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Y染色体喪失(LOY)を規定する遺伝因子

Genomic components defining loss of chromosome Y
10.18958/7991-00036-0006601-00
寺尾知可史
Chikashi Terao:藤田医科大学研究推進本部ゲノミクス医学センター統計応用遺伝医学講座/静岡県立総合病院臨床研究部/静岡県立大学薬学部ゲノム病態解析講座

LOYは遺伝因子の寄与が強い体細胞モザイクであり,これまでに数百の関連領域が示されている.これらの情報はLOYの発生機序に関する生物学的情報を与えるもので,がん関連遺伝子,血球分化,細胞増殖などにかかわる遺伝子が多く同定されている.そしてこれら遺伝解析結果を遺伝子発現解析と結びつける研究も行われており,造血過程のどの段階でLOYが発生しているのかが示されている.LOYが他疾患や形質の原因であることを遺伝的に示す解析も行われており,LOYに対するモニタリングや介入戦略の開発につながる可能性がある.

遺伝多型,がん関連遺伝子,血球分化,メンデルランダム化テスト

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