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最新号(10月19日発行)
2007年11-12月号
(Vol.7 No.6)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
■ ニュース
■ 実験技術
テクノ・トレンド
■ 研究戦略
■ コラム&レポート
■ 製品・サービス情報

テクノ・トレンド

・選択的ROCK阻害剤(Y-27632)を用いた画期的なヒトES細胞培養法
  上野盛夫
従来の方法ではヒトES細胞を単一細胞レベルまで分散すると99%以上の細胞にアポトーシスが生じてしまうため,厳密なヒトES細胞培養は非常に困難であった.われわれの研究グループはすでに医学的に臨床応用されている安全な化合物である選択的ROCK阻害剤(Y-27632)がヒトES細胞において分散の際に生じるアポトーシスを抑制することを見出し,この化合物で処理することによりヒトES細胞の大量培養を可能にした.
・標的配列を見分ける天然型核酸プローブの開発と応用  〜生細胞内における核酸発現・配列解析を目指して
  山東信介,成田 敦,青山安宏
われわれは,生細胞における核酸発現解析・配列診断を非侵襲的に行うことを目標に研究を行っている.蛍光分子や消光分子で化学的にラベル化した人工核酸プローブを用いる従来法とは一線を画し,天然型核酸をプローブとする核酸配列検出手法の開発に成功した.本法は,細胞内への展開のみならず,簡便な配列検出キットとしての応用も期待される.
・ライブイメージングによる細胞トレーシングシステムの開発と応用
  藤森俊彦
特定の細胞がどこで生まれて体の中でどう挙動するか知ることは,発生生物学の中で1つの大きな課題である.線虫やホヤといった細胞の分裂パターンが個体間であまり差の無い動物では,比較的古くから細胞系譜の解析が進んできた.それに対して,細胞の分裂様式や分裂後の配置が個体間で異なる哺乳類胚では,1つ1つの個体の中での解析を積み重ねる必要がある.本稿ではマウス胚を用いた細胞トレーシングシステムを紹介しながら,技術的問題点について解説する.

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