抗原ペプチド・HLA分子複合体をビオチンとアビジンで四量体にすることにより,それを認識するT細胞受容体をもつT細胞に安定に結合し,蛍光色素結合HLAテトラマーを用いて,生体内でのがん抗原特異的T細胞の状態を定量的・定性的に解析可能である.免疫療法での免疫誘導効果の測定にも使用されている.