スマホで読める実験医学
550円

口腔環境と腸内環境の相互作用と健康への影響

Reciprocal communications between oral and gut ecologies implicate systemic health
山崎恭子,山崎和久
Kyoko Yamazaki1)/Kazuhisa Yamazaki2):Division of Periodontology, Niigata University Graduate School of Medical and Dental Sciences1)/Laboratory for Intestinal Ecosystem, RIKEN Center for Integrative Medical Sciences(IMS)2)(新潟大学大学院医歯学総合研究科 歯周診断・再建学分野1)/理化学研究所生命医科学研究センター粘膜システム研究チーム2)
10.18958/6885-00001-0000809-00

近年,腸内細菌叢が全身の健康に大きな影響を与えることが明らかになってきており,さまざまな疾患における細菌叢の構成異常に関する解析が進んでいる.腸内細菌叢の構成はさまざまな要因により影響を受けるが,症例対照研究における腸内細菌叢の網羅的解析から,口腔細菌の役割も注目されるようになってきた.口腔内の細菌は腸管に匹敵する多様性を持つといわれ,細菌数も腸管に次ぐ.口腔細菌の大部分は嚥下(えんげ)されるが,その後の帰結,とりわけ腸内細菌叢への影響については不明の点が多い.本稿では,口腔細菌叢と腸内細菌叢の関連について概説する.

歯周炎,口腔細菌の腸管定着,菌血症,尿酸,高脂肪食

この記事は有料記事です

(残り約8,500文字)

  • 【スマホで読める実験医学】口腔環境と腸内環境の相互作用と健康への影響
    550円