最新蛍光イメージング活用術
【監修／宮脇敦史】

第12回　蛍光タンパク質遺伝子導入法（2）　レトロウイルスベクターによる蛍光タンパク質導入の有効活用法
　　　　北村俊雄

レトロウイルスベクターを利用するとさまざまな細胞に効率良く遺伝子を導入することができる．造血幹細胞やマスト細胞など，遺伝子導入が難しい細胞に対しても効率の良い遺伝子導入が可能である．また，一度感染が成立すると，遺伝子は染色体に組み込まれ，その発現は安定して半永久的に継続する．本稿では，レトロウイルスベクターによる遺伝子導入法において，GFPなどの蛍光タンパク質を用いていかなる実験が可能か，実例を交えて解説したい．

※本文中図３のGFP融合MgcRacGAPの細胞内局在ムービー（QuickTime形式：9.1MB）

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