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代謝性疾患と細胞老化

Metabolic disorders and senescence
城村由和,中西 真
Yoshikazu Johmura/Makoto Nakanishi:Division of Cancer Cell Biology, Institute of Medical Science, University of Tokyo(東京大学医科学研究所 癌防御シグナル分野)
10.18958/6977-00001-0000034-00

近年の研究から,加齢や生活習慣に伴う生体内への老化細胞の蓄積が,2型糖尿病や骨粗鬆症,さらには非アルコール性脂肪性肝炎などの代謝疾患の発症や病態に大きくかかわっていることがわかってきた.さらに,これらの疾患から老化細胞を選択的に除去すると,病態が大きく改善することも示された.しかしながら,どのような細胞の老化がこれらの病態を誘導しているのか? また,これら老化細胞の性質はどうなっているのか? など,まだ多くの謎が残っている.本稿では最近われわれの研究室を中心に開発したグルタミン代謝を標的とした老化細胞除去療法と,これを用いた代謝性疾患改善効果について概要する.

2型糖尿病,骨粗鬆症,グルタミノリシス,GLS1

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