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冬眠動物シマリスの冬眠に伴う遺伝子発現制御機構:冬眠・休眠のバイオロジー

塚本大輔,高松信彦
Daisuke Tsukamoto:Laboratory of Molecular Biology, Department of Biosciences, School of Science, Kitasato University.(北里大学理学部生物科学科分子生物学講座)
10.18958/6571-00002-0000902-00

恒温性を獲得した哺乳類のなかには,季節変化や飢餓等の刺激に対する生存戦略として,体温を低下させる「冬眠(hibernation)・休眠(torpor)」を行う「異温動物」が存在する.いまだ謎に包まれた哺乳類の休眠機構の研究は,大きな医学・創薬への応用可能性を秘めた生物学のフロンティアである.(企画/山口良文)

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