胸部X線・CTの読み方やさしくやさしく教えます!
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胸部X線・CTの読み方やさしくやさしく教えます!

  • 中島 啓/著
  • 定価 3,600円+税
  • 2016年06月10日発行
  • A5判
  • 237ページ
  • ISBN 978-4-7581-1185-0
  • 販売状況: 注文可能(在庫あり)
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「読影手順は?」「どこに異常があるの?」「所見の正しい表現は?」など読影の基本の悩みを解決!手順と解剖をふまえた簡潔・丁寧な解説で,所見と鑑別が面白いほどわかる!症例問題で理解度チェックもできる!

内容見本
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目次

推薦の言葉【青島正大】

序【中島 啓】

付録:正常画像一覧

第1章 胸部X線を見逃しなく読む!

1 はじめに

胸部X線のしくみ/シルエットサイン/肺野の呼び方/胸部X 線読影で大切な3つのこと

2 撮影条件~胸部X線を適切に読影するために撮影条件を確認しよう~

体位/撮影方向/線量/正面性

3 骨・軟部陰影~骨折・皮下気腫・縦隔気腫はあるか?~

骨/軟部組織

4 胸膜~胸膜肥厚・胸水・肺過膨張はあるか?~

胸膜の読影手順/胸膜の異常所見の見分け方

5 縦隔~気管・気管支と肺動脈を追跡する~

縦隔に関連する解剖/気管→気管分岐部/右主気管支→右中間気管支幹/右肺動脈と上肺静脈/左主気管支→左肺動脈/大動脈→A-P window(大動脈肺動脈窓)

6 肺野~血管を追えるようになろう~

肺野の解剖/肺野の読影法/余裕がある方対象:「太い肺動静脈」についてここまで覚えよう!

7 見落としやすい部位の確認~肺尖部の左右差と側面像を確認しよう~

見落としやすい部位/正面像/側面像

8 胸部X線読影のチェックリスト

第2章 胸部CT〜まず解剖と一緒に理解する〜

1 はじめに 

胸部X線と胸部CT/胸部CTの読影順序

2 縦隔条件〜大血管・心臓・リンパ節を評価しよう〜

はじめに/骨軟部組織/甲状腺・大静脈・上腹部臓器・大動脈/食道・気管/心臓/肺静脈・肺動脈/縦隔肺門リンパ節

3 肺野条件~気管,気管支,肺野,胸膜を確認~

気管・気管支/肺野/胸膜

4 胸部CTにおける表現の基本~所見を正しい用語で表現しよう~

粒状影,結節影,腫瘤影/consolidation(浸潤影)/スリガラス影

5 HRCTにおける小葉構造と病変の関係~小葉における病変分布4パターンを覚えよう~

High-resolution CT(HRCT)/小葉とは?/小葉における病変分布4 パターンを覚えよう

6 区域性分布と非区域性分布~陰影の分布で鑑別を考えよう~

区域性分布/非区域性分布

第3章 胸部CT〜病変部位はこう読む〜

1 はじめに

2 限局性陰影~浸潤影・スリガラス影・粒状影~

はじめに/感染性病態/非感染性病態

3 結節影・腫瘤影〜結核と肺癌を見逃さない!〜

はじめに/感染性病態/非感染性病態

4 びまん性陰影〜スリガラス影と粒状影のどちらが主体か考える〜

はじめに/びまん性スリガラス影/びまん性粒状影/肺の構造改変(気腫・気管支拡張・蜂巣肺)を主体とする疾患

5 縦隔病変~腫瘤の形と内部の性状に注目しよう~

はじめに/感染性病態/非感染性病態

6 胸膜病変~胸水と胸膜の形に着目しよう~

はじめに/感染性病態/非感染性病態

索引

コラム① 存在診断と質的診断

コラム② 胸部X線の読影力を上げるコツは?

コラム③ 胸部画像検査の被曝によるリスク

コラム④ 胸部CTにおける病変分布の表現:中枢と末梢

コラム⑤ CT値とは?

コラム⑥ 初心者のうちは読影記録の雛形をつくっておく

コラム⑦ 胸部CTによる肺炎の起炎菌推定

コラム⑧ 結核と肺癌を見逃さない

コラム⑨ 免疫不全者の呼吸器感染症の特徴

『第2章 胸部CT〜まず解剖と一緒に理解する〜 2 縦隔条件〜大血管・心臓・リンパ節を評価しよう〜』より抜粋

X線CTの読み方 立ち読み1 X線CTの読み方 立ち読み2 X線CTの読み方 立ち読み3

−後略−

書評・感想
  • 研修医の方々が胸部画像の医学書を手に取ると,最初の数十ページで挫折してしまうか,うたた寝してしまうかのどちらかです.その理由を考えてみましたが,おそらくどの書籍もマニアックで能書きが長いからだと思います.私みたいに呼吸器内科にどっぷり漬かっている人間にとってはそういう堅苦しい辞典みたいな医学書の方が満足するわけですが,初学者が胸部画像の最初の1冊としてそういう本を選んでしまうと本棚のインテリアになってしまいます.ヘタすりゃホコリをかぶってインテリア以下の存在になることだって….胸部X線の歴史や胸部CT検査の原理なんて,今の時代インターネットで検索すればすぐにわかります.私たちが知りたいのは,決して検索することができない,実臨床に直結する臨床医の読影ノウハウなのです.

    この本は,放射線科医ではなく呼吸器内科医が1人で書き上げたものです.読み進めていくと,少なくとも初学者や臨床医がすっ飛ばしても問題ないだろうというポイントをうまく削ぎ落としていることに気づきました.そして次第に,なぜ私が研修医のときにこの本がなかったのか,ジェラシーすら感じはじめました.

    例えば,「読影をしているとき,私は目線をこのように動かしている」といったメッセージが書かれています.いいですか,「こういう順序で読影しましょう」ではダメなのです.「私はこういう目線の動きで読影している」.この書き方こそがこの本の長所を端的に表しています.教育上手な医師というのは,まず最初に初学者の目線に立って考えることができる.これができる医師は非常に少ない.この本を読む限り,中島先生は間違いなく初学者の目線に立てるタイプの指導医です.若者たちが何を疑問に感じており何を知りたいのか,熟知している雰囲気が文章にまざまざと表れているのです.もちろん,筆者ご本人は謙遜されるでしょうが.

    初学者向けということは,指導医や呼吸器専門医レベルの医師にはこの本は不要でしょうか?いいえ,この本に書かれている教育法をそのまま指導に応用してください.いつの日か,あなたも名指導医と呼ばれる日が来るかもしれませんよ.

    倉原 優(国立病院機構近畿中央胸部疾患センター 内科)

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