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(4月20日発行)
2005年5-6月号
(Vol.5 No.3)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
■ プロトコール
■ テクノロジー・ニュース
Bio News
■ ビジネス&パーソン
■ コラム
■ 製品・サービス情報

Bio News

[工学]RNAを用いたナノジグソーパズル
 養王田 正文
Drexlerが提唱したナノテクの楽園では,自己組織化可能なナノマシーンが活躍する.ナノマシーンは無理だが,せめて自己組織化可能な超分子ナノ構造体を作製することがナノテクノロジーの目的の1つである.超分子構造体の代表がナノチューブやフラーレンであり,それらが現在のナノテクノロジーの基盤となっている.しかし,これでは既存の構造を利用するだけであり,高度な機能を有する超分子ナノ構造体を設計し作製することはできない.
[バイオインフォマティクス]ライフドア
 有田正規
バイオインフォマティクス(BI)を極めるには,情報系,生物・医学系の総合知識が必要になる.領域横断的な学問を学びにくい日本の学校教育のなかで,学生や研究者をどう育成するかは大きな課題とされている.文部科学省は平成13年度から,BI分野のプロフェッショナルを養成するプログラム(科学技術振興調整費の一部)を実施し,16年度までに10の大学部局を採択,現在も募集を継続する.それぞれの拠点では,大学における通常授業に追加する形でいわゆる“BI総合学習”を実施している.
[ナノテクノロジー]ナノマシンの構成ユニットとしての可能性
 村上義彦
ナノテクノロジーの目標の1つが,ナノレベルで制御される分子機械,いわゆる“ナノマシン”の開発である.例えば,“ナノテクノロジーの医療応用”をめざしたナノ医療の領域においては,“体内を自走するナノスケールのマシンによる癌治療”が1つの究極の目標となる.ナノマシンがガン組織にたどり着き,正常組織に影響を及ぼすことなく局所的な治療を行う・・・いわば究極のドラッグデリバリーシステムである.しかしその実現に向けた障壁は極めて高い.
[バイオビジネス]バイオ業界にもM & A?
 坂井知倫
2005年4月1日に(株)医学生物学研究所の子会社である(株)ゲノムサイエンス研究所とバイオベンチャー企業の(株)アドジーンが合併した.この合併により,両社は一体となって相乗効果を発揮することで株式公開の早期実現を図る予定である.日本貿易振興機構の調査によると,米国では1995年以降,バイオベンチャー間での企業合併買収が急激に増加しているという.その理由としては,バイオ企業と大手医薬品メーカーとのパートナー組み合わせが飽和状態となり適当なパートナーを探すことが困難な状態であること,企業文化が似ていることから協力体制をとりやすいこと,力のあるバイオベンチャーが他のバイオベンチャーを買収することによって事業の拡大を図っていることが挙げられている.

※「Bio News」についてはこちらをご覧下さい


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