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最新号(2月20日発行)
2006年3-4月号
(Vol.6 No.2)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
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産学連携時代の共同研究術
■ 製品
■ コラム&レポート
■ 製品・サービス情報

産学連携時代の共同研究術
坂口謙吾

第7回 効率的に共同研究を開始するための1つの提案
前号までに産側が参加する前のプロトタイプの完成や,産学連携の共同研究を開始するためのキッカケ作りや相手の力量判定に関する問題を,現状に即した形で説明してきた.つまり産側も学側も相手探しを偶然の機会に頼っている部分が非常に多いのである.個々の組織の問題としてではなく,日本のバイオ産業の育成のために,もっと国家的見地で産学連携を開始するキッカケを考えるべき時期に来ている.基本的に本当に近い将来に商品化される可能性をもつ斬新な複合領域バイオプロジェクトは学側にそんなにある訳ではない.一方,投資したいと思う産側の組織は非常に多く,需給バランスが狂っているのである.その結果,産側はガセネタを掴みやすいことになる.過去のバイオ投資の失敗はそれを大きく反映している.今回はこのような問題の底にある条件を検討し,そして私の個人的な見解が入るが,制度的な提案をしてみたい.

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