぶか?
3.上腕部尺側皮静脈は深筋膜を貫く
4.超音波による上腕部尺側皮静脈の同定
5.静脈の太さの確認
6.カテーテルの種類を選択する
7.術中モニタリング
8.Maximal sterile barrier precautions
9.X線透視装置

2 PICC挿入の実際

1.はじめに
2.穿刺・挿入のセッティング
3.PICCの最適刺入部位:どこから挿入したらよいのか?
4.短軸アプローチによる穿刺手順
5.超音波ガイド下穿刺における注意点
6.ニードルガイドの使用と長軸アプローチ
7.PICCの固定

3 PICC挿入のトレーニング

1.はじめに:CVCとPICCの手技は別のもの
2.CVCとPICCの違い
3.In plane法とOut of plane法(長軸穿刺と短軸穿刺)
4.PICCにこそ必要なアドバンステクニック
5.PICCトレーニングモデルの仕様
6.超音波ガイド下穿刺のトレーニング方法
7.PICCトレーニングモデルの入手法

第3章 PICCの合併症対策・予防

1 PICCの合併症対策(挿入~長期留置)

1.はじめに
2.末梢型カテーテルの合併症
3.従来型CVCの合併症
4.PICCの合併症:穿刺・留置に伴う合併症
5.PICCの合併症:カテーテル留置後の管理中に起こり得る合併症
6.PICCの合併症:カテーテルの迷入と静脈壁損傷

2 PICCの感染防御

1.はじめに
2.血管内カテーテル留置に関連する感染症
3.PICCに関連する感染防御
4.さいごに

第4章 その他

1 Midlineカテーテル〜PICCと末梢静脈ラインの中間のカテーテル

1.はじめに
2.Midlineカテーテルとは
3.Midlineカテーテルの特徴
4.Midlineカテーテル挿入の実際
5.臨床で使用可能なカテーテル
6.適応症例
7.管理上の注意点

2 在宅医療におけるPICC

1.はじめに
2.HPNで使用されるデバイスと合併症の特徴
3.在宅輸液療法(HIT)に利点はあるのか?
4.HITは患者のQOLを改善するか?
5.HITの今後
書評・感想
  • 末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の挿入手技及び管理についてわかりやすく,かつ詳細に記載されている本です.執筆者は,最先端技術をいち早く取り入れているさまざまな医療機関においてPICCを実際に挿入管理している,麻酔科学,集中治療科学,外科学,看護学,救命救急科学におけるエキスパートの先生方です.

    小泉俊三先生の推薦のお言葉にあるように,中心静脈路の確保は必須の診療手技ではありますが,ときに重篤な合併症を伴うものであったため,古典的PICCを含め,さまざまな工夫がこれまで行われてきました.そこで登場したのが,超音波ガイド下上腕PICCです.簡便さではなく安全性を重視した技術です.PICC の濫用が問題となっているアメリカでは,Choosing Wiselyキャンペーンの中でも,医療者や患者の利便性のための使用はすべきではないと取り上げられています.PICCの適応を理解し,安全に使用することが大切です.

    この本は,PICCの挿入テクニックから管理まで必ずうまくいくようなコンテンツが満載です.コア部分のコンテンツは,PICC の歴史,臨床的適応,実際に用いるカテーテルの種類,挿入前の準備,挿入の実際,挿入トレーニングの方法,合併症対策,感染防御,です.その他の項目として,Midlineカテーテルと在宅医療におけるPICCも取り上げられており,今後の応用として有望な領域までカバーされています.

    図や写真も豊富であり,大変わかりやすい内容となっています.重要ポイントについては,漫画イラスト入りの「覚えておこう!」の囲み文章で強調されています.また,メモ欄とコラム欄では,日常診療で疑問としてよく取り上げられる知識をわかりやすくレッスンしてくれています.そしてうれしいのが挿入手技の動画を視聴することができる特典が付いていることです.百聞は一見にしかず,です.本書を購入したらまずその動画を視聴してイメージをつかみ,読破するともう安全な最先端技術のエキスパートとなる一歩を踏み出せると思います.

    徳田安春(群星沖縄臨床研修センター)

購入方法・送料について

本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.

  • 【本書名】必ずうまくいく!PICC〜末梢挿入型中心静脈カテーテルの挿入テクニックから管理まで
  • 【出版社名】羊土社

お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.

羊土社HPでのご注文について

本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.

分類 項目 費用
国内 消費税 +380円
送料 +500円
手数料(代引きのみ) +300円
海外 航空便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +680円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +870円
第2地帯(ヨーロッパ) +870円
第3地帯(アフリカ、南米) +1130円
EMS便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +1400円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +2000円
第2地帯(ヨーロッパ) +2200円
第3地帯(アフリカ、南米) +2400円

※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.

法人向け 購入のお問い合わせ

法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

こちらの書籍もお勧めいたします

  • 9784758127172
  • 9784758127141
  • 9784758124058
  • 9784758127011
  • 9784758105866
  • 9784758109475
  • 9784758122122
  • 9784897063348
  • 9784758112024
  • 9784758118149

電子書店で購入する

本書が販売されている主な電子書店をご紹介いたします.

  • 羊土社HP外のサイトになります
  • ご利用方法は各電子書店でご確認ください
  • Knowledge Worker
  • m2plus eBookStore
  • Kinoppy
  • 医書.jp
  • VarsityWave eBooks
サイドメニュー開く