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経鼻粘膜ワクチン研究の最前線

Frontiers of nasal mucosal vaccine research and development
森山美優,岩崎明子
Miyu Moriyama1)/Akiko Iwasaki 1)〜3):Department of Immunobiology, Yale University School of Medicine1)/Department of Molecular Cellular and Developmental Biology, Yale University 2)/Howard Hughes Medical Institute 3)(イェール大学医学部免疫生物学部門1)/イェール大学分子細胞発生生物学部門2)/ハワードヒューズ医学研究所3)
10.18958/7281-00001-0000487-00

消化器や呼吸器,泌尿生殖器といった全身の粘膜表面は直接外界に接しており,器官特有の機能を保ちつつ病原体の感染に備えるため独自の粘膜免疫機構が発達している.さまざまな感染症における粘膜免疫応答の理解が進むとともに,その特性を利用した粘膜ワクチンの(前)臨床開発が活発に行われている.特に,新型コロナウイルスの流行を契機とした呼吸器粘膜を標的とする粘膜ワクチン研究の進展には目覚ましいものがある.本稿では,ウイルス感染症における経鼻粘膜ワクチン研究の歴史と近年の研究動向について概説し,われわれの最新の研究例を紹介する.

粘膜ワクチン,呼吸器ウイルス,粘膜免疫,新型コロナウイルス

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