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【スマホで読める実験医学】固形がんにおけるLOYの生物学的,臨床学的意義
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固形がんにおけるY染色体喪失(LOY)は,1980年代後半より複数のがん種で報告されてきた染色体異常であるが,近年ではがん増殖を促進するドライバーの側面も提唱され,その位置づけはなお議論の途上にある.LOYはY染色体上の転写制御やDNA損傷応答に関与する遺伝子の喪失に加え,T細胞疲弊を介した免疫抑制など複数の機序でがん進展への寄与が示唆されており,さらに免疫チェックポイント阻害薬の効果予測バイオマーカーとしての可能性も報告されている.本稿では固形がんにおけるLOYの生物学的,臨床学的意義を概説する.
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