呼吸器多核体ウイルス(RSV:respiratory syncytial virus)

10種の遺伝子をコードする約15,000塩基の一本鎖RNAをもつ.近縁ウイルスに,はしかウイルスがある.RSV感染は一般での認知度は低いが,乳幼児の呼吸器感染症のなかではもっとも多いもので,2歳以下,特に生後3〜6カ月の小児の多くが感染する.症状は大部分は軽微ですむが,細気管支(気管支から肺へ移行する領域)炎を生じて呼吸困難となり,死亡する例もある.流行は冬から春である.

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