すべての診療科で役立つ 身体運動学と運動療法
  • 内容見本0
  • 内容見本1
  • 内容見本2
  • 内容見本3

すべての診療科で役立つ 身体運動学と運動療法

  • 曽根博仁/編
  • 2022年03月17日発行
  • B5判
  • 187ページ
  • ISBN 9784758123884
  • 定価:4,180円(本体3,800円+税)
  • 発行済
採用検討用見本をご希望の場合は羊土社Text会員でログインをお願いします.
本書を購入ご希望の場合はこちらのページからお手続きください.
教科書採用特典
PDFダウンロード

運動器・運動生理学の基本から,臨床現場で必須の運動処方の流れ,各疾患の運動処方内容・中止基準までを体系的に解説.医師として知っておきたい身体運動学と運動療法の実践的知識が身につく一冊です.

目次

◆序【曽根博仁】

第1章 運動器・運動生理学の復習

1.骨格筋の構造と筋収縮 運動負荷/除負荷による適応変化に着目して【武政 徹】

1 骨格筋の構造と収縮機能
2 骨格筋の運動生理学的変化

2.神経系の役割【入岡 隆】

1 神経系解剖の概要
2 神経系による運動のコントロール
3 自律神経による身体調節と運動のかかわり

3.運動と呼吸・循環【中村 健】

1 運動時における呼吸と循環の役割
2 運動と呼吸
3 運動と循環

4.運動とエネルギー代謝【古市泰郎,藤井宣晴】

1 ATPの合成経路
2 糖と脂質の代謝
3 タンパク質代謝
4 骨代謝

5.運動と食事・栄養【堀川千嘉】

1 運動と食事・栄養
2 習慣的に必要なエネルギー量の考え方
3 五大栄養素の主な役割
4 水分摂取

第2章 運動と健康

1.日本人の身体活動状況【郡山さくら,澤田 亨】

1 身体活動の定義
2 身体活動の実施状況

2.心身の健康を支える体力と運動【和氣秀文,山中 航】

1 健康を支える体力
2 体力の増強を図るための運動トレーニング(健康運動)
3 健康のための3要素とQOL

3.国や世界全体の健康づくりのための身体活動・運動【長阪裕子】

1 わが国における運動・スポーツを通じた健康づくり施策の沿革
2 健康づくりのための身体活動基準・指針
3 スポーツ庁の取り組み
4 運動・スポーツを通じた健康づくりの場
5 WHOにおける身体活動推進施策

第3章 運動療法の実際

1.運動療法の考え方【木村 穣】

1 はじめに
2 医療としての運動
3 運動負荷試験
4 運動強度と種類
5 運動療法の実際
6 運動療法の実践方法

2.身体機能の評価【椿 淳裕】

1 国際生活機能分類
2 運動機能の評価
3 感覚機能の評価
4 認知機能の評価
5 歩行・ADLの評価

3.運動量の評価【中田由夫】

1 運動量
2 身体活動

4.運動負荷試験【馬屋原康高】

1 運動負荷試験の概要
2 CPXの実際
3 6分間歩行試験

5.運動療法の概要(基本的要素)【礒 良崇】

1 運動療法の目的
2 運動療法の構成
3 有酸素運動
4 レジスタンス運動
5 運動量と漸増・改訂
6 運動療法の安全性

6.運動処方箋の書き方【礒 良崇】

1 運動処方とは
2 運動処方箋の記載事項
3 運動処方箋の実例

7.リハビリテーション処方箋の書き方【原田 卓】

1 リハビリテーション処方箋の書き方
2 呼吸リハビリテーションと心臓リハビリテーション
3 脳血管疾患リハビリテーション
4 整形外科(運動器疾患)リハビリテーション

第4章 ライフステージと運動の意義

1.妊娠・授乳期【谷内洋子】

1 若年女性の身体活動の現状
2 妊娠・授乳期における運動の意義と特徴
3 妊婦・授乳婦が運動を行う際に考慮すべき事項
4 身体活動量の至適量

2.成長期(乳児・幼児・学童期・思春期)【鈴木宏哉】

1 成長期における運動と健康
2 成長期における体力向上と運動実践

3.高齢期【大藏倫博】

1 高齢者に適した運動
2 介護予防における運動の役割

4.性差と運動【能瀬さやか】

1 性差
2 性周期の影響
3 性周期やOC・LEP服用による運動トレーニングへの影響

第5章 各疾患の運動療法

1.循環器系疾患【牧田 茂】

1 心臓リハビリテーションとは
2 心臓リハビリテーションのエビデンス
3 チーム医療
4 心臓リハビリテーションの時期的区分
5 循環器疾患の運動療法のポイント
6 各種疾患と運動療法

2.呼吸器系疾患【渡部厚一】

1 呼吸リハビリテーションとは
2 運動療法をはじめる前に
3 呼吸器疾患の運動療法
4 急性期と慢性期の対応
5 各疾患と運動療法

3.代謝疾患(生活習慣病)【石黒 創,曽根博仁】

1 代謝疾患における運動とは
2 代謝疾患の運動療法のポイント
3 運動を継続してもらうポイント

4.脳神経系疾患【角田 亘,後藤和也】

1 脳神経系疾患に対するリハビリテーションの考え方
2 脳卒中に対するリハビリテーション
3 パーキンソン病に対するリハビリテーション

5.骨・関節系疾患【山本智章】

1 整形外科リハビリテーションとは
2 整形外科運動療法の基礎知識
3 整形外科疾患における具体的な運動処方
4 まとめ

6.精神疾患【上薗紗映】

1 認知症
2 統合失調症

7.悪性腫瘍【宮越浩一】

1 がん患者とリハビリテーション
2 がんによる障害
3 リハビリテーション治療計画
4 Dietz分類
5 合併症管理

8.周術期(ICUでの管理を含む)【望月 碧,笠井史人】

1 周術期とは
2 術前リハビリテーション
3 早期離床
4 集中治療後症候群(PICS)

第6章 スポーツ医学の基礎知識

1.スポーツ医学について【熊井 司】

1 身体運動とスポーツ
2 身体運動科学とスポーツ医学
3 スポーツ医学の歴史
4 スポーツドクターに関する認定資格制度

2.スポーツ現場での救急処置【熊井 司】

1 救急処置とは
2 四肢外傷に対する応急処置の考え方
3 頭部外傷
4 熱中症

3.代表的なスポーツ外傷・障害【熊井 司】

1 投球障害
2 上腕骨外上顆炎(テニス肘)
3 腰椎分離症
4 膝前十字靭帯損傷
5 足関節靭帯損傷

◆索引

サイドメニュー開く