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対談 AI興隆の時代だからこそ,研究で大切なことサイエンスとは自分を知って,自分自身を大切に育てていくこと

椛島健治,山下由起子
10.18958/7281-00017-0000505-00

対談をはじめるにあたって
近年,生命科学・医学研究は実験手法やAI等の技術革新に伴って研究への取り組み方が変化,多様化するとともに,コロナ禍を境に研究環境や行動様式も大きく変容しています.これからの時代どのように研究に取り組めばよいのでしょうか? また世界に伍する成果をあげていくために何が必要なのでしょうか?
今回は,2022年1月より小誌編集委員を務めていただいています椛島健治先生と山下由起子先生をお招きし,近年の「変化」「多様性」をキーワードに対談いただきました.確たる答えはない問いですが,研究面でトップランナーとして活躍されながら数多くの若手の指導にも取り組んでこられた先生方の豊富なご経験も振り返っていただきながら,いま変わりつつあること,本質的に変わらないこと,これからも大切にすべき考え方など,たくさんの貴重なメッセージをいただきました.
本記事が,特に大学院生や若手研究者の方々の力となり,研究とキャリアの発展にわずかでも寄与することが叶えば幸いです.(実験医学編集部)※本対談は2023年4月4日にオンラインで開催しました

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  • 【スマホで読める実験医学】対談 AI興隆の時代だからこそ,研究で大切なこと サイエンスとは自分を知って,自分自身を大切に育てていくこと
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