ホスホリパーゼA2といえば,これまではへビ毒や膵由来の消化酵素として,比較的地味な存在でした.ところが最近,その酵素が新しい情報因子として脚光を浴びるようになってきました.今号では,そのホスホリパーゼA2研究の新展開に焦点をあてて特集いたしました.企画は塩野義製薬研究所の有田斉先生,ならびに東京大学の清水孝雄先生にお願いいたしました.
目次
特集
新しい情報因子:ホスホリパーゼA2
企画/有田 斉,清水孝雄
<序文>新しい情報因子としてのホスホリパーゼA2【有田 斉/清水孝雄】
ホスホリパーゼA2遺伝子の構造と発現調節【小原 收/石崎 順】
膵型(Ⅰ型)ホスホリパーゼA2の特異的受容体を介した細胞応答【有田 斉】
炎症関連因子によるⅡ型ホスホリパーゼA2の発現誘導【中野 亨/有田 斉】
Ⅱ型ホスホリパーゼA2の生理的役割−アラキドン酸代謝および脱顆粒反応への関与【村上 誠/工藤一郎/井上圭三】
細胞質型ホスホリパーゼA2の構造と機能【Ruth M. Kramer(翻訳:小原 收/有田 斉)】
細胞内オルガネラにおけるホスホリパーゼA2の特性と機能【小泉惠子】
受容体を介したホスホリパーゼA2活性化機序【村山俊彦】
トピックス
CURRENT TOPICS
トランスジェニックマウスによるRB遺伝子の機能解析【小柴賢洋/高橋 玲】
rab蛋白質の翻訳後修飾と脈絡膜萎縮症(Choroideremia)【檀上稲穂/藤山秋佐夫】
カゼインキナーゼⅡをめぐる最近の進展【吉川 潮】
分裂細胞の微小管モーター分子に関する最近の飛躍【栗山了子】
イムノPCR:抗体・DNA複合体を用いた超高感度抗原検出法【佐野 猛】
連載
Developmental biotechnology[発生工学実験法シリーズ]
アフリカツメガエル初期胚への核酸注入による遺伝子機能の解析【塩川光一郎/浅野美咲/三好隆太郎】
Macintoshソフト実践マニュアル
パッチクランプのデータ収録とオンライン解析を行う“Pulse”【細谷幸雄/Daniel. L. Fass/倉智嘉久】
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- 【本書名】実験医学:新しい情報因子:ホスホリパーゼA2
- 【出版社名】羊土社
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