multiple reaction monitoring法の略.SRM(selected reaction monitoring)法ともよばれる.3連4重極型質量分析計を用いた定量分析法である.特定質量をもつイオン(ここではペプチド)を通過させる質量フィルター(Q1)とガス衝突誘起開裂(CID:collision induced dissociation)によって生じる断片を通過させる質量フィルター(Q3)の組合わせ(MRM-transition)を設定し,この2つの質量フィルターを通過できるイオンを検出することで,複雑な試料中に含まれる特定成分を特異的に定量する方法.