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(8月19日発行)
2005年9-10月号
(Vol.5 No.5)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
■ インタビュー
■ テクノロジーレポート
■ プロトコール
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テクノ・トレンド
■ ビジネス&パーソン
■ コラム
■ 製品・サービス情報

テクノ・トレンド

・世界最小の溶液チャンバーアレイを用いた超高感度の酵素アッセイ
  野地博行
マイクロ加工技術を利用して,大きさミクロン立方,体積わずかフェムトリットルの超微小の溶液チャンバーアレイを作製した.この中に必要な溶液を閉じ込めるだけで,きわめて高感度に酵素反応を検出することができる.実験方法,検出原理いずれもこれまでの1分子計測とは全く異なり,非常に単純である.そのため,今回紹介する酵素反応検出だけでなく,1細胞解析や1分子DNA解析など,広くさまざまな応用が期待される.
・セマティック酵素マイクロアレイ
  Daniel P. Funeriu 三宅正人 三宅 淳
プロテインマイクロアレイを用いたハイスループットスクリーニングは,実験から定量データを容易に抽出する手法が開発されることによって,その利便性がより高まると考えられる.技術のさらなる進歩をめざし,われわれは新しいシステムを構築した.すなわち,活性を維持したまま酵素を固体支持体に共有結合させる技術,幅広いファミリー酵素の活性中心に会合し,酵素と共有結合することで酵素活性を蛍光測定可能にする,アフィニティ蛍光標識,酵素―FAL反応の動力学解析,さらにマイクロアレイの実験データから得られる阻害定数の計算方法などである.
・高速で効率の良い“cDNA・genome遺伝子のクローニング法”
  榎本 平 西村研吾 川本幸世
ポスト・ゲノム時代の重要なテーマの1つは,機能未知のタンパク質の機能を解明することである.そのためには,タンパク質をコードする遺伝子=cDNAの“迅速”クローニングが必要不可欠である.これまでの遺伝子クローニング法(colony hybridization法,PCR法,in vitro合成によるGene trap法など)は,迅速性,正確性,簡便性などの点でそれぞれ大きな欠点があり,多くの時間,労力,経費を要した.これらの欠点を克服し,迅速・正確・簡便な遺伝子クローニング方法として,1日で目的の遺伝子クローンをクローニングできる「One Day Cloning法」を開発した.

※「テクノ・トレンド」についてはこちらをご覧下さい


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