わかって動ける! 人工呼吸管理ポケットブック〜「どうしたらいいのか」すぐわかる、チェックリストと頻用データ
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わかって動ける! 人工呼吸管理ポケットブック

「どうしたらいいのか」すぐわかる、チェックリストと頻用データ

  • 志馬伸朗/編
  • 2014年10月01日発行
  • B6変型判
  • 189ページ
  • ISBN 978-4-7581-1755-5
  • 定価:3,500円+税
  • 在庫:あり
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研修医必携!呼吸器の設定から調節,離脱,トラブル対応まで,現場で迷った時に必要なデータがすぐ引ける!チェックリストでどうしたらいいのかすぐわかる!これで今日からYes, we can !

目次

第1章 人工呼吸の適応

1. 酸素療法【志馬伸朗】

1 酸素投与法ごとの酸素流量と吸入酸素濃度
2 インスピロンネブライザー使用時の吸入酸素濃度
3 低酸素症の評価と酸素療法の目標

2. 人工呼吸の適応【吉田浩輔/志馬伸朗】

1 人工呼吸の適応
  • チェックリスト 病棟で挿管を依頼されたら?
2 Ⅰ型呼吸不全か? Ⅱ型呼吸不全か?
3 呼吸不全の原因

3. NPPVの適応と基本設定,中止基準【吉田浩輔/志馬伸朗】

1 NPPVの適応(状態)
  • チェックリスト NPPVの適応
2 NPPVの適応(病態)
3 NPPVの初期設定(例)
4 NPPVの調節方法(例)
5 NPPVの中止基準

4. ネーザルハイフローの適応と基本設定,中止基準【吉田浩輔/志馬伸朗】

1 ネーザルハイフローの特徴
2 ネーザルハイフローの適応
  • チェックリスト ネーザルハイフローの適応
3 ネーザルハイフローの初期設定(例)
4 ネーザルハイフローの中止基準

第2章 気道確保

1. 気管挿管【志馬伸朗】

1 Rapid sequence intubation(迅速導入気管挿管)とは?
2 Delayed sequence intubation(遅延導入気管挿管)とは?
  • チェックリスト Delayed sequence intubation
3 Awake intubation(意識下挿管)
4 気管挿管の適応
5 気管挿管の合併症
6 気管挿管バンドル

2. 挿管時に準備する物品・薬剤【志馬伸朗】

1 準備物品のチェックリスト
  • チェックリスト 気管挿管前準備チェックリスト
2 挿管時に使用する薬剤
3 挿管困難時に用いるデバイス

3. 気管チューブ【志馬伸朗】

1 気管チューブのサイズと深さの目安
2 気管吸引チューブのサイズと挿入長の目安
3 適正挿管の評価
  • チェックリスト 適正挿管の評価
4 適正位置
5 スタイレット
6 特殊気管チューブ
7 気管チューブ管理

4. 気管切開チューブ【舩越 拓】

1 気管切開チューブの種類
2 気管切開チューブの交換

5. 気道確保困難の評価【舩越 拓】

1 挿管前の評価
  • チェックリスト 換気困難の予測:MOANS
  • チェックリスト 挿管困難の予測:LEMON
2 気道確保困難スコア

6. 困難気道の対処【舩越 拓】

1 挿管困難が予想される場合
  • チェックリスト 挿管困難に準備すべき物品
2 挿管困難のスコアリング
3 輪状甲状靭帯穿刺あるいは切開
4 気管切開
5 気管切開後に注意すべき合併症

第3章 人工呼吸器の設定

1. 人工呼吸モードと設定【小尾口邦彦】

1 換気様式-1.従量式換気:VCV(ボリュームコントロール)
2 換気様式-2.従圧式換気:PCV(プレッシャーコントロール)
3 換気様式-3.PS(プレッシャーサポート)
4 換気モード
5 人工呼吸換気様式・換気モードの組合わせ・設定

2. 基本的な人工呼吸器の設定【岩下義明】

1 吸気時間と吸呼気比
  • チェックリスト 再評価のポイント
2 酸素濃度の設定と目標
3 吸気トリガー
4 PEEPの設定
5 アラームの設定

第4章 鎮痛・鎮静

1. 鎮痛の評価法【細川康二】

1 痛みの原因
2 痛みの評価
3 鎮痛鎮静評価のポイント

2. 鎮静の評価法【細川康二】

3. せん妄の評価法【細川康二】

4. 薬剤の種類と投与量【細川康二】

1 鎮痛法と鎮痛薬・鎮静薬
2 筋弛緩薬
3 向精神薬

5. 薬剤の具体的な使用法【細川康二】

第5章 人工呼吸中の管理

1. 身体診察【上田剛士】

1 人工呼吸管理中の身体診察(肺以外)
  • チェックリスト 人工呼吸管理中の身体診察でのチェックポイント
2 肺の診察
3 努力呼吸,奇異性呼吸がみられるとき
4 呼吸状態が急激に増悪したときの身体診察

2. 酸素化が悪いとき,良すぎるとき【後藤安宣】

1 酸素化の決定因子
2 酸素化の指標
3 酸素化が悪いとき
  • チェックリスト 酸素化が悪いときのチェックリスト
4 酸素化が良すぎるとき

3. 炭酸ガス排泄が悪いとき,良すぎるとき【後藤安宣】

1 炭酸ガス排泄を決定する因子
2 炭酸ガス排泄が悪いとき
3 炭酸ガス排泄が良すぎるとき

4. 加温・加湿【後藤安宣】

1 加温・加湿はなぜ必要?
2 人工鼻
  • チェックリスト 人工鼻(HME)の非適応症例
3 加温加湿器
4 人工鼻 vs 加温加湿器

5. 誤嚥の予防【細川康二】

1 誤嚥リスク
2 嚥下機能テスト
3 治療・介入法

6. さまざまな体位の利点と問題点【細川康二】

1 各種体位の利点と欠点
2 ドレナージしたい肺葉別の体位
3 身体運動と高次機能維持

7. 気管吸引【福家寛樹/長谷川隆一】

1 目的
2 合併症
3 気管吸引の手順
4 閉鎖式気管吸引の利点
5 痰の客観的評価スコアの一例

8. グラフィックの見かた(人工呼吸器やカプノグラムなど)【小山昌利/長谷川隆一】

1 グラフィックモニタの意義
2 基本波形
3 カプノグラムのCO2波形

9. 血液ガスデータの見かた【上田剛士】

1 動脈血液ガスの正常値
2 酸素化の指標
3 酸塩基平衡異常の読解手順
4 末梢静脈血液ガス

10. 胸部X線【濱中訓生】

1 いつ胸部X線写真を撮像するか?
2 ポータブルX線
3 いざ読影
  • チェックリスト 胸部X線読影時のチェックポイント
4 片側の真っ白な肺を見たら→気管・縦隔の位置に注目
5 肺のびまん性陰影

11. BAL(気管支肺胞洗浄)【小林岳彦】

1 適応
2 準備
3 BAL液の評価

第6章 トラブルシューティング

1. 突然の換気不全や状態悪化【小尾口邦彦】

1 挿管直後からの低血圧
2 突然の換気不全や状態悪化
  • チェックリスト 人工呼吸中患者の急変時対応

2. アラーム対応【小尾口邦彦】

1 人工呼吸器アラームが鳴る原因
2 人工呼吸器アラーム設定と対応

3. 病態別の対処法【小尾口邦彦】

1 難治性低酸素血症(refractory hypoxemia)
2 突然の大量気道出血
3 しゃっくりがとまらない
4 気道内分泌物が多量
5 カフに空気を入れても漏れる
6 吸引チューブが進まない

第7章 離脱

1. ウィーニングの用語とプロトコール【齋藤伸行】

1 ウィーニングの方法
2 ウィーニングプロトコール

2. 自発呼吸トライアル(SATとSBT)【齋藤伸行】

1 SATの条件と評価
  • チェックリスト SAT開始安全基準
  • チェックリスト SAT成功基準
2 SBTの条件と評価
  • チェックリスト SBT開始安全基準
  • チェックリスト SBT成功基準

3. 抜管前の評価【齋藤伸行】

1 抜管後気道狭窄の評価
  • チェックリスト カフリークテストを行うべき対象
2 カフリークテストの手順と評価
  • チェックリスト カフリークテストの手順
3 再挿管の危険因子についての評価
  • チェックリスト 再挿管を要する呼吸不全の発生に関する危険因子

4. 抜管前の準備と抜管後の評価【齋藤伸行】

1 再挿管のリスクに応じた抜管前の準備
  • チェックリスト 超ハイリスク群での準備
  • チェックリスト ハイリスク群での準備
2 抜管後の評価

第8章 特殊管理など

1. ARDS【橋本壮志】

1 急性呼吸促迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)
2 肺保護換気とは?:基本的考えと設定
3 オープンラング戦略とは?
4 ARDSの人工呼吸管理の目安

2. 【特殊換気モード】APRV【岩下義明】

1 APRV(airway pressure release ventilation)の特徴
2 APRVの基本設定と調節方法

3. 【特殊換気モード】HFOV【長谷川隆一】

1 HFOV(high frequency oscillatory ventilation)の特徴
2 HFOV機器
3 HFOVの基本設定と調節方法

4. COPD急性増悪【小林岳彦】

1 定義
2 原因
3 薬物治療(ABCアプローチ)
4 NPPV
  • チェックリスト NPPV開始後のチェックポイント
  • チェックリスト モニタリングのチェックポイント
5 IPPVの導入

5. 気管支喘息発作【小林岳彦】

1 定義
2 薬物治療
3 人工呼吸
  • チェックリスト 人工呼吸適応となる気管支喘息重積発作のサイン
  • チェックリスト 過膨張を防ぐ換気様式

6. VAPとVAE【齋藤伸行】

1 人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia:VAP)
2 VAPの予防と治療
  • チェックリスト VAPバンドル
3 人工呼吸器関連事象(ventilator-associated event:VAE)
4 VAEサーベイランスアルゴリズム

7. 肺血栓塞栓症の可能性予測【志馬伸朗】

付録

ベッドサイドで役立つ診断・治療の基準一覧【橋本壮志】

付録1 安静時呼吸数の正常値
付録2 呼吸回数の異常と緊急度の評価
付録3 各種血液ガスの正常範囲とPaO2の簡易式
付録4 動脈血液ガスの正常範囲
付録5 動脈血酸素飽和度(SaO2)と動脈血酸素分圧(PaO2)との関係
付録6 ベンチュリーマスクにおける空気の取り込み量と総流量
付録7 酸素化およびガス交換の指標
付録8 換気メカニクスの指標
付録9 人工呼吸器フリー生存日数(ventilator-free days:VFD)の計算
付録10 SBT開始のスクリーニング基準
付録11 SBT失敗の判断基準
付録12 肺保護換気戦略に基づく推奨一回換気量
付録13 PEEPの設定
  • a) ARDSnetが推奨するFIO2-PEEP換算表
  • b) ALVEOLI研究で用いられたFIO2-PEEP表
  • c) LOVS研究で用いられたFIO2-PEEP表
  • d) Talmor研究で用いられたFIO2-肺内外圧差表

第2章『3. 気管チューブ』より抜粋

人工呼吸管理ポケットブック 立ち読み1 人工呼吸管理ポケットブック 立ち読み2 人工呼吸管理ポケットブック 立ち読み3 人工呼吸管理ポケットブック 立ち読み4
書評・感想

誰のためのどんな本?

人工呼吸管理に携わる若い医師や,ICUで働く看護師,臨床工学技士,理学療法士などにとって役立つ内容が満載のポケットブックです.人工呼吸を専門としない内科医や外科医が人工呼吸患者の診療にあたるときにも,ベッドサイドにあれば便利だと感じる本だといえます.

編集者の志馬伸朗先生は人工呼吸管理の現場にいて,「若い人のためにこんな本があったら」と思われたのだと思います.「こういうところでちょっと見たい,確認したい」という項目が網羅されています.ポケットサイズにこれだけのことをよくまとめられたと感心してしまいます.

内容は?

人工呼吸器の設定や人工呼吸管理の方法はもちろん,気道確保法,人工呼吸中の鎮痛・鎮静,トラブルがあったとき,などが目次になっていますが,たとえば気道確保の項では「気管挿管するときに準備するもの」とか「挿管の成否はどうやって確認する?」といった,日常診療でよく遭遇するが本当にそれで万全?と考えてしまうようなことがコンパクトにまとめられています.また,「挿管困難が予想される症例の気管挿管時に用意するものは?」などという項目もあることから,スタンダードだけでなく現場でちょっと困りそうなことまでが掲載されています.こうしたことが全編にわたってみられるので,まさに人工呼吸管理の現場に必携の本だと考えます.

こんな工夫が

ポケットサイズにしたことが最初の工夫です.写真やフローチャート,ちょっとした注意事項をまとめた「メモ」なども多く非常にわかりやすいし,随所に「チェックリスト」が掲載されていることから,これを利用すれば研修医や看護師にとっても抜け落ちがないようにできる,という配慮もあります.目次は「メモのページ」や「図表のページ」もわかるようになっているし,索引もわかりやすくて何かを見たいときに実に調べやすいです.

ぜひお薦めします

書評の著者(妙中信之)は35年以上も集中治療の世界にいましたが,本当に使い勝手がよさそうな本だと感じました.人工呼吸管理は集中治療のなかでも根幹を占める部分です.その人工呼吸管理の大事な部分を網羅しているうえ,コンパクトにわかりやすくまとめられています.まさに「わかって動く!」ための本です.ぜひお薦めします.

(妙中信之[宝塚市立病院 病院長])

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  • 【本書名】わかって動ける! 人工呼吸管理ポケットブック〜「どうしたらいいのか」すぐわかる、チェックリストと頻用データ
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