本コンテンツは,実験医学同名連載(2017年8月号〜)からの転載となります.パズルの解答は,下記フォームからご応募ください! 前問の答え合わせも本ページでご紹介してゆきます.
正解者にはプレゼントがありますので,たくさんのご応募をお待ちしております.
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第112問 病原体の隣に

数のヒントを頼りに,病原体の周りに駆け付ける免疫細胞をイメージして,病原体と免疫細胞のペアをつくってください.免疫細胞の周りのマス(8マス)には他の免疫細胞が現れない,というルールが特に重要になってきます.絶対に細胞が入らないというマスには×をつけながら進めてゆくと解きやすいです.
第111問のこたえ

先月の『ウソつきは誰?』は楽しんでいただけましたか? 論理パズルの分類の1つに,「ウソつき問題」という分野があります.常に本当のことを言う正直者と,常にウソをつくウソつきが混ざっている集団があり,各人の発言を手がかりにして矛盾がないように犯人や正体を暴くパズルです.解きなれない方が多いかと思うので,簡単な例を1つ紹介します.『A,B,Cの3人のなかにウソつきが1人いる.A「Cはウソつき」,B「Aは正直者」,C「Bはウソつき」とのこと.誰がウソつきでしょう?』解く基本は,まずは仮定をして,矛盾を探すということです.例えばAがウソつきだと仮定すると,Cは正直者,Bがウソつきとなるので,ウソつきが2人となってしまい矛盾が生じます.そのようにして仮定,推論を進めると,『Cがウソつき』ということが明らかとなります.
さて,先月の問題ですが,人魚やペガサスを研究している人はウソつきという前提から,東山がウソつきでなければ地井がウソつき,ということが言えます.よって,東山か地井のどちらかがウソつき,となります.同様に,南田か西川のどちらかがウソつき,となることから,少なくとも北岡と天野は正直者,ということがわかります.さらに,天野が「東山はマウスを扱っている」と言うので,地井がウソつきです.また,西川が正直者だとすると南田がウソつきということになります.これは,西川の「南田は線虫を扱っている」という発言と矛盾します.よって,西川はウソつき,とわかります.これで,ウソつきと正直者がすべて明らかになったので,各人の発言より扱う動物が順次決まっていき,南田の扱っている「メダカ」が正解となります.
研究の基本は,さまざまな実験結果からある1つの結論を論理的に導き出すことだと考えると,論理パズルは研究者に向いているようにも思えます.実験結果がすべて妥当なものだといいのですが,ある日の実験について,試薬の取り違いでおかしな結果を生んでしまった.そんな疑わしい結果が混ざったデータを検討して結論を導いていく際には,ウソつき問題を解く力が問われるのかもしれません.
今月はここまで,来月のパズルもお楽しみに!








