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CRISPR技術を用いた核酸検出

Nucleic acid detection by CRISPR technology
吉見一人,真下知士
Kazuto Yoshimi/Tomoji Mashimo:Division of Animal Genetics, Institute of Medical Science(IMSUT),The University of Tokyo(東京大学医科学研究所 先進動物ゲノム研究分野)
10.18958/6797-00001-0000729-00

真核細胞のゲノムを操作するためのツールとして利用されてきたCRISPR-Casシステムだが,その活用はゲノム編集にとどまらない.その代表例が核酸検出法への応用である.CRISPR診断ともよばれるこの方法は,CRISPR-Casシステムの標的配列特異性を生かし,微量な核酸配列を正確かつ簡便に検出することができる.がん遺伝子変異や薬剤耐性変異菌の検出,ウイルスや微生物感染の診断などにも応用でき,特に最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の迅速診断技術として注目を浴びている.本稿では,われわれが開発したCONAN法を中心に,CRISPR診断について紹介する.

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