外国人診療で困るコトバとおカネの問題
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外国人診療で困るコトバとおカネの問題

  • 増井伸高/著
  • 2019年09月20日発行
  • B5判
  • 124ページ
  • ISBN 978-4-7581-1860-6
  • 定価:2,800円+税
  • 在庫:あり
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突然,外国人患者が来院したらどうする? 外国人の外来・入院に備えて何を準備すべき? そんな悩みをもつ医師や医療事務員,病院管理者におすすめ!外国人医療の場で必ず起こる問題とその解決方法をすべて記載!

目次

はじめに

筆者と当院の紹介

図表目次/コラム目次

本書のトリセツ

外国人医療トラブルシューティング

Part1 外来受診した外国人診療で困ったときの対症療法

1.日本語対応可能で公的保険もある場合の対応

在留外国人と訪日外国人/コトバOK&おカネOK⇒在留外国人/同伴通訳にサポートしてもらう/同伴通訳に頼ってはいけないとき

2.日本語対応可能だが,公的保険がない場合の対応

公的保険がない場合は自由診療となる/自由診療では概算を事前に提示する/医療費を考えながら医療をする

3.日本語が全く話せない外国人の対応

中国語圏・韓国語圏から来る,コトバが通じない訪日外国人の対応/コトバが通じないときにどうするか?/どの病院に紹介するか?

4.外国人が突然来院した場合の事務対応

その1 受付時:パスポートと健康保険証を確認/その2 診察中:訪日外国人は自由診療の値段と概算を準備する/その3 会計時:領収書と診断書をできれば英語で準備

Part2 外国人診療のコトバとおカネの準備方法

1.外国人診療の準備では診療実績の数値化から始める

まずは8割をめざす/どのような外国人患者が来院するか?/どうしてもカウントできないとき/在留外国人のカウント/訪日外国人のカウント/訪日外国人の診療では何語が必要か?

2.コトバの問題解決 1)通訳の準備

外国人医療対策でコトバの準備は永久に続けるもの/何語をどのように準備すればよいか?/院内通訳の導入方法/どれくらい外国人患者がいれば通訳を雇用するか?/派遣通訳について/同伴通訳は院内通訳採用後も利用してOK!/電話通訳サービス/当院利用の電話通訳サービスの例/採用前に必ず試用を繰り返す/機械通訳は院内利用しない

3.コトバの問題解決 2)通訳の利用法

院内通訳の働き方/院内通訳の通訳以外の業務/医療通訳の資格取得/電話通訳サービスの利用法/コトバのマニュアルを“見える化”し,使ってもらうまでが準備/通訳を利用するときの話し方のコツ

4.コトバの問題解決 3)書類の作成

①診療申込書(診療同意書)/②診断書/③領収書(英語)/④問診票

5.おカネの問題解決 1)外国人患者の医療費をいくらに設定するか

自由診療の料金設定/公的保険での通訳費用の設定/在留外国人は訪日外国人より総額費用が安くあるべき/有料の通訳費用を拒否されるリスク/外国人診療特有の負担の必要性を医療者にわかってもらう

6.おカネの問題解決 2)未収金対策

未収金が発生するパターンを知っておく/入院時の会計対応/在留外国人の場合

7.コトバとおカネの問題を解決する医療事務員マニュアルの作成

外国人診療に必要なマニュアルを作成する

Part3 コトバとおカネの準備後に取り組む外国人診療

1.医師が外国人の診察で知っておくべきこと

診療の目的・目標をはっきりさせる/訪日外国人で多い主訴と鑑別疾患を知っておく/在留外国人で留意すべき病態/外国人が抵抗を示す医療行為を知っておく/検査の説明は時間がかかると心得るべし

2.入院患者の緊急帰国支援

緊急帰国の理由を確認する/治療プランが決まった後の対応/MEDIF/航空機の手配/母国の医療機関の決定/入国の準備/コーディネートを誰がする?

3.診療拒否する外来患者への対応

患者であり旅行者である/受付で診療同意書にサインをもらっておく/同意のもとで診療拒否となっても診療拒否書は必ず取得する

4.院内死亡時の対応

外国人の葬法の違い/日本人と外国人の院内死亡後の対応の比較/霊安室での病院待機を防ぐ方法/筆者の土葬搬送事例の紹介

5.外国人診療で知っておきたい薬の注意事項

母国語の文字が読めない薬の調べ方/用法用量の確認/外国人が文化・風習で使わない薬を知っておく/応用編 ~薬袋の自動翻訳~

6.食事とWi-Fiの整備

院内無料Wi-Fiを導入する/宗教や信条による食事制限/具体的な食事対応方法/文化の理解はインプットとアウトプット

7.国際医療支援室の立ち上げ

国際医療支援室とは?/JMIPを受審する/国際医療支援室での筆者の失敗/必要なのはハードとハート/国際医療支援室のゴールとは?

おわりに 〜日本では外国人にも日本人と同様の医療を提供する〜

巻末文献

索引

外国人診療で困るコトバとおカネの問題 外国人診療で困るコトバとおカネの問題 外国人診療で困るコトバとおカネの問題 外国人診療で困るコトバとおカネの問題
書評・感想
  • ◆タイムリーな実用書に拍手◆

     門下生の増井先生がまたまたヒットを放ちました.
     この本の特徴はまず第一に,ERで救急医として働く著者の実際の苦悩体験から書かれていることです.急速に増えつつある外国人の診療が,われわれの新たな,しかも今後急速に大きくなるニーズであることは言うまでもありません.ERで救急医はこの問題に真っ先に直面し苦悩します.その問題を解決するために試行錯誤して工夫や智慧が生まれます.この本にはその工夫や智慧が書かれています.
     第二の特徴は,医学的なことより「コトバとおカネの問題」というきわめて現実的な対応策に重点が置かれていることです.医師の書く本は往々にして診療面,特に医学的なことが中心で,他の医療職が直面する問題には舌足らずなものになりがちです.しかし,この本に関してはそれはありません.医師以外の職種の苦悩にも目を向け,彼らを支援する著者の気持ちが書かせた本と言えるでしょう.外国人診療問題は医師だけなく病院全体で取り組むべき新たなニーズであることが力説されています.
     第三の特徴は,著者が実際にやってみた工夫や挑戦で有効でなかったものも克明に描かれていることです.多くの本は成功体験が中心で,「○○が役に立つ」という書き方になりがちです.しかしこの本は「○○は役に立たないからやめたほうがいい」という指摘が何カ所も出てきます.著者たちが実際にやった工夫や挑戦に関してなぜダメだったのか,その理由も書かれています.失敗を隠さずオープンにして教訓を共有することから進歩が生まれるという著者の信条が書かせた本と言えるでしょう.
     書評を書くためにいただいた二冊のうちの一冊を,私の病院の事務担当者にあげたところ,「こんな本がほしかったのです!」と彼女は満面の笑みをたたえていました.
     やりたいことではなく求められていること,新たに発生しつつある現場のニーズに合わせて進化すること,それらがERで働く救急医にとって最も大事だと教えてきました.この本は著者がその教え通りに生きている証であり,大きな喜びを感じました.東京オリンピック・パラリンピックが迫るこの時期に合わせてきわめてタイムリーな出版に心から拍手を送ります.

    『Gノート2019年12月号』より転載

    寺澤秀一(福井大学名誉教授)

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