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行列因子分解で読み解くマルチオミクス解析の基礎

The basics of multi-omics analysis with matrix factorization
島村徹平,阿部 興,平山正昭,大野欽司
Teppei Shimamura1)/Ko Abe1)/Masaaki Hirayama2)/Kinji Ohno3):Division of Systems Biology, Nagoya University Graduate School of Medicine1)/Department of Pathophysiological Laboratory Sciences, Nagoya University Graduate School of Medicine2)/Division of Neurogenetics, Nagoya University Graduate School of Medicine3)(名古屋大学大学院医学系研究科システム生物学分野1)/名古屋大学大学院医学系研究科病態解析学講座2)/名古屋大学大学院医学系研究科神経遺伝情報学分野3)
10.18958/6569-00001-0000915-00

核酸やタンパク質,代謝物などの生命分子を網羅的に同時計測するマルチオミクス計測技術は,生命科学研究においてますます一般的になってきている.本稿では,マルチオミクスデータに潜んでいる隠されたパターンを炙り出し,複数のレイヤーに跨る生命現象の分子機序や相互作用の解明につなげるための方法の一つとして,行列因子分解に焦点を当て,最新の解析技術のいくつかを概説する.また,トランスオミクス解析の重要性について,われわれが行っている細菌叢と代謝の関連解析の例を挙げて紹介する.

行列因子分解,次元削減,データ統合,確率生成モデル,メタゲノム,メタボローム

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